表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
189/311

春の日の ひかりにあたる 我なれど

二条の后の春宮の御息所と聞こえける時、正月三日御前に召して、仰せごとある間に、日は照りながら、雪の頭に降りかかりけるを、よませ給ひける 


文屋康秀


春の日の ひかりにあたる 我なれど かしらの雪と なるぞわびしき

                        (春歌上8)

※春の日のひかりにあたる:春の日(新春の陽光)と東宮及び御息所からの恩恵を掛ける。

※かしらの雪:白髪も掛ける。


二条の后が、まだ東宮の御息所と呼ばれておられた当時、正月三日に御前に召され、お言葉を賜るまでの間に、日は照っているのに、雪が頭上に降りかかっている様子を、お詠ませになられた歌。


春の日の光(東宮様と御息所様からの恩恵)に照らされている私ですが、頭に降りかかる雪(白髪)が、実に残念なことです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