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悪姫恋聖  作者: ねじるとやみ
第4部 真実
41/82

3.候補生

「おそらく二日後にはクロマの軍勢が攻めてきます。

それまでに1機でも多くの鎧を戦闘可能な状態にする必要があります」


エリエが応接室の中にいる全員に呼びかける。

応接室にはアミア達3人(+1)とエリエ、

ディルイと6人の候補生が座っている。

アミア達はエリエに詳細な話を聞き、

アミアとリンリ、エリエの鎧と鹵獲した機械武者だけでは、

攻めてくるであろう東の国の軍勢には勝てないと聞かされた。

そして、命運は6機の候補生達の鎧にあると。


「色々話してもらいたい事はあるが、

まずそのクロマってのが何なのか聞かせて欲しい」


アミアは知っておいた方がいいと思い、質問する。

前に戦った東の国の兵士からも聞いた言葉だ。


「『クロマ』は東の国『トワ』の中にいる権力者、

8人の『大将』の中の一人です。

王国に接する西側の絶対防衛ラインを任されており、

特に野心が強く、一度攻めると決めた場所は、

絶対に諦めません」


エリエの話から厄介な者に目を付けられたと感じる。


「でも、アミアとリンリ、エリエさんも2重適合している。

3人がいれば10や20の機械武者なんて問題無いんじゃ?」


テルテの言う事は最もだろう。

『2重適合』については6人の候補生はその言葉を知らず、

ディルイも鎧の事や訓練の事は知らなかったので、

王国騎士で2重適合が出来た者がいたのかは不明のままだった。


「すみません、まずわたくしはアイシン1機で国を出たので、

今は2重適合出来ません。

あと、アミアさん、リンリさんも聞いた範囲では、

まだ2重適合を使いこなしているとは言えない為、

むやみに使うべきでは無いと考えています」


エリエの話では2重適合後に魔力、体力が残っていないのは、

鍛錬が足りていないとの事だった。

詳しい鍛錬については後で教えてもらう話になっているが、

どれだけ冷静に、必要な力だけを出すかが重要だそうだ。


「それでこの子達の訓練が必要、って事だよね?」


リンリが並んで座っている6人の少女達を指さす。

少女達のエリエへの眼差しは猜疑心だったり、

怯えだったり、怒りだったりする。

敵の国の者という認識はすぐには抜けないだろう。


「そうです。

相手は主力部隊の他に陽動や伏兵など、

戦力を分けてくる可能性が高いです。

主力部隊の相手は3人のうち2人がやるとしても、

残り1人で他全部の対応はまず無理でょう。

町の機械武者に町の中は任せるとしても、

最低でも2部隊、出来れば北、東、南を守る3部隊が必要です」


エリエの言う事が杞憂で、

そこまで敵が本腰で無い可能性もある。

ただ、前回町を攻めて来た時の敵は30機ほどで、

正面から20機、それとは別に、

どこからともなく町に10機は入り込んでいたと聞く。

敵にはこちらの戦力、特に巫女がいる事はバレているので、

前回より多く兵を送ってくる事はありえるだろう。


「本当にその女の言う事を信じるんですの?」


候補生の中の一人、目つきの悪い金髪の少女が口を開いた。


「ユーカ、まずは話を聞きましょう」


ディルイがユーカと呼んだ少女をたしなめる。


「あたしも東の国の巫女の指図は受けないよ。

ユーカと一緒なのは気に食わないけど」


今度は別の少女から不満が飛んでくる。

