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にゃん鬼行  作者: てふ
三夜の夢
29/34

絹の玉 消えゆく先 2話

▶歪み。

月がまん丸く揺れて見える。

そろそろ月が満ちる。

きぬが居ない奥の宮は広く感じて、

寒い。

上弦の月が上がるのをこのところ、待ってしまう。


隣で眠っている宮娘は、

どんどん若いむすめになっていく。

私が老いたのか・・・?


相応の娘は、

避けるようになっていた。


月をぼんやり見あげる。

私は、いったい誰で

何なのだろう。


月が満ちた。


奥の宮へ戻ると、

顔のない老人が居た。

絹の部屋の真ん中に座っていた。


この宮は寒い。

なんでだ?

何なのだろう。


顔のない老人は、ゆらゆら揺れて見えた。


静かなこの宮から月を見ながら酒を飲む。

絹の夢をみる。


起きるといつも、知らない女がいる。

絹の居た空間に…、

許せない。

消えてくれ。

そこは、絹の場所だ。


夜が来て月が昇り酒をあおり、絹の夢を見る。

絹は、私の頭を優しく撫でる。

絹。

そろそろ秘密の時だ。

ゆきと葉月はづき

それにたもつも来るのではなかったか?

絹。

・・・。そろそろだ。

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