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エピローグ

 地方都市カルデアの離宮にて、侍女達の大部屋に1人の新人侍女が駆け込んできた。

 一日の仕事を終えた彼女の手には、封を切られた手紙が握られている。

 少女は栗色のお下げを揺らしつつ8人部屋の奥のベッドにまで走ると、そこで向き合って話していた2人の少女の間に割り込んだ。


「アニー、レイシー!」

「あ、キャリーお疲れ」

「お疲れ様」


 アニーとレイシーは会話を中断すると、揃ってキャリーへと向いた。

 カルデア駐屯地でしばらく仕事をしていた3人は、すでに離宮に戻っていた。今は以前のように、また離宮内の仕事をこなす毎日である。


「――姉さんから手紙が届いたんだけど、すごいことが書いてあるの!!」


 興奮気味のキャリーにレイシーは首を傾げて「なぁに?」と問いかける。

 キャリーは手紙を広げつつ、頬を上気させて捲くし立てた。


「なんかね、今度のお休みの時にね、私に紹介したい人が居るんだって!誰だと思う?!?!」


 キャリーの唐突な問いかけに、アニーとレイシーはぽかんとして固まる。


「…結婚相手かなんか?」

「そうかな、そうかな?!うわぁー!誰だと思う?!?!」


 再度問いかけるキャリーに、レイシーはクスッと笑った。


「”誰か”は私達、絶対分からない」

「そうだよ。なに言ってんの。キャリーが知らなきゃ、知るわけないでしょ?」

「あぁ~そうだよねぇ~~!あぁ~、なんで書いてないんだろぉ~!!」

「…キャリーの知らない人だから?」

「えー!そんなぁぁ…あ、でもそうか。知らないと思ってるってことも…」


 キャリーの反応の意味がよく分からず、アニーとレイシーは目を合わせて首をひねる。

 ひとしきり興奮をまきちらして漸く落ち着いたキャリーは、肩を下ろしつつ手紙を封に戻した。

 そしてふとアニーとレイシーを見る。


「…なにか話してた?」

「話してた!」


 アニーが思い出したように顔をしかめた。


「レイシーの男、頭くんのよ!自分の都合でレイシーの休みずらさせたくせに、急にその日はやっぱ会えないとか言ってきたらしいんだから。いい加減、別れろってゆってんのにさぁー。言うなりになるから、つけあがんだって!」


 レイシーがしょんぼりと俯く。またそういう話かと、キャリーは苦笑いで応じた。

 レイシーは最近、恋人に振り回される度にアニーに報告する。そして毎回アニーを怒らせ、本人に文句を言えと説教を受けている。怒られるのを分かっていて、それでも話すところが不思議であるが、レイシーに言わせるとアニーが自分の代わりに勝手な恋人に対して怒ってくれるのが嬉しいらしい。