特徴的な桃色の髪をした、双子の少女の一人だった。


「トルちゃん、町を守る為だもん、少し大人しくしてようよ」


もう一人の双子の少女がそう言って周りに頭を下げる。

不満があった少女はそれを見て渋々大人しくなった。


「わたくしに皆さまが不信感を抱くのはもっともです。

ですので、あとはアミア様にお任せ致します。

もちろん必要な情報は補足させていただきます」


エリエはそう言って立ち上がり、

アミア達が座ってる一歩後ろに下がった。

仕切りを任されても困るのだが、

ディルイは鎧や戦いに詳しくなく、

テルテも鎧の知識は完全ではない。

リンリはそういうのが得意では無く、

結局アミアしか仕切れる者はいなかった。


「えーと、一度名乗ったと思うけど、もう一度。

あたしはアミア・ロドテック。

大断層の西側から来た、不死鎧乗りだ。

一応向こうでは騎士団の隊長をやっていた事がある」


少し嘘が混ざってはいるが、

上に立つにはある程度の威厳があった方がいい。

少女達に戦ってもらうからには信頼関係を築きたい、

と、教団にいた頃には考えもしなかった事を思っていた。


「東の国がすぐに攻めて来ないとしても、

お前達には町を守ってもらう必要が出てくる。

なんで、あたしとリンリでこれからしばらく、

お前達の訓練を行う。

まずは神聖鎧と不死鎧、それぞれの動きの確認、

そして二人一組での戦い方を教えるつもりだ」


教団では基本的な動かし方以外は、

実戦で身に付けるやり方をしていた。

ペアを組んでの戦い方などは教えられず、

それ以上は個人に任されていたので、

本当はリンリにそこら辺は任せたかった。

とりあえずリンリに目配せして喋らせる。


「私はリンリ・ケレッヅです。

騎士団で神聖鎧に乗っていました。

覚えるのが苦手だったから、

教えるのはちょっと下手かもしれないけど、

みんなよろしくね」


やっぱりリンリは相変わらずだった。

だが、神聖鎧についてこの中で一番詳しいので、

そこはリンリに任せるしかない。


「まあ話していてもしょうがないし、

実際に鎧に乗ってまずは動きを見せてもらう。

一同鎧に乗って広場に集まってくれ」


「「はい」」


一応町を救ったアミアの事はある程度信用しているようで、

少女達は素直に返事し、部屋を出ていった。


「すみません、鎧の事はまるで分からないので、

後はお願いします。

必要な物とかありましたら声をかけて下さい」


続いてディルイが出ていった。

彼女は町の修復や見張り、見回りなどの雑用に奔走しており、

少しでも時間が惜しいようだ。


「テルテはどうする?」


「うちは訓練の役には立たないし、

鹵獲した機械武者を調べさせてもらうよ。

特にあの軽量型が使えるようになれば、

色々と便利そうだし」


テルテはアミアが倒した紫の鎧が気になっているようだ。

大分壊れているが、残っている他の残骸を使って直せるなら、

確かに戦力になるだろう。


「じゃあリンリ行こうか。

エリエにも見てもらって、気付いた事は教えて欲しい」


「うん」


「分かりました。

出来る限りお手伝いさせて下さい」


アミアはリンリとエリエを連れて広場へと向う。

ルミルは訓練生が気になるのかは知らないが、

それに付いていくのだった。



町の広場にはアミア、リンリ、エリエの3人とルミル、

遠隔起動したリグムとデュエナ、

そして候補生の色とりどりの6体の鎧が並んでいた。


「まずは簡単な動作を見せて欲しい。

1人ずつ、この瓦礫を敵と見立てて、

