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おっさん隊長になる〜ぼっちのおっさんに仲間ができました  作者: プラチナ


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第1話おっさん隊長になる

「人手がないから何とかならない?」


「そう言われても…」

 

「本当に人がいないんだって!!」


「いやいや、俺には無理だよ…」


「あなたが隊長やらないと若い子達が死んじゃうよ!経験はあるんだから!!頑張ってよ」


「…………はっはい」


 日本が怪物達に蹂躙されて早5年、日本の人口は半分になり日本人は絶滅しそうになった。


 しかし、何とか政府が頑張り独自の怪物退治組織を結成し怪物達の侵攻を食い止めていた。


 俺はその組織から委託を受けて、ときどき1人で怪物を狩っていた。

 その腕を買われ、組織の少数部隊の隊長になった。


 たった今…



「明日から任務を頼みますよ!後で任務内容をメールで送ります。」

 そう言うと、マネージャーの女性は満足気に帰っていった。


「はぁ〜〜〜」

 気が重い…明日から隊長か…

 絶対、部下には学生とかもいるよ…

 そんな若い子の命の責任なんて俺は取れないよ…


 項垂れながら、組織の建物を出る。愛車の軽の箱バンに乗りアパートに帰る。

 シャワーを浴びて、夕食を食べる。

 俺は独身で38歳、友達もほとんどいないのでスマホは鳴らない。

 しかし、今日は仕事の通知でスマホが鳴った。メールを確認する。


「今日の隊長の件だ……」

 ぐえっ…明日は下水の現場じゃん…最悪だ。

 でもまぁ、敵はさすがにイージーか、初めての隊長の仕事だもんな。

 ああぁぁぁ…やっぱり、部下達みんな若い…

 うわぁぁぁ、学生がいる。

 死なせたらどうしよう…親御さんの顔が浮かぶ。

 はぁ〜〜


 俺のスマホには、部下達の経歴と写真が送られていた。


 東雲 凪 男 年齢20

 イケメン 黒髪ウルフロング いい匂いしそう


 葉山 凛 女 年齢23

 優しそう 茶髪ボブ スレンダー


 天羽 ましろ 女 年齢16

 学生 黒髪ショート 芯が強そう


 こいつらの命を俺が預かるのか…

 重い…重いよ


「ほんとどうしよう…」


 コミュニケーション取れるかな…

 俺は人付き合いが苦手だ。ましてや若い子とか…

 様々なことが脳裏に浮かび、不安になりながら就寝。




 朝を迎えた。

 午前10時から怪物退治の仕事がある。装備を整えアパートを出る。

 下水場へ車を走らせた。

 

 現場に到着。


 既に部下の3人は到着しており、談笑をしている。


「はぁ…」

 打ち解けてるな…もう輪ができている。あの中に入らなくてはならない。隊長なので…

 気は進まないが、これは仕事と割り切り部下達の輪に入る。


「おはようございます。隊長の海野です。今日は、よろしくお願いします!」


「お早うございます!!よろしくお願いします!!!」

 3人が元気よく挨拶をするので少しビビった…

 が、反抗的な奴がいないので一安心。


「では、東雲くん今日の任務は…」


「海野隊長!凪でいいっすよ!」


「……そうか」


「あっ!私もましろでいいです」


「私も凛でいいですよ」


「では、凪!ましろ…ちゃん、凛さん今日はよろしくね」


 ジーッ…


 ん?


 葉山凛から視線を感じる…何か訴える感じが…

 何だ?もうミスったか? 何が言いたいんだ…

 

 はっ!!!


「ううん…凛ちゃんよろしくね」



「はい!」


 満面の笑みで凛ちゃんは返事をした。



 良かった…



 っふぅーーーふー!!!

 ーーーーー何とか輪に入れたな!

 頑張れ俺…


面白かったと思ってもらえましたら、評価などいただけると嬉しいです。


また、完結済の作品『おっさん少女になる』もございますので、そちらもごらんいただけましたら幸いです。

こちらは金髪美少女TSものになります。

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