吾輩は仕事熱心である。
久しぶりにガッツリ仕事をしようと思う。
出勤前に御子息の部屋へ恒例の撒き毛をする。
更に隣の部屋で綺麗に畳まれた洗濯物へ猫タックル。
気持ちいいから10回もやってしまった。
おかげでいい感じに一面へ広がったようだ。
美也殿の部屋は・・・
触らぬ神に祟りなしと。
同じ理由で母上と小織殿の部屋もスルー。
今回は少し遠出をする。
以前喘息とやらでこの町を離れた少年の近所に、御子息の友人がもう一人住んでいる。
茄子の様な顔に茶色の頭は、人類稀に見るバカ面だ。
今日の仕事相手はこのナスではなく、姉のチチ無し女である。
手始めに気付かれない様、まな板胸の大好物”ベッキー”とやらを前足で何度もぐにっと。
その名の通りベッキベキにしてやった。
少し重いが、テレビの下にある箱型の機械を苦労して引きずり出す。
それをグシャグシャにしたベッキーの上へ。
このメカはナス頭が大切にしているのを既にニャン太郎から確認済み。
ここで少し歯が痒くなり、機械の中から出ている黒い紐を噛むことに。
とんかつ屋の主人なら泣いて喜ぶぐらい紐の中にある筋をズタズタにしてしまう。
・・・まぁいいか。
後は大切にしているパンプスを片方だけ咥えてお風呂場へ。
この時クイっと壁に備え付けられているレバーを引けば・・・
{ザザァーッ}
「ウニャニャンッ!」
前足に水が掛かってしまった!
なんと不愉快なっ!
腹立たしいのでナスの部屋へ行き、机の上にあった手帳を持ち出す。
せい・と・てちょう・・や・だ・・どう・・む?何が書いてあるかよく分からないがこれを使おう。
そしてもう一度風呂場へ戻り、それを靴の中へ・・・。
今日はまだ商店街の営業も残っているからこの場所はこれぐらいにしておこう。
フゥ~、もう少し頑張らねば!
この数時間後、女性の声で”童夢出てこい!ブッコロしてやる!!”との声が商店街まで聞こえて来たそうな。
今日は我輩頑張ってますねぇー。