今出来る最高の攻撃で破壊してみてくれ」


アミアはそう言いながらリグムを遠隔で動かし、

地面に細長い瓦礫を突き刺す。


「わたくしからでいいわよね」


6体の内の1体、金色の神聖鎧が一歩前に出る。

先ほど口出ししてきた金髪の少女だろう。

特に不満を口にする者も無いので、

そのまま金色の鎧は進んでいく。


「ユーカ・フィオライア。

神聖鎧オルトス参ります」


金色の鎧、オルトスは優雅に踏み出す。

右手には細身の長剣、左手には豪華な模様の盾を持っている。

と、その歩みは突進に変わり、

右手の剣は稲妻の輝きを帯びた。

一閃、瓦礫は粉々になった。


「まあ、こんなものでしょうか」


瞬時に魔法で剣を強化し、細身の剣の素早い斬撃でも、

ある程度の威力を出している。

神力とスピードに特化しているんだろう。


「次」


「じゃあ次は俺でいいよな」


リグムが瓦礫を用意すると、

橙色の大型の不死鎧が前に出る。

手には両手で大槌を持っている。


「ガルン行くぜ!」


そのままドシドシと鎧は突進していく。

そして豪快に大槌を振り上げ、一気に振り下ろす。

轟音と共に瓦礫は粉砕された。

見ての通りの重装甲、パワー型だ。

使い方次第で戦局を大きく左右する存在になるだろう。


「よし、次」


「そろそろあたしでいいよね」


赤い神聖鎧が前に出る。

声からして先ほどの双子のどちらかだろう。

左手に槍、右手に大きな盾を装備している。


「トルルト・ダイナ。

ルークス、行くよ」


赤い鎧は盾を前方に構えたまま突き進む。

そして、盾ごと瓦礫に体当たりし、

吹き飛ぶ瓦礫を槍で更に突いた。

防衛に特化した鎧ではあるが、

攻撃への転じ方もなかなかだと感じた。


「次」


「はい、じゃあ私も」


青い不死鎧が前に出た。

こちらも双子のどちらかで、

右手に槍、左手に大きな盾を持ち、

神聖鎧と不死鎧の違いはあるが、

先ほどの赤い鎧と対になっていると感じる。


「トリリト・ダイナです。

アルーニ、行きます」


速度はそこまで出さず、盾を構えながら慎重に瓦礫に近付き、

槍の射程に入った瞬間に素早く突きが繰り出された。

守りに強い事と、リーチが長い事、

自分の鎧の特性をきちんと把握しているのだろう。


「はい、次」


「シルシちゃん、先にどうぞ」


「・・・分かった」


残った緑の鎧の少女が譲り、

水色の不死鎧が一歩前に進む。


「・・・シルシ。

ヴァール行く」


小さな声が聞こえ、鎧が動き出した、

と思ったら、その速度は一気に上がった。

瓦礫への距離は一瞬で詰められ、

両手で構えた大きなバトルアックスが跡形も無く砕いていた。

リグムと同様のパワー、スピード型の不死鎧だ。


「じゃあ最後」


「はい、ニギニ・クラーバです。

ベリン、行きます」


緑色の神聖鎧は控えめに前に出て、

瓦礫に向かって速度を上げていく。

そのまま手にしたランスで瓦礫を突き崩すが、

他の鎧程速度は出ておらず、ランスの特性は活かせていない。

これは性格の問題だろうか。


「よし、分かった。

みんな降りて来てくれ」


一度全員を鎧から降ろす。

見たところ、それなりの訓練は積んでいる。

鎧を動かすのに年齢は関係なく、

問題となるのは戦場で混乱せずに動けるかだ。

その為に何度も状況を考えて動く練習をし、

動きを止めないようにしないといけない。


「どうだ、リンリ。

これから教えられそうか?」


「え?

