表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/38

シャンパン

同日19時10分に【参考画像集】の投稿を致します。

お酒の名前が沢山出てきます。参考画像を見てイメージを掴んで下さい。

 若手ホストのもう1つの仕事。街に繰り出し新規、初回のお客さまを店に連れてくると言う外販と呼ばれる仕事。本来ならば俺もそれに加わるべきなのだが、新人だから。と言われお店のシステムや料金形態の勉強会に時間を充てられる事になった。


 内勤の小林恭二さんに指導役をしてもらい俺は渡された研修用の資料を元に、勉強をしばらくの間は続ける事になるようだ。


 「それじゃメモは大丈夫そうだね?次のページを開いてね。」


 と小林恭二さんから声を掛けられた俺は、先程までペンを手にメモにシステムを丸写ししていたメモをテーブルの脇に置き、クリアホルダーのページを捲った。


 【CLUB EDEN】シャンパン種類・価格表

と書かれているシャンパンとの種類と価格の一覧が写真付きで載せられているページだった。


 そして小林恭二さんは自分も俺が手にしている資料と同じ物を見ながら、俺に説明を始めた。


 【CLUB EDEN】シャンパン種類・価格表


※カフェ・ド・パリ(通称カフェパリ) ¥20.000


※リステル ¥50.000


※モエ・エ・シャンドン(通称モエシャン)

・ホワイト ¥500.000

・ピンク ¥700.000

・ブラック ¥900.000


※ドン・ペリニヨン(通称ドンペリ)

・ホワイト ¥100.000

・ブラック ¥150.000

・ピンク ¥350.000

・ゴールド ¥500.000


※ソウメイ

・ソウメイ・ブリュット(通称ソウメイ) ¥600.000

・ソウメイ・ロゼ ¥1.000.000

・ソウメイ・ブリュット・ナチュール(通称ソウメイブルー) ¥800.000

・ソウメイ・ブラン・ド・ブラン(通称ソウメイシルバー) ¥1.500.000

・ソウメイ・ブラン・ド・ノワール(通称ソウメイブラック) ¥1.200.000

・ソウメイ・ミレジメ2015(通称ソウメイレッド) ¥2.500.000


※オリジナル・シャンパン(通称オリシャン) ¥150.000〜


  「とまぁウチのお店にはこれだけのシャンパンがある。と言っても【カフェパリ】と【リステル】と【モエシャン】は本当は【スパークリングワイン】でシャンパンではないが、シャンパンとして扱っている。」


 「きっと名前と種類を1度に覚えるのは難しいと思うから、シャンパンの大まかな元の名前だけでも覚え、後はそのシャンパンの色を覚えるといいよ。ソウメイなんかは、付いている色そのもののボトルに入っているから、外見だけで何かは分かるからね。」


 俺は小林恭二さんからのアドバイスを上の空で聞いてきた。頭の中ではこのシャンパン達の値段に驚かされっぱなしだったからだ。そして、それは当然の様に俺の疑問へと変わり、小林さんに質問してみた。


 「みんな高いんですね……これが普通なのですか?」


 そう聞くと、小林さんは笑顔を浮かべながら。


 「東堂君は、ホストは売れたら沢山のお金が手に入るのは分かるよね?それじゃぁさ、その資料の1つ前のページ。さっきまで勉強してたページ。このシステムの料金だけを貰っていて、No.1の姫神さんのように月に何百万と売り上げがあげられると思うかい?見たろシステムの安さを幹部、まぁ店長や姫神さんを指名しても最初来た時に指名料を1度払えば、後は何時間延長しようが指名料は発生しない。これでフリータイムや指名料込みのプランもある。稼げる訳が無いよね?そこで、稼げる為のポイントになるのが、この【シャンパン】や【ボトルキープ】の高額な値段設定に繋がる。」


 「そうだね。東堂君にも分かりやすく例えを出して説明してみようかね。」


 そう言うと小林恭二さんは、席を1度立ちカウンターから1枚のコピー用紙を手に持って来た。


 「いいかな?東堂君が今日、初めてホストクラブで働き始めました。ちゃんと閉店までお店の中に居ました。これで【最低保証】の1万円は必ず貰える。そして、初めてのホストクラブ勤務なのに、何故かお客さまが10人も東堂君を気に入り、指名をして通常の料金で楽しみました。そして10人のお客さまが、まだボトルについては勉強をしてないから【シャンパン】としておこうか。東堂君の売り上げのマージンは1番低い30%。新人だからね仕方ないのよ。」


 「それじゃ、まぁ分かりやすく例えなんで簡単に10人のお客さまが全員ドンペリのゴールドを頼んだとしようか。これは当然、お店の売り上げにもなるけど、東堂君の売り上げにもなる。そして、決められているマージンが東堂君の給料に加算される。ゴールドはいくらになってるかな?」


 そう突然聞かれた俺は慌てて資料からドンペリのゴールドの値段を調べて小林さんに伝えた。


 「そうだね。ドンペリのゴールドは¥500.000だ10人のお客さまが全員ドンペリゴールドを注文すると¥5.000.000になる。そして東堂君の取り分はその30%だから¥1.500.000だ。1日でだ。そして1日で【掃除組】から卒業だ。最低保証と合わせて東堂君の今日の給料は¥1.510.000どう?沢山のお金(お給料)が手に入ると思わない?もちろん、売り上げをどんどんあげたらマージンの率も上がっていくよ。ウチはNo.123は売り上げマージンは80%だ。」


 そうやって具体例を出してもらい自分の事に置き換えて初めて俺は、ホストクラブの凄さ。と言う物を実感すると同時に、これならブランド物のスーツ一式を気紛れで新人ホストに送るような真似も出来るはずだ。と納得した。


 「理解したみたいだね東堂君は意外と物分かりが良くて助かるよ。教えてる身としてはね例えを出してもピンと来てくれない子も中には居るからね。」


 そう言って小林恭二さんは苦笑いを浮かべた。


 「今日のお勉強の最後は【ボトル】を説明して終わるね。意外と時間経つのも早いね。もうすぐ開店時間だ。」


 そう小林さんが言った後に、俺と小林さん2人同時にファイルの次のページを捲った。

19時10分に参考画像予約投稿済。

☆が並んでおるじゃろ?その☆を全部★にするのじゃ。笑

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