 そんな気持ちが湧くところを見ると、もしかしたらレイシーが恋人との不満ばかりな関係を断ち切る勇気を手に入れる日も近いのかもしれない。

 キャリーはとりあえずその流れを見守りつつ、正反対の2人のやりとりを楽しんでいる。


 来月は長期のお休みもある。

 離宮での日々は、順調である――。


 ◆


 ローランド王国王都の商店街を、アーロンとリンが並んで歩いていた。

 日暮れ時、いつもなら家で夕食をとる時間だが、珍しく2人で買い物に出てきている。

 教師を目指すリンが新しく通い始めた学校で使う本を探しに出てきたついでに、夕食もたまには外で食べようという計画である。

 専門書を扱う本屋を目指して歩きながら、リンはアーロンの腕にすがるように掴まっていた。


「何の本だっけ?」


 アーロンの問いかけに、リンの翡翠色の瞳が彼を振り仰ぐ。


「歴史の本。最近はアリステアの歴史も載ってるんだよ」

「おぉ~。すげぇな」

「お父様の名前も載ってるの!」

「それは……読まないと」

「読まないほうがいいよ。絶対別人みたいに書いてあるから」


 リンの言葉に、アーロンが声を立てて笑う。そんな笑顔を見ながら、リンも頬を緩ませ彼の腕に寄り添った。

 不意に、アーロンが足を止めた。くっついていたリンも、つんのめるように立ち止まる。

 訝しげにアーロンを振り仰ぐと、彼は目を丸くし遠くの一点を見詰めていた。

 その視線を追って、リンの目もごく自然に彼の見付けた人物に行き当たる。


「あ…、――ローラさっ…!!」


 呼び掛けたと同時にアーロンの手に塞がれ、リンの声は中途半端に途切れる。

 それでもちゃんと届いたようで、前を歩いていた栗色の髪の女性がくるりとこちらを振り返った。リンとアーロンの姿を見つけ、ひょいっと眉を上げる。それに合わせ、彼女の隣に居た背の高い男性もまた振り返った。

 そこで初めて、リンは彼女が一人でないことに気付いた。

 日焼けした肌、ダークブラウンの髪と目。威圧感のある大きな体の男の人だった。

 ローラの手は、よく見ると彼の腕に掛かっている。

 

 アーロンとリンはとっさに離れて立ち、ぎこちない笑顔でローラに手を振った。

 なんとなく気恥ずかしくなる2人とは裏腹に、ローラは彼の腕に手を掛けたままこちらにやって来る。

 ローラの連れの男性はリンにとっては見知らぬ人だったが、アーロンとは顔見知りらしい。アーロンの前に来ると、すっと一礼して言った。


「ご無沙汰しています、隊長」


 条件反射だろう、アーロンもぺこりと頭を下げる。


「あ、どうも。こちらこそ」


 そんなアーロンに、男性はぷっと吹き出した。


「お変わりないですね、隊長。ご活躍は伺っております。このたびは、おめでとうございました。騎士の称号を授与されたと聞いて、隊長の下に居た隊員達はとても寂しがってましたよ。そういえばもう”隊長”とお呼びするのも不適切でしたね」

「いやいいよ、隊長で。隊長だった頃の方がまだ威張れてたし。今は完全に下っ端だから」


 アーロンの返事に、男性は「なるほど」とまた笑う。アーロンは改めて目の前の2人に問うような視線を送った。


「えーっと…」

「あぁ!」


 ローラがそれに応えて説明する。


「実は、色々あってお付き合いしてて…。今度、結婚することになったの」

「――えぇぇぇ!!!」

「結婚!!!」


 アーロンは純粋に驚き、リンはめでたい話に喜色を浮かべ、揃って声を上げた。

 ローラの隣の男性が、ふとその目をリンに向ける。アーロンに対し、「奥様ですか?」と問いかけた。


「え、うん」


 アーロンが半ば呆然としたまま頷くと、男性はリンに片手を差し出した。


「初めまして。オリビエ・マーキンソンです」

「あ、初めまして!!リンティア・アルフォードです!」


 握手を交わす横で、ローラがオリビエに「リンちゃんはキース様の姪御さんなの」と紹介した。


「え…?」


 リンの手を握ったままオリビエが目を丸くする。そして改めてまじまじとリンの顔を観察し始める。

 戸惑うリンを他所に、オリビエは「確かに…」と呟いてローラを振り返った。


「言われてみると、似てるでしょ?」

「うん。姪御さんが居たなんて知らなかった」

「そうなの。私もずっと知らなかったんだけど…」


 なにやら2人で会話を始めてしまった。

 リンの目が助けを求めるようにアーロンを見る。アーロンはそれに気付く様子も無く、ただ目を丸くして初々しい恋人達を眺めていた。


「あ、失礼」


 ずっと握りっぱなしだったことに気付いたのだろう、オリビエは我に返って手を離した。

 

