二夜目 ヨアケ
少し短めです!
結局わけがわからないまま、俺は朝食を終えた。夢のことを両親に話しても、
「疲れてたから怖い夢をみたのよ」
「敦の寝相が悪いのは別に今に始まったことじゃないだろ(笑)」
と、簡単に流されてしまった。しかも否定できないところが悔しい。でも確かに俺もこんな話をされたとこで多分信じないだろうが。
「…ぃってきまーす」
仕方なく俺は憂鬱のまま大学に向かった。
—— 大学にて ——
「…っていう夢を見てな」
「お前疲れてんだよ。ゆっくり休め」
同じ回答が返ってきた。何を血迷ったかこの俺がオカルトな話を万才にしたのだ。一生の不覚である。
「しかし珍しいな。お前ともあろうものがそんなこと言いだすとはな」
「俺も何でお前に話したんだろうな…」
ちなみに万才はオカルトサークルの部長をやっている。そしてこの町に伝わるユメトリサマのことを調査している一人でもある。
そのため、そっち方面のことは引くほど詳しい。実際引いてるし。
「で、ユメトリサマについて何か進展あったのか?」
「あ、そうそう!実は少し進展があったんだよ!」
あ…。これはあれだ。語られるやつだ。こいつはこういう話をすると長く熱く語る癖がある。
その長さを例えるならば学校の校長の話並みの長さだ。
あれケツ痛くなるしつまらないし暑いし、あと長い。
学校の時一番嫌いな時間だったわ。あ、今は関係ないな。
「どうやら調べていくとユメトリサマの言い伝えは平安時代の頃からあったらしくその頃はまだユメトリサマなんて名前はついてなかったらしいその時なぜか人々は幸せな夢を見るようになりここだけ争いが起こらなかったそうだそれから人はこの町を夢美原と呼ぶようになったらしいそしてそれを夢呂姫のおかげだと思った人々は夢呂姫を崇めたがしばらくするとなぜか悪夢を見始めた人が増えたそれは数人から数十人果てには住人全員が見ていた唯一見ていなかった夢呂姫に人々は悪夢を追い払ってくれと頼み姫もそれに応じたがただの人間である姫にそんな力はなく悪夢は収まらなかったそしてそれが原因で争いがおこりそれを姫のせいにした人々は姫を生贄にして悪夢を抑えこもうと考えたが今度は悪夢に囚われてしまったそして」
「長い長い長い!!二十文字以内にまとめろ!!」
「実は近くの神社に遺骨の一部がある」
不服そうだったがこれ以上時間を取られるわけにはいかない。あと中の人もそろそろ頭がゲフンゲフン。
「次の土曜空いてるだろ?行こうぜ!」
「…ああ、わかったよ」
そんなこんなで、俺は土曜に駆り出されることとなった。
ありがとうございました!




