少女
人間に戻ると、完全に頭が覚醒した
まず、今の状況は色々な意味で不味い
猫?から人間に戻った
それだけで大騒ぎだ
次に、全裸だ
先程着ていた服は、サイズが合わなかったので、脱げてしまったので、下着1枚履いてない全裸
私が大騒ぎだ
「あぅ、あ、の、うしろ、向いてください……。その、お願いいたします……。」
ぶほぉぉ!!っと、何かが吹き出す音
「……………、っ、あぅ、あの、恥ずかしい、です……。」
男性の方は後ろを向いてくれたようだが、もう一人の女性は此方を向きながら、上着を脱ぐ
「ごめんね、恥ずかしいね。はい、これ羽織って。」
そう言って出された服を素直に羽織る
なんだが、甘い香りがする
頭が、ぽーとする
何でだろう、この人の体は、ポカポカして、暖かくて、気持ちよくて、幸せで、もっと、欲しくて、欲しくて……、
ぎゅっと、抱き締める
私より、少し大きい身長のせいで、腰に抱き付く形になってしまうが、抱き付くと、彼女の暖かさが伝わって、暖かくて、幸せで、なにも考えられなくて、まだ、足りなくて、欲しくて、
「ダメ、落ち着く。」
言われた瞬間、頭が急激に冷める
な、なんで、私、この子に抱き付いてるの?
慌てて突き飛ばすように離れる
転がる少女、慌ててキャッチする男性
「ご、ごめんなさい!!」
「うにゅぅ…。大丈夫。落ち着いた?」
逆に心配されてしまった…。
「お腹空いてない?一緒にご飯を食べない?それとも私を食べりゅ?」
顎を斜めに傾げて、可愛らしく聞く
確かにお腹が空いた、お腹が空いたなら食べなきゃいけないし、食べるなら目の前の…………
「ほれ、お嬢、食べられるぞ?」
「あぅ、食べちゃダメ。」
また、頭が急激に冷めるような気分になる
「すみませんすみませんすみませんすみませんすみません!!な、何故か先程から頭にモヤがかかったみたいに……。」
「あぁ、それは全部こいつのせいだから気にするな。」
男は少女の頭をぽんぽんと叩きながら話す
「んで、飯は食うだろ?…………いや、その前に着替えか。」
男は私を見ながらそう呟く
ふと、目線を下に下ろすと、長袖を羽織っただけの体
反射的に体を隠す
「ははは。別に見やしないって。それじゃあ、黒に話つけてくる。服も持ってくるからそれまで二人でごゆっくり。」
そう言って男は部屋から出ていってしまった