「あ、いえ…」

「…キース隊長は、お元気ですか?」


 改めてオリビエはリンに問いかけた。


「自分は、キース隊長の隊に所属する兵士だったんです。隊長には当時、本当にお世話になりました。どうか、よろしくお伝え下さい」

「そうなんですか!」


 素敵な繋がりに、リンはぱっと顔を輝かせた。


「早速お手紙送ります!結婚のこと、お知らせしておきますね」

「有難うございます」


 オリビエは穏やかに微笑むと、ローラと顔を見合わせた。


「行こうか」

「うん」


 オリビエが再びアーロンに向かい「では、失礼します」と挨拶する。


「うん、ほんとおめでとう」

「有難うございます」

「有難う、アーロン。また今度改めて」

「そだね」


 オリビエとローラが並んで去っていく。相変わらずオリビエの腕にくっついたままのローラを見送りながら、アーロンは思わず「すげぇ」と感嘆した。

 リンも軽い興奮を覚えつつ、両手を顔の前で合わせる。


「…すごいね、いつの間に…。あの人、兵士さんなんだ」

「うん。いやぁびっくりしたよ。オリビエさん、すげぇなぁ…」


 アーロンはまだ驚きの冷めない顔で2人を見ている。”凄い”の対象が自分と微妙に違うことに気付き、リンはアーロンを振り返った。


「…すごいの?」

「すげぇよ。だって、あのローラが!」

「”あのローラ”?」

「キース見る時と、おんなじ目してオリビエさん見てたぞ!」

「………キース?」


 どうしてキース?と問いたげなリンの瞳と出会い、アーロンは硬直した。そんな夫の表情を訝しげに眺めていたリンは、突然何かに気付いて目を見張る。


「え!!キース?!」

「あ、いや…」

「え!え!ローラさんの…好きだった人って…」

「――本屋行くぞ」


 アーロンは少々強引に話を切ると、歩き出した。


「え!え!待って、アーロン!えぇーー!!!」


 1人驚きを引きずりながら、リンは慌ててその後を追いかけて行った。


 ◆


 海の向こうのアリステア王国に、夜が訪れていた。

 アリステア王城の1室では、今日も金髪の騎士が机に向かっている。筆を置き、書いていた紙を書類の山の上に追加すると、漸く一段落という風情で肩を下ろす。

 着替えをしようかと立ち上がった時、それに合わせるように部屋には彼の妻である女性が姿を現した。

 長い黒髪を肩と背中に流し、その魅惑的な体を絹の夜着で包んだ彼女は、夫の姿を見付けると穏やかに微笑みを浮かべる。


「キース、あなたに手紙よ」


 キースはグレイスの側に歩きながら「誰から?」と問いかけた。


「リンティア姫」

「あぁ」


 キースは妻の手から手紙を受け取ると、もう片方の腕を彼女の腰にまわして抱き寄せた。そして軽く唇を重ね合う。


「まだ仕事していたの?」

「…少しね」

「放っておけばいいのよ。お父様は甘やかすと本当に何もしないんだから。誰もやらなければ、仕方がないから自分でやるわ」

「……仮にも息子という立場だと、見て見ぬ振りもできなくて」


 キースは苦笑を滲ませながら、手に持っていた手紙の封を切った。

 そして中身を取り出し、ざっと目を通す。

 グレイスは側で立ったまま、それを待った。

 長い睫が彼の綺麗な青い瞳に僅かに影を落とす。不意に字を追っていたキースの口元に笑みが浮かんだ。


「…へぇ」

「…どうしたの?」

「俺の部下だった男が結婚するそうだよ。相手も俺の知っている子だ」

「部下だった人?」

「うん」


 キースは手紙に目を落としたまま、クスッと意味深に失笑した。


「…なるほどね」


 彼の呟きに、グレイスは首を傾げて「なるほど?」と問いかける。


「いや…。こいつは他の隊から俺を指名して異動して来た奴だったんだ。どうして年下で暦の浅い俺をわざわざ指名したんだろうと、ずっと疑問だったんだけど…」

「…だけど?」

「そういうことか」

「…どういうこと?」

「謎が解けた」

「どういうふうに?」

「品定めだ」

「品定め??」


 キースは目を上げると、その顔に不敵な笑みを浮かべる。


「――百年早いな」


 女性のように綺麗な顔に、時折現れる男としての彼――。グレイスは一瞬息を呑み、目の前の夫に目を奪われた。


「…行こうか」


 キースの腕が妻の肩を抱いて寝室へと誘う。

 促されるまま歩き出しながら、グレイスの腕も彼の腰に回った。


 ◆


 船は間もなく港へと到着する。

 大きな荷物を手にしたキャリーは、胸を高鳴らせながらその時を待っていた。


 今日からしばらく長期休暇となる。久し振りに戻って来た王都で、姉と過ごす予定だ。そしてローラの手紙に書いてあった”紹介したい人”にも会うことになる。それを思うと、そわそわと落ち着かない思いだった。

