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東の狂犬は、万年Eランクにしか懐かない  作者: 揚げ太郎
【プロローグ】
1/90

東の狂犬

「才能がないのになんで冒険者なんてやってるんだ?」


 剣を振るうのが好きだった。強くなれば、皆の役に立てると信じていた。

 けれど、アタシが強くなるほど、人は一人、また一人と離れていった。

 別に、気になんかしていない。新しい土地で、居場所を見つければいいだけだ。

 旅の途中で、『冒険者』という仕事を知った。

 どうやら、強ければ強いほど歓迎される仕事らしい。

 アタシより強い奴なんて見たことがないから、きっと皆が喜んでくれるに違いない。

 辿り着いた東の都市で、弱そうなおっさんに出会った。

 なぜだか、このおっさんは「居なくならない」気がした。

 だから、アタシは聞いたんだ。

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