レッドウッド
引っ越し先で呑み書いたエッセイです。
酒を呑む
引っ越し先で作った隠れ家で、赤ワインを呑む
実を言えば、引っ越し先の隠れ家でビールを呑んでいた
しかし、何故か書く気が起こらなかった
それゆえに、引っ越し先で呑み書く飲酒雑記が初めてとなる
このような形になった怠惰を戒めとして活きたいと思うので、これからもよろしくお願いします。
さて、ちと重くなった前置きはこのくらいにして、晩酌を始めよう
今日呑む酒は、カリフォルニア産の赤ワインである
レッドウッド カベルネソーヴィニヨンだ
確か、ワイン王国という専門誌に載せられた赤ワインであると記憶している
ワインコーナーで、そのように宣伝されていたからな
ちなみに、コルクで栓されていて、開けるのに苦労した
ついでに買ったワインキャップで蓋してあるから、大丈夫だがね
そろそろレッドウッドを呑もう
ワインキャップを取り外し、バラ模様が施されたワイングラスに、レッドウッドを注ぎ込む
色合いは普通の赤ワインと変わらないか
ボトルのラベルからは、軽口と重口の中間であること
13%の度数であることが分かる
そろそろレッドウッドを口にしよう
レッドウッドを一口呑む
呑みやすい渋みといった感じだな
つまみを食べよう
バレドーロ ズフィ ミニグリッシーニ トマトという名前のイタリア産の菓子を食べる
カリカリとした食感にトマトの味が程よく美味い
レッドウッドと合わせてみる
少しレッドウッドが強い感じだな
もう一つのつまみであるスライスチーズのモッツァレラチーズと組み合わせてみる
バレドーロ ズフィ ミニグリッシーニ トマト……仮称はバレドロ グリッシでいいか
バレドログリッシよりも相性は良いようだ
レッドウッドの一杯近く空かすぐらいには、だが
今度は、バレドログリッシとモッツァレラを包んだものと合わせてみる
さながら、手巻き寿司のスライスチーズ版になったが気にしないでおくか
バレドログリッシのチーズ巻きを一口食べてから、レッドウッドを一口呑む
バレドログリッシの固さとスライスチーズの柔らかさが、一体となったところにレッドウッドを呑んだが、相性が良かったと思う
咀嚼による渾然一体だが、美味かった
二杯目のレッドウッドとバレドログリッシ単体との組み合わせをしばらく楽しむ
チビチビと呑みながら、バレドログリッシを食べ続けていたが
スナック菓子みたいに、具体的に例えるならば、かっぱえびせんみたいな中毒性があったな
意思を強めることで振り払えたものの、流されていたら袋の中全部食べきっていた可能性があった
食べ過ぎ防止のために容器にいくらか入れることが役立ったがね
さて、二杯目のレッドウッドも残り少なくなってきた
まぁ、二杯で切り上げる気だったから、都合が良いがね
最後の締めは、チーズデザートのラムレーズン味だ
ラムレーズン味を一個食べ、レッドウッドと合わせてみる
ストレートだと相性はまずまずだな
ま、割る用のジュースなどは用意してないから、ストレートで通すがね
二個目のラムレーズンを食べる
単体だと美味い
しかし、味の増幅がないな
レッドウッドを一口呑む
口内に残ったラムレーズンを洗い流してくれた
最後のラムレーズンを食べる
一個目と同じく、レッドウッドと合わせてみる
やはり、レッドウッドの味が強いか
酔いを感じてきた
近くにあるベットに向かい
横になる
お休みなさい
《終》
ちなみに、レッドウッドはコルクで栓されてました。安物でもコルクはあるやつはあるのでご注意ください。