冒険者になろう!
「すげえ....」
ここは冒険者ギルド。
たくさんの冒険者と冒険者予備軍でにぎわう、酒場みたいな場所だ。
なぜ俺がここにきているのか、疑問に思うやつもいるかもしれない。
決まっている。
金だ!金。それなくして人間は生きられない。
受付嬢さんのところにいく。なかなかの美人だ。
「ねえ後でデート行か」「登録希望者ですか?」
くっ、さすがのスルースキルである。
「はい、そうです」
「では、このカードに属性と名前、年齢を書いてください」
危機に直面。俺に属性はない。
いやまあ別に何でもいいけど。
だって俺、実質全属性だから!
とりあえず、火にしておこう。
名前は....デインでいいな。
年は15。
「できました」
「はい。ご活躍をお祈りしております。説明はいりますか?」
「お願いします」
「冒険者にはランクが存在し、上から順番に7th、6th、5th、4th、3th、2th、そして1thとなっております。しっかり依頼をこなすことでランクは上がります。ランクが上がれば上がるほど、受けられる依頼も金額も上がります。
また、すぐそこに依頼掲示板がありますので、そこからお選びください」
「ありがとうございます」
依頼か....
低ランク向けのやつとなると、雑用ばっかだな。
とりあえず薬草採取でもしてみるか?
指定されたのは、毒消し草であった。とりあえず、探す。
これは見つけたら勝ちのゲームなのだ。
俺の図鑑でしっかり記録し、そのあとはデクスさんにこれは毒消しか聞けばいいのである。
「よっしゃあ!」
だいぶ時間がかかったが、ついに見つけられた。
そのあとは単純作業の繰り返しである。
デクスさんさすが。もう、先生とお呼びしてもいいでしょう。
ねえ、デクス先生。
〈敬意のかけらも感じ取れないのですが〉
そんなわけありませんよ。
俺は意気揚々としてギルドに帰った。
「これお願いします!」
「ありがとうございます。これにて依頼達成です。こちら、代金の65Dとなります」
「ありがとうございます」
この国の通貨はDである。安い宿であれば、100D ほどで泊まれる。
〈主様、...言いにくいのですが〉
なんですか先生。
〈再現を使えばよかったかと〉
俺はどうやらバカだったようだ。
ちくしょう。だがわかったら次は早い。
俺は金を量産した。




