399話 白オーク対拠点(アル達)
今アル達は、白オークの軍団に取り囲まれている。
アル「こりゃ参ったな。」
カイン「アル、どうする。」
アル「そうですね。取りあえずは防衛しかないでしょうね。」
カイン「クロウ達で蹴散らすか。」
アル「最悪の場合は、そうしますがまだこちらも手はありますからね。」
カイン「まぁ、俺は暴れればいいんだ。これだけ敵がいるんだ。楽しい戦いになるだろうな。へへへ」
アル「カイン兄は呑気でいいですね。作戦とか防衛の配置とか色々と大変なんですよ。」
カイン「そりゃアルは、頭脳担当で俺は肉体担当だからな。」
アルは、拠点との境に水堀を作り出している為に白オークたちはまだ攻撃が出来ていない。白オークたちは拠点を取り囲んでいる。
今白オークたちは、森に入り木を切り倒しアル達の拠点へと運んでいる。ハイオークの指示により白オークたちは大きな木を切り倒し水掘りへと運んでいる。そして大きな木を筏のように蔓で結び水掘りへ落としていく。これで水掘りを渡ろうとしているのだ。
対してアルたちは、白オークが水堀に集まった時に油をまき火攻めにする用意をしている。
いよいよ白オークの準備が整い拠点へ攻めてくる。筏を浮かべている水掘りは白オークの巨漢でも沈む事はなく難なく渡る事が出来ている。雄たけびを上げながら白オークたちは拠点の防壁へと迫り大きな木筒で門を破壊しようとしている。
アル「そろそろかな。油を撒けーー。」
アルの指示により防壁の上から大量の油が堀の中へまかれていく。その光景を見たハイオークは白オークたちに撤退を指示を出すが、もう手遅れであった。堀を埋め尽くすほどの白オークたちは身動きが取れない程混雑していた。
アル「放てー。」
シュシュシュシュシュ
火矢が放たれると水掘りは炎に包まれていく。白オークの丸焼きが一気に出来上がる。
アルは水掘りと防壁の間に残っている白オークたちを矢で仕留めていく。矢で仕留めなくとも水堀の炎によって酸欠となり死にそうであった。
多くの白オークを失ったが撤退する様子はない。
アル「これでも撤退しないのか、ハイオークたちは本気で攻めてきているな。」
カイン「アル、ハイオークが本気という事は俺達を滅ぼす事だよな。」
アル「そうですね、今回は拠点を占拠するつもりなのでしょうね。まぁ拠点を失えば1000に満たない俺たちなど居ないに等しいでしょうからね。」
カイン「数の力に頼っているな。」
アル「今までがそういう戦いしかできなかったのでしょうね。白オークは数だけは居ますからね。」
カイン「で次は如何すんだよ。」
アル「家の強者たちに出てもらいましょう。ウズウズしている様なのでね。」
カイン「へへへ俺も出るぞ。」
アルの指示により強者100人がくじ引きによって決められた。
100人は各々がワイバーンに掴まり堀の外側へと落下していく。そこに待っているのは白オークの軍団であったが、100人はウキウキ顔であった。
落下した100人は、すぐに戦闘開始する。
戦士「うひゃぁーーーー、」
戦士2「うおおおおおおお」
戦士3「おりゃぁぁぁぁぁ」
流石戦闘狂な者達であった。数万もいる白オークに対して100人であるが全く気にしていないどころか喜んでいる。周りが敵敵敵である事で好きなように戦えると喜んでいるのであった。
そんな喜びも戦闘が始まるとがらりと変わる。事戦闘に関しては皆物凄くシビアであった。
そんな100人も永遠に戦う事はできない。アルは100人に対して2時間という区切りを儲けていた。2時間後は強制撤退となっている。勿論回収はワイバーン達である。上空から急降下して回収していく。そして新たな100人が投入されていく。
入れ替えを何度か繰り返すと夕暮れとなり戦闘は終了となった。
アル「大分殺したな。」
騎士「はい堀の白オークを含めれば3万以上は殺したと思われます。」
アル「3万を殺しても撤退しないだろうな。」
騎士「撤退は無いかと思われます。逆に白オークたちは怒り狂っているようにも見えます。」
アル「そうだろうな、白オークから見れば一人に蹂躙されていているように見えるだろうな。」
翌日も同じように戦闘が開始されていく。
100人によって白オークの陣営で戦う戦士たちは大物を狙っているのかハイオークを戦いながら探している。だが戦士たちは白オークとハイオークの区別がつかなかった。同じ白という事もあるがハイオークが少なすぎるために見つける事が出来なかったのだ。
それでも2時間も探していれば一人二人は見つける事が出来ていた。
戦士「おりゃーーー、ハイオーク今行くぞーー、待っていろーーーーー。」
一人の戦死がハイオークを見つけ必死に駆ける。もう少しでハイオークに手が届くという時に浮遊感に襲われる。「えっ???」
戦士は時間切れとなりワイバーンに回収されていた。あと3分、いいやあと1分もあればハイオークの元に届いだのだ。もう少しであったのだ。
戦士は浮遊感の襲われた時必死に手足を動かしかけていた。ワイバーンに回収された時も必死に手足を動かしていた為に防壁から皆に見られてしまっていた。ワイバーンに摘ままれ戦士は空を走っているように見えていた。
防壁内に戻った戦士は、皆に笑われている事に最初は気づく事が無かったが、説明されて顔が真っ赤になっていた。それからその戦士は天駆ける男と酒のつまみになる事が多くなっしまった。
そんな戦士たちの笑い話も多くが生まれ。アル達は白オークとの戦闘を楽しんでいた。
一方ハイオーク率いる白オークたちにそんな余裕は全くなく。死んだ仲間を餌として怒鳴り合いながら食べ散らかしていた。
ハイオークたちは拠点の攻略はもっと簡単に決着が着くと思っていた。だが実際は白オークたちが大量に殺され今もケガ人が数万にも及んでいた。
ハイオークたちは、アル達が落としてくる(落下)戦士たちを攻略するためにハイオークが戦士と戦う事に決定した。ハイオークたちには勝つ自身があるようで、皆雄たけびを上げながら騒ぎ出していた。
そして興奮状態は夜明けまで続き、ハイオークたちは100人が落とされる時を待っている。