あ、うん・・・。

騎士団にいた頃は決められた訓練をやってたから、

同じ事は出来ると思うけど、

個人的には、うーん、どうかなあ」


リンリは自信無さそうだ。

見た感じ神聖鎧の乗り手の方に問題が多そうなので、

少し心配だ。

ただ、最終的には実戦と、

本人の適応能力による所が大きい。

まあ、不死鎧側の訓練メニューを決めたら、

リンリの方を見に行こう、とアミアは決めた。


「揃ったな。

それじゃあ不死鎧の搭乗者はあたしの前に、

神聖鎧の搭乗者はリンリの前に集まってくれ。

今日は分かれて訓練する。

騎士団時代の訓練方法は知らないから、

何か気になる事があったらすぐに言ってくれ」


「「はい」」


「エリエ、少しリンリの方を助けてやってくれ」


「分かりました」


エリエはリンリの方へ行き、

3人の少女がアミアの前にやってきていた。

王国騎士団で共通したスーツがあり、

アミアのスーツほど立派な物では無いが、

下着より丈夫で、露出度が抑えられた、

色違いの一体型のスーツを着ている。


「まずは名前と年齢、

あと、今の自分が足りていない、

と感じている部分があれば言ってくれ」


アミアは左から順番に指さしていく。


「俺はムイル・ゲッコン、10歳だ。

えーと、前の教官には冷静さが足りない、

って言われてたけど、よく分からん」


バサバサした茶髪の、一瞬男の子と見間違える子だ。

それなりに背は高く、テルテよりやや低いぐらいで、

10歳にしては大きいだろう。

この子が大槌の橙の鎧の子だと分かる。


「トリリト・ダイナ、11歳です。

私は敵が怖くて、攻撃がうまく出来ないです」


桃色の髪を上の方で一つに束ねている双子の一人だ。

背はアミアと同じか少し高いか、

どちらにしてもまだ小さい。

先ほどの青い鎧の攻撃といい、

双子のもう片方より積極性に欠けてそうだ。

不死鎧乗りでこういう性格の子は珍しい。


「シルシ・フト・・・。

9歳・・・。

・・・実戦が足りない・・・」


最後の少女がぼそぼそと喋る。

6人の中で一番小さく、実際に一番年下だ。

水色の髪を肩ぐらいで切り揃えていて、

青色の目は眠そうな顔をしていた。


「あの水色の鎧に乗ってたんだよな?」


「うん、あれがボクの鎧・・・」


さすがに先ほどの戦い方とギャップを感じる。

本人が言っている通り、足りないのは実戦だろう。

この年齢だ、怖くなって逃げ出す事もあり得る。


「よし、分かった。

多分、基礎的な訓練はもう必要無いだろう。

ムイルは忍耐力、トリリトは度胸を付けてもらいたい。

ムイルはそのままの装備で絶対に反撃せず、

トリリトの攻撃を避けるか弾く。

トリリトは訓練用の槍でムイルの鎧の身体の部分に当てる。

まずはそれを繰り返してくれ。

で、シルシ、ちょっと聞きたい。

巫女のエリエと手合わせするのは嫌か?」


「・・・巫女?

