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零年病棟  作者: 春花#零年病棟
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3/4

例の彼

バンッ

ボケっと患者の事を考えていると、荒々しく扉が開けられた。


「...どうかしましたか?”優さん”」


この患者の名前は「優」と言う。

名前だけでは判別しにくいが、男性である。

まぁ、まだ青年と言った方が良いのだろうか。


「...彼奴が...怪我をした...。」


彼奴というのは隣部屋の葵のことだろう。

刺々しい優とは違い、元気で活発な人だ。

因みに葵も男性である。


「ふぅ...葵さん、最近怪我が多いですね。」


活発だから仕方のない事なのだが。


「...それだけだ。葵は部屋に居る。」


そう言い残し、また荒々しく扉を閉めた。


「葵さんといい、優さんといい、大変だなこりゃ...」


まぁ、そんな優がこの病院患者のNo.1になる者なのだが。

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