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5度目の異世界は…  作者: ゆう
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暗殺者を捕まえたら当然身体検査だよね☆

ケビンの屋敷を出た俺は街を散策する。

街は活気があり屋台や市なんかが開かれていた。

俺は歩きながら人通りの少ない路地裏に入る。

すると、背後から殺気を感じて振り返る。

相手はわかっている、一昨日からずっと尾行しているヤツだ。

ヒュッ!と風を切る音がして矢が飛んできた、俺は前回同様右手で掴む。

すると矢の影に隠れて投げナイフが飛んで来た。

ナイフは俺の顔めがけて飛んで来たので頭を横に傾げ躱す。


俺が投げナイフを躱した後、間髪入れずにナイフを持った黒い影が襲い掛かってきた。

影は俺の首目掛けてナイフで鋭い突きを放つ、俺はナイフを紙一重で躱しながら【無限収納】から《神銀の鎖》を取り出す。

《神銀の鎖》は前にマリアの防具に使った残りだ、ナイフを躱した俺は、素早く影を鎖で縛る。


どうやら、《神銀の鎖》で縛られた影は観念した様で黒い影が無くなり、中から鎖で縛られた女が出てきた。


「くっ…殺せ!」


女は顔を黒い布で隠されているので表情はわからないが悔しそうな声でそんな言葉を吐き捨てる。


「何故俺を襲った?」


無駄だと思うがとりあえず聞いてみた。


「言うと思うか?」


女は挑発的な言葉を投げかける。


「ふ〜ん…まぁいいや、ここじゃアレだから先に宿でもとるか」


俺は女をお姫様抱っこで抱え上げる。


「〜〜///」


俺が抱え上げると女は大人しくなったのでそのまま近場の宿屋を探す。


暫く歩くと小さめの宿を見つけたのでその中に入ると、シックな雰囲気の内装でカウンターには1人の男が立っていた。


「いらっしゃいませ」


男はバーテンダーの様な格好で挨拶する。

俺は女をお姫様抱っこで抱え上げたままカウンターに向かう。


「一晩頼む」


俺が簡潔に用件を伝えると。


「畏まりました、銀貨2枚です」


俺が、料金をカウンターに置くと、男がカウンターに鍵を置く。


「202号室だ」


俺は鍵を受け取り。


「ありがとう」


俺は部屋に移動した。

部屋は思いのほか広く、ベットや家具は清潔感もあり豪華では無いがそれが逆に落ち着いた雰囲気で俺には好ましい。

部屋に入ってドアを閉めた瞬間に逃さないように結界を張る。

俺はベットに腰を下ろし膝に女を抱える。


「それじゃ、まずは素顔を見せて貰おうかな〜♪」


俺が女の顔に巻かれている布を剥ぐ女は特に抵抗せずされるがままだ布を剥ぎ終えるとそこに、黒髪褐色肌の美少女顔が姿を表した。

耳が長めな事からこの娘がダークエルフだという事がわかる。


「お!可愛い顔だね〜♪」


俺が素直に思った事を告げる、すると女は驚いた顔をして。


「嘘…嘘やろ?可愛かはずなか!私そんなことこの200年言われた事なかとよ!」


「ん?それがダークエルフの喋り方?」


「そうよ〜もう顔まで見られたけん、隠してもしょうがなか!まぁ、そんなことどうでも良かけん!それより私が可愛かってほんとね?」


女は目を見開いて食い気味に尋ねてきた。

いきなりキャラ変わりすぎだが俺は正直に褒める。


「あぁ、可愛いいと思うぞ」


「えへへ〜ありがと〜♡嘘でも嬉しか〜!」


嘘じゃないんだが…まぁいいか

喋りながら俺は女を縛っていた鎖を外していく。


「君の名前は?」


「私?ん〜教えてあげてもいいけど〜どうしようかな〜」


俺は鎖を外し終えて抱きかかえていたダークエルフをベットにフワリと投げる。


「キャッ!結構乱暴やね」


「これは尋問だぞ?さぁ、情報を吐いて貰おうか?」


俺はニヤリと笑いながらベットに上がる。

そして服を脱ぎ上半身裸になる。


「す…凄い///」


ダークエルフは顔を真っ赤にしながら俺を見ている。


「素直に喋らない奴には身体検査をしなくちゃいかんな」


俺はそう言いながらダークエルフの服を脱がしていく、下着姿になったダークエルフは凄かった。

どう凄かったかと言うと胸が…カレンと同じぐらいのサイズだった、しかも身長も実は上げ底の靴を履いていて実際はほぼカレンと同じぐらいの身長で、カレンと並べると凄いことになりそうだ。

服を脱がせ終わったダークエルフに問い掛ける。


「さて、次は口の中だよ?」


俺は右手でダークエルフの頭をすくい上げ唇を奪う、そのまま口の中に舌を滑り込ませ隅から隅まで調べる。


ダークエルフはポ〜っと放心状態で俺を見ている。


「そろそろ、素直に喋る気になったかな?」


俺が笑顔で問い掛けると。


「はい♡」


と返事をしたので聞きたい事を並べていく。


「君の名前は?」


「ネルです♡」


「ネルだね、ネルは何者?」


「見ての通り暗殺者ばい」


「暗殺者か…暗殺者のネルは何故俺を狙った?」


「王女を殺すのに邪魔だからってのが一番やね〜けど他にも私が射た矢を素手で掴まれるなんて暗殺者のプライド的にも許せんけんね!」


「なるほどね…」


「ねえ、そろそろ服着ても…よか?」


「ダ〜メ♪これからが本番なんだから」


俺は笑顔でネルの提案を却下して、次の日の朝まで身体検査でネルの隅から隅まで調べた。


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