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GUARDIAN DEITY (ガーディアン デイティ)  作者: ミカオト
青き鬼・ジョウカ戦
42/64

フパル覚醒!?黒き鬼目

「ほう、お前たちなかなかの力を持ってるな。ただ……」

ジョウカがそういった瞬間、


ーーシュン……!


ーードガシャァァァァン!!!!


「あぶねぇぇぇ!あの刀でちょん切られるところだった!」


「あの速さと力、今まで戦ってきた奴とは比にならないくらいの強さだ!」


ジョウカは一瞬にして大翔と刹那に斬りかかった。


そこで、大翔は疑問に思った。刹那が青月を説いていたのだ。

「刹那!なんで青月を解いたんだよ!コイツは手を抜いて勝てる相手じゃない!本気でやっても危ういのに……」


「青月を使っている間は使い手を使えないんだ」


なに?!


(青月を使えないとなるとなかなか厳しいぞ)


「ふん、よく避けたな貴様達。次はそうイカンぞ」


ーーシュ……


ジョウカは俺に切りかかってきた。

一瞬のことで焦ったが守護を出した。


威力を弱めることはできたが守護は破壊され胸から腹にかけてを浅くえぐられた。


「うっ……!(大丈夫だ!まだいける!)」


一息つく間もなく追撃してきた。

やべぇ……太刀筋が見えない!

抵抗できずに大翔は滅多切りにされた。

辺り一面に鮮血が飛び散り、大翔は地面に叩きつけられた。


「大翔ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

刹那の声が街に響き渡る。


「はぁ……ラス様の力を持っているくせに全く使いこなせていない。ラス様はこんな奴のどこが気に入ったのでしょうか……」

ジョウカが呟く。


「てめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

刹那は鬼気迫る勢いで【スピード・ストライク】を使った。


刹那に対して背を向けていたジョウカだったが当たり前のようにそれを軽くかわした。


かわされたが刹那はめげずに【ハイスピード・ストライク】を使った。

この技は瞬間で敵の背後に周り攻撃を決める技だが、ジョウカはそれを知っていたかの様に楽にかわした。


「貴様は速い。ただそれだけだ。そんな気を張っていたら誰だって勘付くぞ?」

ジョウカは余裕な声で言った。


「(大翔がいなくなってしまったからコンビネーションも決められない。どうすればいいんだ……)」


「もう来ないのか。なら消えてもらおう!」


ーーシュパッッ!!!


ジョウカの攻撃を刹那はかわした。


「俺は刹那の使い手だ!速さでは誰にも負けねぇ!」


「逃げ足だけは速いな。ただガキどもをお前は放って置けるのかァァァァ!」

ジョウカがフパルとガキ大将達の方へ向かい刀を振りかざし、振り下ろした……


「フパル!!!!」

刹那は考えるより先に子供たちを庇った……


ーーザキュッ!!!!


「あっ……あ……」


「やっぱりな。速さでは追いつけないからこうしたら来るだろうと思ったぜ」

目的の為なら手段を選ばない冷酷非情な鬼、ジョウカ。


「せつ……な……さん……僕を……僕を!!!!!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

フパルの体を白い気が包み、爆風が巻き起こる。


「まさか、こいつが正体不明の鬼目(おにのめ)?!」

ジョウカは驚いた。


「フパルどうしちまったんだょ……」

ガキ大将がチビる。


ーーシュウン……………

白い気が解き放たれた時、そこにいたのは黒髪が逆立ち、(まぶた)が黒く染まり、瞳の光が消え、目から頬にかけて鋭利な模様が浮き上がったフパルがいた。


「黒髪の鬼目だと……?!」

ジョウカが更に驚いた。


透明な気を(まと)いジョウカを睨みつけていたフパルが口を開いた。

「貴様を殺す……」


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