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X短編  作者: 大塚斎
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83/85

ep.83 吸血蠅の食事事情

 土と草と糞尿の匂いが漂う牧場が、俺たちの狩場だ。ターゲットは「モー」と鳴く間抜けたち。


 今日の食事は一番図体がでかいあいつからいただこう。



 狙いを定めて背後から近づく。

 だが、相手もタダでは血を吸わせてくれない。鞭のような尻尾が行く手を阻む。悪くはないが、それだけでは俺を止められない。


 狙いを定めた瞬間、うまそうな尻が視界から消えた。強い打撃を受け、地面に叩きつけられる。



 くそ! 後ろ足の攻撃に気が付かなかった!


――俺はお前の血を諦めないからな!

某小説道場の添削動画で取り上げていただいたものを、修正しています。

お題:尻尾

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