吾輩は蛇がトラウマである!
こんな暑い日は仕事どころではない。
我輩達は日陰へ直行、ぐでぇ~っとなるのである。
これには欠点もある。
最近でこそあまり見かけなくなったのだが、犬族の糞がそこにはよくある。
日陰を走り回って何度奴等のウンコを踏んだか・・・。
他にも影の上を走っていたら溝になっているのに気づかず落ちたとか。
何気に寝ころんだら蛇が居たとか・・・。
そう、問題はこの蛇である。
動くものに何かと反応してしまう我輩達。
町で蛇を見掛けてよく遊んだものだ。
近所の緑地公園へ行った時の出来事。
その日はニャン吉やニャン太郎が先に来ていた。
セコイ奴らはエサ撒きババァの猫缶でも食べに来たのだろう。
あー、セコっ!
しかしよく見ると、二匹は蛇と戯れているではないか。
我輩仲間に入れてもらうべくダッシュで蛇に近づき、得意の猫パンチを繰り出した!
{カプ}
「ニャニャン?」
右前足に妙な違和感。
そりゃあ奴等だって野生動物の端くれである。
追い詰められればバイト攻撃の一つもするだろう。
ところがいつもと違う激痛に、ヤツが噛みついたままぶら下がっている前足を見る。
アレレ?我輩の知っている蛇ではないな?
よく見かけるシマシマや青黒いやつではなく、枯葉を重ねたようなガラ。
しかも頭が三角形。
ハテ?
ダッシュで逃げるニャン吉とニャン太郎。
その顔は詐欺師の様な笑みを浮かべていた、
そして我輩は気付くのだ。
嵌められたのだと・・・。
あまりの痛さにブンブン前足を振り回すとヤツは飛ばされて数メートル先へ。
偶然散歩に来ていた坂の病院にいる犬の前へ。
クンクン臭いをかいで・・・
「キャインッ!」
フッ、ヤツもやられたようだ。
いい気味である。
次の日、右前足が大根の様な猫と、顔がナスみたいに膨れたビーグル犬の姿が坂の病院内で目撃されたとかされてないとか。




