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お支払いは命でお願いします 完結編

現在、王城上空にいます。上から見ると王城は立派に造られているのがわかる。建物に歪みが見当たらない程だ。そして、この純白!では無く俺の苔に染まった緑!素晴らしいじゃないか。え?緑が余分だって?やかましい!人は緑好きだろ!特に首都の人達とか。250年前の話だけどな。

 さて着陸しようかな。先ずはリアちゃんを回収せねば。多分これが一番大変だろーな。では、念話開始! (リアちゃん聞こえるか?マサトキだ。全ての荷物を持って城の屋上に出てきてくれるかな?)

 おっ!気付いたらしいな。リアちゃんが外を窓から見ているな。おっ!此方見たぞ!俺はリアに手を振る。リアちゃんも俺を見て笑顔で手を振ってカーテンを閉めた。

 「っておい!カーテン閉めんなよ!」

 そして、下着とか服を詰め込み始めた。あ、そういうことね。リアちゃんにも羞恥心はあるんだな。やっぱり腐っても女は女なんだな。俺はリアちゃんのこういう一面に魅力を感じて、惹かれたのかもしれない。

 おっと、準備が終わった様だな。部屋を出て、

階段を上り始め最上階に来た。おいそっちは屋上じゃないぞ!姫ちゃまの部屋だ!

 リアは姫を起こさないようにそっと扉を閉めた。

 そのあとも迷いに迷って屋上にたどり着いた。その間15分。やっぱりリアちゃんの回収が一番大変だったな。

 「マサトキ、おかえりなさいませ。でも、何で此方に帰って来ているのですか?」

 俺がこのドラゴンから降りたその一言目がこれだ。天然は現在の様だな。

 「あぁ、ちょっとね、王様に用が有ってね。急いで帰って来たんだ」

 「そうですか。どうして私の荷物を持ってこさせたのですか?」

 「それは、こういうことだ!」

 俺はリアちゃんをお姫様抱っこしドラゴンの背中に乗せた。

 「あわわわわ。びっくりしました。そういえばドラゴンがいましたね」

 「そういえばって、リアちゃんにとってドラゴンは怖くないのかい?」

 「怖くないです。余裕で倒せますし」

 は?マジか!リアちゃん強かったのか!俺はこんなド天然が強いわけないと思って鑑定していなかったな。まぁ、いいや後で確認しよう。

 これを聞いたドラゴン君が落ち込んでしょんぼりしている。

 「こいつは全ステータス10億越えているんだぞ?」

 「え!本当ですか!こ、怖いです!」

 そう言ってリアちゃんが抱きついて来た。いやーお化け屋敷ってこんな感じなのかー。以外にいいな。ドラゴン君は怖がられて満足気にして、尻尾を振っている。お前、犬か?

 「大丈夫だって。こいつは俺の仲間で攻撃はしないさ」

 「本当ですか?」 

 「本当だよ」

 そう言ってリアちゃんの頭を撫でる。あーすげぇ可愛いな。今すぐ結婚してくれないかな。

 「よかったです!」

 「それじゃ俺はいってくるよ」

 「はい、行ってらっしゃいませ」

 俺はリアちゃんと別れ、王城に飛び降りる。

 因みに創造スキルで落花ダメージ無効を創っておいたから死なないぞ。

 屋上に着地すると、地面の石に足首がめり込んだ。足首を抜いて城に入って王様の部屋に行き叩き起こす。

 「何者!無礼だぞ!」

 「黙れ!」

 「なっ!貴様は死んだ筈では!」

 「やっぱりお前が俺を殺すように騎士達に命令したようだな」

 「ふっどうやって逃げてきたか知らんが知ってしまったのではしょうがない。死んでもらおう」

 王は枕の下のスイッチのついた魔道具を押す。そのすぐ後に王城に兵士の声と、慌ただしい足音がしてきた。

 「くくく、ここはもうじき兵士が駆け付け貴様を捕らえるだろう」

 王がそれを言い終わない内に兵士は駆け付けて来た。

 「失礼します!」

 ドアを勢いよく開け俺を確認すると槍を構える。

 二十人程の兵士が王の部屋に雪崩れ込む。

 「王様から離れて武器をおけ!さもなくば貴様をここで切る」

 俺は聞いて吹き出した。

 「ぶっ」

 「何が可笑しい!」

 「何ってお前らがこのおっさんを助ける為だけに命を張っていることだ」

 「貴様!不法浸入だけでなく王を侮辱するとは!ここで死罪にする!」

 兵士達が俺を囲み、一斉に槍を俺に突き刺した。

 バキバキバキ

 俺の物防が当たった槍を弾き一斉に折れた。

 「何!こいつは強い!皆下がるぞ!」

 一斉に盾を俺に向け下がる。王はもう既に逃げ、王の間に沢山の兵士を集め防御を固めている。

 俺は盾を向けながら下がる兵士達を盾ごと切り裂いた。ベットのシーツに血が飛び散る。ドアの向こうに隠れた兵士をドアごと高周波ブレードで刺し殺す。兵士の叫び声と共に兵士がドアと一緒に倒れる。俺はそいつを足で跨ぎ廊下へと出ると、所狭しと兵士が槍を構えている。