 ただの友人を紹介するのに、わざわざ事前に知らせるはずもない。きっと恋人に違いない。

 その相手を色々と想像しながら今に至る。――もちろん微かな期待も含みつつ。

 船が最後に大きく揺れ、その動きを止めた。誘導する係の人の指示に従い、人々が出口へと動き出す。

 キャリーは荷物を担ぐと、その流れに乗って歩き出した。


 船を降りた先では、眩しいほどの光が出迎えてくれた。潮の香りを含んだ風が顔を撫でる。いつものように、港は迎えの人々でごった返していた。

 ローラの姿を探してきょろきょろと首を動かすキャリーの耳に、ほどなく自分の名前を呼ぶ声が聞こえてくる。

 声をたよりに目を動かすと、懐かしい姉の姿を見付けた。

 駆け寄ってくる姉に、キャリーも自然に笑顔になる。

 ローラはキャリーの傍に来ると、まず抱きしめてくれた。


「おかえりなさい。お疲れ様」

「ただいま!お迎え、有難うね」


 ローラはキャリーから離れ、その顔を真っ直ぐ見る。


「…元気だった?変わりない?」

「うん!今度はゆっくりできるから、色んな話聞かせてあげる。離宮のことや、友達のこと…でもその前に!」


 キャリーの言いたいことは直ぐに伝わったらしい、ローラは”あっ”という顔になった。


「…そうなの、その前に。えっと、姉さんあなたに紹介したい人が…」

「そうそう!誰なの??恋人?!」


 キャリーの問いかけにローラは期待通り、頬を染めて頷いた。


「うん…。あの、結婚、したいと思ってて…」

「うわ、やっぱり!」


 予想していた答えだが興奮してしまう。

 軽く跳ねたキャリーに、ローラは少し言いにくそうに続けた。


「それで、あの…。突然で悪いんだけど、今日仕事を抜けて一緒に来てくれてて…」


 ローラが言い終わる前に、キャリーの視線は彼女の後ろに移動していた。

 その瞬間、ゆっくりとこちらに歩いて来る1人の男性の姿に目が留まる。

 多くの人々の中に紛れていても、キャリーの目は迷うことなく彼を見付けだした。

 大きな体も、ダークブラウンの短髪も、その深緑色の軍服すら記憶のままで、彼はそこに居た。

 どこかで期待をしつつ、それでもまさかと否定していた人。

 キャリーと目が合った瞬間、彼はあの時と同じように、穏やかに優しく微笑んでくれた。


 息を呑んだキャリーに気付き、ローラは訝しげに声を掛けた。


「…キャリー?」


 キャリーは両手で口と鼻を覆い、固まっていた。

 妹の視線の先を追って、ローラは目を丸くする。そして再び戸惑いつつキャリーに向き直った。


「あの…キャリー??」


 我に返ったキャリーは、とっさにローラを抱きしめていた。


「姉さん…姉さん、おめでとう!よかったね!おめでとう!!」

「キャリー…」


 困惑気味の姉の声を耳元で聞きながら、感極まって涙が出そうになる。

 キャリーはローラの体を離すと、次の瞬間オリビエに向かって駆け出していた。


「――オリビエさんっ…!」


 広い胸に思い切り飛び込んだキャリーの体を、オリビエは力強く受け止めてくれた。

 キャリーは目を閉じ、囁いた。


「オリビエさん、ありがとう…」

「…何が?」


 キャリーの頭を撫でながら、オリビエが優しく問いかける。


「諦めないでくれて、ありがとう」


 キャリーの言葉にオリビエが笑う。キャリーもつられて顔を綻ばせ、彼を振り仰いだ。


「世界で一番大事な姉さんなの。でも、オリビエさんになら、あげてもいいよ」

