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X短編  作者: 大塚斎
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80/85

ep.80 ごみゼロの夜に、文化を騙る

 いつものメンツでゴミ手あがり禁止の漢気麻雀をすることになった。高得点縛りだから、やりとりする点棒も当然高くなる。


「麻雀って、日本が誇る文化の一つだと思うんすよね」

「麻雀の発祥地は中国だろ」

「まあね」

「俺たちがここで麻雀打ってるのも、文化保護活動の一環ってことで」


 いつものようなくだらないやり取りをしつつ、目は真剣だ。

 だって、この勝敗で結構な金額が行きかうことになる。


 現在、オーラス。微差のトップ目。


 ここでトップを取り切れば、今日の負け分はチャラになる。危険牌だけは持ってくるなよ。

 そんな気持ちでラス牌を山からツモった。

 持って来たのは三枚見えの白。余裕で安牌のはずだった。


「ロン、36,000」


 結果は国士無双への放銃。一気にラスへ転落し、点棒もチップも大量に失った。


「まあ、どんまいっす。すぐ隣にお金を借りられる消費者金融あるっすよ」


 呑気な声に苛立ちつつ、俺は席を立った。

Q. お題:5/30は何の日?

A. ごみゼロの日、消費者の日、文化財保護法交付記念日

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