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GUARDIAN DEITY (ガーディアン デイティ)  作者: ミカオト
シリウス戦
63/64

長かった戦いの終わり

ーーーゴォォォォォ!!


チルカンの体からは白く輝くオーラが溢れている。

「俺の【天神あまがみ】の力でお前を改心させる!」


シリウスはそれに対し、

大翔やまとには使わなかったが貴様には使えそうだ!貴様を“地獄”へ誘ってくれよう!」

そう言うとシリウス周辺から軽く引力を持った巨大な黒い渦が現れた。


ーーーシュゥゥゥゥゥ・・・

黒い渦が怪しくうごめいている。


「言っておくがチルカン。俺の言う地獄は比喩表現なんかじゃない。文字通りの地獄だ。」

シリウスは恐ろしいことを伝えた。


「そんなことは百も承知だ。俺を地獄に引き込んでみろよ・・・」

チルカンは少しも怖気づいていなかった。


「そうか!分かった!貴様はもう穏やかには死ねないぞ!」

シリウスがそう言うと・・・


ーーーゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!


「【魔神まじん悪魔デモン黙示録アポカリプス


先程まで怪しく蠢いていた黒い渦は激しい引力を持ったブラックホールへと変わった。

ブラックホールの中には“悪魔”のような“何か”がうじゃうじゃと存在していた。


チルカンは激しい引力に飲み込まれそうになっている。


「チルカン!貴様が現れたときは内心焦ったがこれでもう貴様はおしまいだ!」

シリウスは満足そうに不気味に笑っている。


シリウスの語りにチルカンは答えた。

「俺はここで死ぬために大翔やまとを助けたんじゃない・・・シリウス・・・お前のような人間を殺すのではなく改心させ、少しでも世界を良くするためにここに来たんだ・・・」

そういうとチルカンの周辺からまばゆい光が現れた。


ーーーピッカァァァァァァァン!!


「【天神あまがみ天国ヘブン牢獄プリズン!!!」


チルカンの究極奥義だ!光り輝く牢が出現した!


「ルカの為に絶対にお前を改心させる!!!」

チルカンは感情を高ぶらせながらとある人名を口に出した。


(シリウスよ。魔神の力は人を守るために使うんだぞ。)

不意にシリウスの頭にはこの言葉と、ある顔がフラッシュバックした。


「ルカだと・・・!その名前を口に出すんじゃねーーー!!!」

シリウスは取り乱している。


ーーーガガガガガガガガガガガ!!!


悪魔デモン黙示録アポカリプス天国ヘブン牢獄プリズンがぶつかり合っている。


「シリウス!頼むから天国牢獄に捕らわれてくれ!ここでなら落ち着いて話が出来るぞ!」

チルカンが説得する。


「貴様が地獄へ導かれろ!!!」

シリウスは一歩も引かない。



せめぎあいが数分間続いた・・・



均衡を破ったのはチルカンの天国牢獄だった。


ーーーピッカァァァァァァン!!!


「俺の勝ちだ!シリウス!」

光り輝く牢は悪魔黙示録を無力化し無防備となったシリウスを捉えようとしている。


ーーシュッ!!


シリウスはそれをぎりぎりかわした。


「私は負けていない。私は貴様と戦う前に七人の相手をしていた。さっきから私はくたくただったんだ。私は帰るぞ!」

シリウスはしょうじ、シュニ、フラワ、オウル、刹那せつな、シロノ、大翔やまとと戦っていたことを伝えた。


「お前のスピードで俺から逃げれると思うか?」

チルカンはシリウスより速いマウントをとった。


「私を追うのはいいが、倒れている奴らはどうするんだ?早く治療しないと死ぬかもしれないぞ?」

シリウスは倒れている七人に目を向け言った。


「・・・!」

チルカンは考えた末に追うことをやめた。


その様子を見たシリウスがチルカンに言った。

「物分かりがいいな。さっきは私の温情で一人しか殺さなかったが次にルカの名前を出したら貴様を含め貴様の仲間全員殺すぞ。じゃあな。」

そう告げるとシリウスは去っていった・・・


こうして突然始まった死闘は静かに幕を下ろした・・・


六人の負傷者と一人の“死者”を出した・・・

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