別にいいよ・・・」


「じゃあシルシはエリエの鎧と訓練用の武器で、

実戦を想定した戦闘をしてみてくれ。

自己増強系の魔法はいいが、攻撃魔法は使わないで」


「・・・分かった」


「じゃあエリエを呼んでくる」


アミアはひとまず実戦ベースの訓練を準備し、

それぞれ鎧に乗って訓練を開始したのだった。

アミアは少しそれを見守ってから、

気になっているリンリの方を見に行った。


===========================================================================


話はリンリ組とアミア組に分かれた時に少しだけ遡る。


「はい、それじゃあ名前と、年齢と、

乗っている鎧と得意な事を教えてくれるかな」


リンリは3人の子を見回しながら言う。

エリエとルミルは少し離れた場所でそれを見ている。


「じゃあ、わたくしからで。

名前はユーカ・フィオライア、13歳です。

6人の中で年長で、まとめ役をやっております」


「誰もそんな事頼んで無いじゃん」


「ちょっと、わたくしが話してるんですよ!」


「落ち着いて、落ち着いて。

じゃあユーカちゃん、続きをお願い」


喋っている金髪の少女に対して桃色の髪の子が口出しし、

話が逸れそうになるのを何とかリンリは食い止めた。


「おほん。

乗っているのは金色の神聖鎧、オルトスです。

この鎧は我が家に伝わる、由緒正しい鎧で、

わたくしの姉である王国騎士団の・・・」


「えーと、ちょっとストップ。

他の子も待ってるから、得意な事をお願い」


「まあ、ではまたの機会にお話ししますね。

わたくしは剣技も魔法も6人の中で一番だと、

自信をもって言えます」


「そうなんだ。

ありがとうね、じゃあ、あなた」


金髪の少女、

ユーカの話は止めないと終わりそうに無かったので、

リンリは何とか中断して話を進めた。

自信はありそうだけど、威張ってるのが、

周りから反感がありそうだなあ、とリンリは思う。


「あたしはトルルト・ダイナ、11歳よ。

赤い神聖鎧、ルークスに乗ってる。

得意なのは盾を使った突撃かな。

あと、ユーカの方があたしより凄いとは思ってないから」


「碌に魔法も使えない癖に、よく言いますわね」


「はい、そこまで。

じゃあ、最後はあなた」


桃色の髪を左右で縛った双子の少女トルルトも、

ユーカと同じく負けず嫌いっぽいと感じる。

この二人を喧嘩させない事が、重要だろう。


「ええと、わたし、ですね。

ニギニ・クラーバです。

12歳です。

緑の神聖鎧、ベリンに乗ってます。

一応同化は出来たんですが、

わたしはみんなみたいにうまく鎧を動かせてないです・・・」


長い緑髪の少女はおどおどしながら話す。

背は6人の中で一番高く、胸も立派に育っているけど、

自信はその反対みたいだ。


「みんなありがとう。

えーと、まずは基礎の素振りからやってもらおうかな」


リンリは昔を思い出しながら訓練メニューを考える。


「素振りなら暇な時間にみんなやっています。

もう少ししたら実戦になるんですよね?

もっと本格的な事を教えて頂けないでしょうか?」


「あたしは実戦訓練したい。

今度こそユーカをぶっ飛ばすんだから」


「ちょっと待ってね。

えーと、そうだ、魔法のコントロールをやろう」


リンリは何とか代案を考える。


「リンリさん、まことにすみません。

わたくし以前騎士団の方から、

魔法のコントロールはもう十分だとお墨付きを貰っています。

トルルトと実戦訓練しても意味は無いですし、

別の事をお願い出来ますでしょうか?」


「そんな事言って負けるのが怖いんでしょ?」


「そんな挑発には乗りません。

そもそも一回も負けた事など無いでしょう?」


「えっと、ストップ、ストップ。

そうだ、ニギニちゃんは何か無い?」


「え、わたしですか?

わたしは素振りとか基礎訓練をやっていたいです」


うーん、困った、とリンリは頭を捻る。

助け舟を求めてエリエを探すが、

いつの間にかいなくなっていた。

他人の指導などした事が無いリンリにとって、

この3人は強敵過ぎた。


「でしたら、リンリさんと手合わせ出来ないでしょうか?

立派な剣をお持ちですし、

戦い方を見るだけで皆勉強になると思いますわ」


「見てるだけなんて退屈だよ。

あたしが戦うならそれでもいいけど」


戦うのはいいけど、手加減出来るか分からないし、

そもそも彼女達が期待している事が出来るのか、

リンリは自信が無い。

困り果てているところにアミアがこっちに来るのを見つけた。


「アミアちゃーん。

ちょっと助けてー」


リンリはアミアに追い縋った。



「ユーカはリンリと訓練用の武器で戦闘訓練、

ただしリンリは守りに専念する事。

トルルトは魔法の練習、今使えない魔法を順番にこなしてく。

ニギニは鎧で走り込みを。

そこの端から端の距離を10秒以内で走れるようにする事」


アミアはリンリから状況を聞いて、

まずやるべき事を、と、案を出していく。


「分かりましたわ」


「えー、魔法の練習かー」


「はい、やってみます」


3人とも納得はしたようだ。


「アミアちゃんありがとー。

私頑張ってみるよ」


「もう少ししたらエリエが戻ってくるから、

相談事はエリエにしてみるといい」


「うん、やってみる」


そう言ってアミアは戻っていった。

自分の不甲斐なさを感じ、

リンリは少しだけ胸が痛むのだった。

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