吾輩は金儲けの道具ではないのである!②
「この猫ちゃんかーわいいー!!」
陰に隠れている我輩を早速見つけ出す頭が空っぽそうな女。
決まって小太りで不細工。
・・・と思ったらキサマは男ではないか!
不潔そうなロン毛に薄っすらメイクまでしやがりおって!
触るな馬鹿者が!
汚らわしいっ!
我輩にそのケはないぞ?
おおかた同僚の女子に誘われてきたのであろう?
そんなやつにはこうだ!
「ニャ~ン?」
このスリスリ攻撃でキサマを我輩の毛まみれにしてやる!
しかもダニのオプション付きだ!
「うおっ!チョーかわええ!!ちょっとこっち来てみ?」
同僚を呼びやがったな?
ならばこうだ!
「ウニャン?」
腹を出して油断を誘う攻撃!
シメシメ・・・近づいて来たぞ?
「ホントだー!なにこの猫カワイ過ぎぃ~っ!!」
今だっ!
その手にあるカップを狙ってジャンプ!
「ニギャッ!!」
{ガチャバッシャッ!!}
「あついっ!」
しかも直ぐに男の方を見て全身の毛を立てる!
迫真の演技で怒りを装うのだ!
「ニギャアァァァァァァッ!!!!!」
「ちょっと!猫ちゃん怒ってるじゃないのよ!!アンタなんかしたんでしょ?だから驚いて私の手にぶつかったんじゃないの??おかげで火傷したわよ!!!責任取りなさいよねっ!!!!」
「い、いや・・なにもしてな・・」
「言い訳するの!ったく、男らしくないんだから!!明日会社で今日の事言いふらしてやるからねっ!!!」
揉め始めた二人を見て、速攻隠れる。
ムフフ、いい感触だな。
もっとやれ!
さすれば仕事のし甲斐があるってもんだ!
「お、お客様っ!!」
騒ぎを見て、店員が駆けつけて来た!
バレると邪魔臭いから隠れる場所を移すとするか・・・。
その後、強制退店される二人。
それでも店には入れ替わり立ち替わりで次々新しいお客が。
さて、次は誰に仕事をするかな。