 「この化け物め!」

 「皆槍を構えろ!」

 兵士達は腰をさげ槍を構える。

 「雑魚だなお前ら。もっと強い奴いねーのかよ」

 突きを無数に放つが、俺はそいつを全て避け、兵士の首を数え切れない程はねていった。

 王の間の扉を蹴破ると5人の兵士が槍で突っ込んで来たが、一人目は腕を切り、首をはね、二人目は足を切り、バランスを崩し倒れる所を首をはね、三人目は、腹を蹴り、うずくまった所で首チョンパし、四人目の槍を素手で止め、四人目と、五人目の槍を突き刺し合わせて殺した。  

 王の間には沢山の兵士がまだまだいる。王は俺の危険性にやっと気付いたらしい。周りの兵士も怖じ気付き後ずさる。

 「何をやっておる。早く殺せ!」

 「で、でも王様!」

 「早く殺らねば貴様らの家族もただではすまんぞ!」

 これを聞いた兵士達は家族と聞いて槍を握る手に力を込める。

 そして俺にまた一人、そしてまた一人と攻めてくるが呆気なく瞬殺されていき、とうとう王様一人になった。

 「貴様!こんなことをしてただでは済まぬぞ!」

 「ハァー何言ってるんだよ。お前が俺を馬鹿にし、殺そうとしたからこうなってんの。馬鹿なの死ぬの?」

 俺はレールガンで天井をぶち抜きドラゴン君の顔が見えるようにした。そしてドラゴン君の口から団長とクラスメイトの死体が出される。そして、この王の間に散らばり落ちる。

 「こ、こやつらは!だ、団長!救世主殿!」

 どうやら騎士団長の腕だけでわかってくれたらしい。王はこれを見たとたんに顔を真っ青にしながら土下座をして謝罪の言葉を述べ始めた。

 「すまなかった!私が悪かった!お主にはもう関わらないと約束しよう!何が欲しい?金か?娘か?」

 「金なんて要らねぇよ。それに、お前の娘なんて俺の柄じゃねぇし」

 「で、では一体この示談に何をお支払いすればよいのでしょうか?」

 俺はその言葉を待っていた。俺は笑いながら

 「お支払いは命でお願いします」

 王の腕を切り落とす。

 「ぐぁぁぁ!お許しを!お許しを!」

 「では、これで許すとしますかね」

 王の首を切り飛ばし収納する。

 その時、

 「キャーー!お父様!」

 姫さんが首のない王に駆け寄る。死んだ王の体に抱きつき涙を流し、俺を睨みつける。

 「どうして!どうしてお父様を殺したのですか!」

 「お前らが俺を馬鹿にして、殺そうとしたから殺した。そして、お前も殺す」

 「黙りなさい!この外道!」

 短剣を取り出し俺に飛び掛かってきた。

 一瞬で何回も突きを放って来るのを踊る様に避け、突きをして、腕を引くその瞬間に踏み込み首を飛ばした。その首をすぐに収納する。多分魔族の国に入るとき役に立つと思うからだ。

 「さて、もういいかな」

 外には沢山の兵士がいるが俺は目的を達成したのでこの城を去ることに決めた。

 屋上からドラゴン君に飛び乗り下を見る。

 「ドラゴン君。この城を破壊しつくすブレスして」

 兵士達はドラゴン君のブレスの光に気付き王城の中に逃げて行った。一人だけ女性が王城を出て町に逃げて行ったな。あいつは賢いな。

 ブレスのエネルギーが充填され、放たれる。

 「グァァァァ!」

 一筋の光が王城に降り注ぎ届いたとき、城が蒸発して無くなった。

 その跡にはクレーターが出来た。

 それを見ていたリアちゃんが

 「私の家がー」と言っていたが無視をしておいた。

 俺の復讐はこれで完全に幕を閉じた。

 「なぁリア?」

 「はい、何ですか?マサトキ」

 「俺について来てくれないか?」

 「それは当たり前です。私の家を壊して責任取ってもらわないと困っちゃいます」

 「ははは、だよな」

 「はい。それに、マサトキといると楽しいです」

 「だろうね。俺は楽しいことなら何でもする奴だからな」

 「ふふふ、期待しています」

 

 その日、誰も見たことのない巨大なドラゴンは街を飛び去って行った。

 

俺のベッドフォンがチートコードを奏でちゃってる件も連載してます。

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