春の蕾に口づけを
最新エピソード掲載日:2026/10/31
満開の桜が咲き誇る春の日、明白は川に身を投げた青年を見つける。
命を救われた青年には、名前がなかった。
過去を思い出すことさえ拒む彼に、明白は「春蕾」という名前を贈る。
それは、まだ花開くことのない蕾のような青年に、これから訪れる春を願ってつけた名前だった。
澄み渡る川のほとりで始まった、二人の出会い。
それは、明白が初めて恋をした瞬間でもあった。
「妖狐と亡国の皇太子」では語ることのできない清陽(明白)と春蕾の二人の物語。
※明白は清陽の名で、清陽という名は字(あざな)です。
第1話
2026/10/31 16:38