表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二度目の人生は異世界で幸せに  作者: 夜ペンギン
幼少期〜学園までの道のり〜
39/40

第39話 配達商会の悩み

 

 ふざけた事を考えながらも、10にも満たない子供貴族を裏口から入れるこの男が何を企んでいるかを考える。


 多分おもちゃの事はバレているだろう。


 でも、あくまで配達商会は配達で金を稼いでいるから商売の話ではないとは思う。


 そしたら何が目的なのか。本当に挨拶だけ?それとも情報収集の相手としてか?


 なんて考えていると裏口につく。そりゃ裏口だからそんなに時間はかからんな。考えは纏まらなかったがまあいいだろ。


 お?魔力認証式の鍵かな?いや、魔力の流れが乱れてた感じがするから魔力流すと動く仕組みのものを組み合わせて鍵にしてる感じかな?中々面白い。俺はやらんけど。


 俺はそのままついて行き応接室らしき部屋に通される。


 他の部屋は地名などが入っているから多分荷物置き場だろう。


 促されるままソファーに座る。俺も家に作ろう。素材探しだな。


「お手間を取らせてしまい申し訳ございません。アルフリート辺境伯様。私ベリハオと申します。あの場で挨拶をしてしまうとアルフリート様にご迷惑がかかると思い、このような形をとらせていただきました」


 なるほど?俺もあの場で挨拶されれば周りの客から目立つし、客も居心地が悪くなっただろうからな。じゃあ本当に


「挨拶のみなのか?」


 声に出てしまった。思っている事が声に出る事が多い気がする。秘密をため込んでたけど、最近色んな人に色々バレ始めて気が緩んでるかもしれない。


 前世の記憶あるとか中々ヤバイ事をぽろっと言わないように少し気をつけなきゃな。まあバレたらバレたでいいけど。


 ていうか俺の言葉にベリハオは驚いているようだ。え?なんかあるの?


「…話を聞いていただけますか?レオフリート様」


 面倒事はごめんだがなぁ…。まあ暫くは暇だし、今日は夕食までに戻れればいいか。


「長話はごめんだぞ?配達を頼みたいものもあるしな」


「勿論でございます。お時間を頂くかわりに配達の料金を無料にさせて頂きます」


 ありがたいな。プラスする護衛料に金を積むだけで良くなった。


「分かった。で、話とは?」


「私達の配達商会は生き物や一部生モノ以外は配達を受け持っております」


 うん、知ってる。


「魔法袋で大体の輸送をしておりますので、多少脆いものでも腐ったりしないものであれば輸送しておりました。最近豊作続きの農家が多く、子供に、親に、親戚に、と食品の輸送がかなり増えて来まして」


 ああ、俺が発見した魔力で作物育てる農家が増えた影響か。


「いい事なんじゃないか?」


「それが…作物の量が多すぎたり、重いものが多く、魔法袋から取り出した際の紙袋の破損や、破けてても構わず輸送を頼む者も少なくないのです」


 取り出す時に意識しないと出てこないから、一部取り出しが漏れたり、確認にも時間がかかるか。


「それに同じ方向からの輸送は育てているものも同じ事が多く、渡し間違えたりする問題がございまして…」


 確かにストレージでさえ、形が違くてもモノ自体に欠けている部分がなければ【×○○】って表示されるな。


 気にした事がなかったが、アイテムボックスも同じようなものだろう。同じものの輸送に使うとなると容量が多ければいいってものでもないな。


「なるほどなぁ…」


「輸送先の住所や名前の書いた紙を貼るために紙袋に入れて持って来てもらうか、紙袋の販売している紙袋を買っていただき、それに入れてから持って来てもらったりもしているのですが、それでも紙袋の破損問題は解決しそうに無いのです。魔法袋内で混ざる事は無いのですが、対象の配達物を渡すために他の中身を取り出しながら探すので、その際に事故が多く…」


「紙袋を強化したりは?」


「それも試したのですが、魔力が切れれば強化は無くなってしまいますので一定距離しかその手段は使えないのです…」


 俺は空気中の魔力を取り込む陣とか使ったりしてるから半永久で強化出来るが、あまり広められない魔法だからなぁ…


「つまりその辺を踏まえて解決案がないか共に考えて欲しいと」


「はい…お願い出来ないでしょうか…?」


 おっさんの上目遣いは誰得なんだ?汚らしいおっさんなら殴ってたかもしれないが、流石商人だ、人の良さそうな顔をしているから断るのも悪い気がする。


「…いっそのこと紙袋を何重にも重ねて使い、料金をその分上げるのは?」


「それも考えましたが、1依頼あたりの配達物量が多くて袋が大きくなると、持ちにくかったり、袋自体の耐久性も良くないのです」


 確かにこの世界の紙袋はそこまで丈夫ではない。神がなまじ楽をさせたせいで、紙そのものの作り方が広まっていないのだ。だから神が用意した、折り紙レベル、ノートレベル、画用紙レベルの硬さの紙が取れる木しか紙の種類がない。


 頑丈な厚紙、いや板紙か?その辺りも用意してくれていれば良かったのに…。


 この世界でも漫画や小説が流行ればいいと思って用意したって感じだろう。分からなくはない。実際本はかなり広まっている。今度本屋行こう。


 それよりも今は問題解決するための案だな。まあ決まっているようなものだが。


まあクッソ分かりやすい解決案ですね。

え?問題自体がしょぼい?問題解決しても新しい問題が出そう?

知らんな。考えたら負けや。


とりあえず解決案のものを最初に思いついて作った人、その元になる仕組みに気がついた人は神だね。紙だけに。



は?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