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二度目の人生は異世界で幸せに  作者: 夜ペンギン
幼少期〜学園までの道のり〜
38/40

第38話 配達商会

新年から忙しすぎるんや…

すまんて…

 

 翌日、父さん達は領地に帰る。


「またな、レオ。暫くは領地の事は何もしなくて大丈夫だから好きに過ごしていると良い。ナナとリリアはもう入学は問題ないくらいだし、お前も心配はいらんだろうからな」


 少し忘れてたけど学園通わなきゃいけないんだよな。6年でどれだけ新しい事学べるだろうか。


 …期待しすぎないようにしよう。魔法関連以外は為にならないかもしれない。


「レオ、洗髪用品の販売宜しくね。あと販売するまでも宜しく」


「レオ君、娘達を宜しくね」


「分かったよ、母さん、ルル母さん。みんな帰り道気をつけてね。これ新しいレシピと追加でタオルとか入れておいたよ」


 俺は母さんに魔法袋を渡す。


「あら、ありがとう。まだ食べた事ないのもあるのかしら?」


「ふふふ、勿論だよ母さん。凄く分かりやすく書いたつもりだから、何度か試せば完璧に作ってくれると思うよ。向こうでも一応口外禁止にしといてね。まあバレても良いんだけど」


「楽しみね。それについては大丈夫よ」


「ナナとリリアも寂しくなったらすぐ帰ってきていいからね」


「はい!お母さん。気をつけてね」


「うん!母さん。寂しくならなくても帰るようにする」


 ナナ達もルル母さんと挨拶をする。


「レオも何かあれば兄さん達を頼ると良い」


「いつでも頼って良いぞ、レオ」


「出来ないことも多いけどね」


 アル兄さんとクリス兄さんがそう言ってくれる。頼りにしよう。


 その後別れの挨拶を少しして父さん達は馬車で帰っていった。


 馬車が見えなくなると俺達はそれぞれ家に帰る。


 ナナ達はポーチを使ってくれているようで、屋敷に戻らずそのまま共に俺の屋敷に行く。


 ナナとリリアも今日からうちで暮らすのだ。



 歩いて屋敷に戻ると奴隷達が出迎えてくれる。


「「「お帰りなさいませ、ご主人様」」」


 見事なシンクロである。子供達もよく使う言葉の為かなり流暢になっている。


 奴隷兼使用人として全然日が経っていないのだが…。


 優秀なのか本当に慕ってくれていて頑張ってくれているのか。


 どちらにしてもありがたい限りだ。


「ありがとう、ただいま」


「今日から共に暮らすナナだ」


「同じくリリアです」


「宜しくお願いします。奥様方」


 またもや見事なシンクロだ。ナナとリリアも奥様という言葉に満更でもない感じだ。


「うん、宜しくね」「ああ、宜しく頼む」


 ナナ達はそれぞれ部屋に向かう。


 俺はロワーヌに


「昨日屋敷で作ってきた食べ物があるから夕食で食べよう、ナナ達も気に入っていたし2日連続になるけど大丈夫だろうから」


 と伝える。


「ありがとうございます。楽しみにしています」


 そうロワーヌが答える。俺はそのあと部屋に戻る。


 昨日途中まで書いていたルクヴァン宛の手紙を書き終える。


 もっと早く書いていれば父さん達に頼めたな。まあいいか。


 俺は書き終えた手紙を配達商会に持っていく。


 冒険者ギルドでも手紙は出せるが、配達商会は安心感が違う。


 冒険者ギルドは1パーティもしくはソロの人が予定地まで配達してくれる。手紙を届けることすら出来ない冒険者は「冒険者の中でも最弱」と馬鹿にされるらしい。むしろ受けるだけでも馬鹿にするやつがいるくらいだ。


 まあ普通は魔物討伐や害獣駆除が出来る技術が身についていれば配達やお手伝いの依頼は受けない。


 だから人気も無いし、向かう方向が同じだからついでに持っていくくらいにしか受けてもらえない。


 だから依頼を出しても殆ど意味がない。


 その点配達商会は多少荷物が少なくても定期的に辺境まで配達をしてくれる。それも大きなものから小さなものまで様々である。流石に生き物や一部の生モノは無理だが。


 この世界の〇〇ゾンみたいなものだ。ちなみに配達商会は100年以上前に世界に1商会のみになった。大事な配達なのに人件費(護衛費)を削ったり、ギリギリの配達料金で勝負しても仕方がないと手を組んだらしい。


 実質独占市場だが、冒険者ギルドが何でも屋的な存在としてあるおかげで馬鹿高い依頼料になる事はない。


 それでもまあまあ高いが安定安心をとるなら配達商会に頼むのがベストだ。


 それに護衛の人数を増やしたければ、同じ方向で配達依頼を頼む人の誰かが高く払い依頼すれば、予定よりも増やしてもらえる。今回は辺境までだし、そこそこ大事な手紙だから高めに頼むつもりだ。


 自分の家紋で封蝋を手紙につけて封をする。この世界にノリもあるが貴族の手紙は分かりやすいように封蝋を使う。


 ちなみに封蝋は瓶などを密封するのにも使われる。色々便利な代物だ。


 俺は念のため「二重に手紙に封をした」と新しい紙を一つ目の封筒にいれて封をして、二つ目の封筒にその封筒を入れて同じように封をする。


 俺は配達商会のベリハオ商会に向かう。


 中に入るとそこそこ人がいる。流石に王都だから仕事がなくなる事は無さそうだ。


 ていうか商会がデカすぎて父さんの辺境領地でもあるくらいだからな。中々凄い。多少リスクを伴う分従業員にも高待遇なのか笑顔溢れる場所だ。…前世でもこんな職場が溢れていれば良かったのに。


 配達物を頼む列に並んでいると声をかけられる。


「ご利用ありがとうございます。レオフリート様」


 いきなりだったし小声だった事にびっくりする。ていうか商人の情報収集能力はどうなっているんだ…。


「目立つ事はあまり好まれていない気がしましたのでこの様な挨拶で申し訳ございません。しっかり挨拶をしたいので裏口について来ていただけますか?」


 直接来たという事はこの王都支店の店長なんだろうけどどうしたものか。


 特に配達を頼む以外には用はなかったから断りたいが、情報通という事は逆に流す方も得意そうだ。新しい子供貴族は挨拶もろくに出来ないなんて噂を流されたら家族にも迷惑がかかりそうだな。


「分かった」


 そう伝えると俺は知らないおじさんについて行く。


 知らない人についていっちゃいけないぞ☆


今後も1〜7日に1回投稿頑張るわい

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