「有難う。一生大事にするよ」


 久し振りに言葉を交わし合った2人は、ふとその目を同時にローラへと向けた。

 予想通り、状況の分からない彼女はただ呆然としてそこに立ち尽くしている。

 そんな顔を見て、2人して吹き出した。


 暖かい潮風と優しい日の光が包む港で、多くの人々が行き交う中、小さな家族が生まれようとしている。

 キャリーとオリビエはそろってローラのもとへ歩き出した。

 何気ない一歩。

 けれどもそれは幸せに満ちた明日へ繋がる、新しい一歩に違いなかった。



 <完>

完結いたしました。

ここまで読んで頂いた方々、本当に有難うございました!!!

恋に生きるローラに訪れた幸せを見届けて頂いて、とても嬉しいです。^^

以下、当時のあとがきから一部連れて参りました。


今回お相手となったオリビエは本編のエピローグで名前だけ出てくる人でした。

デイジーが彼についてこう語っています。


「上級兵士で、オリビエ・マーキンソンって人居るの知ってます?最近兵士から昇進した人」

「ローラさんのこと、好きみたいですよ!兵士時代から見てたみたいですよぉ?。キースと恋人同士なのかと勘違いしてて、諦めてたみたいですけど。違うって言ったら、ちょっと喜んでました」


この台詞を書いた時に、今のオリビエくんは私の中に居ませんでした。

むしろ優しくて穏やかで、物陰からずっとローラを見ていた、奥ゆかしいイメージの男の人が居たのです。

そんな心の綺麗な人と、ローラがうまくいったらいいんじゃね?みたいな気分で書いてる台詞でした。


でもローラというキャラと改めて向き合った時、そんな人にローラが夢中になるわけないと気付きました。

だってアーロン振られてますから。最終的にアーロン系にベタボレってことはないでしょう。

ローラが恋をするなら、キース系しか有り得ない。

皆様にどうとらえて頂いたか分かりませんが、私はオリビエくんをキースを基に作っています。キースから顔の良さと育ちの良さと女好き(笑)なところを差し引いて作りました。

それにあたり障害となったのが自分が書いたデイジーの台詞。


”ずっと見ていた”

”恋人と勘違いしてて諦めてた”


キース系の男がとる行動として、どうなんだと。そこに矛盾を出さないためにそれはもう一生懸命考えたのです。

彼がローラを見ていた理由。そしてキースが相手なら諦めるしかないと思った理由。全て繋がった時、「これはもう書くしかない!」と盛り上がりました。

書きながら、アーロンがローラに振られた理由が分かった気がしました。

昔の彼はとても自己評価が低かった。そしてローラもそうでした。

お互い劣等感を抱いた者同士、お互いの苦労を分かり合えるけど、それまでなんです。

ローラは自分に自信があって、自己評価の高いキースが、キラキラに見えてしまったんです。


話の都合上、オリビエくんをイケメンにすることはできませんでしたが(個人的には地味顔大好きなんですがw)、キラキラさせることならできるだろうと、私なりに一生懸命男前を用意したつもりです。

ローラ、今までごめん。どうかいっぱい幸せになってね!!

そんな想いを込めて、止まらないのでこのへんで。


読んで頂き、本当に有難うございました。

最後に挿絵挿入という技を覚えたので、お友達作家様から頂いた素敵イラストをご紹介させて頂きます!

挿絵(By みてみん)

お鼻にちゅっ♪

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