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101/181

101(スサノオ・ダブル)

 俺は宮殿北地下1階に行く。まずはレイズ国へワープして、そこからガル国にワープする。国際会議は開かれないが、別にいいらしい。一番の近道だ。生身でもなんとかなるだろう。


 門番はテレパシーで分かっていたのだろう、すぐに扉を開けてくれた。


 俺は次元の間からレイズ国へワープすると、兵士が数人居た。


「ソウ殿でございますね? ガル国はこちらです」

「ああ」


 俺は兵士に連れられて、ガル国の魔方陣に入る。視界が緑色に包まれ、降り立ったのは…………。瓦礫の中だった。空を見ると、白い羽が6枚付いた天使が城と街を破壊していた。


「ソウ殿、あれは大堕天使ミカエルの手下、レオンです」

「堕天使ミカエルの手下なのに、フォールダウンしてないの?」

「それについては、よく解りません」

「みんな、封印魔法とか悠長な事を言ってる場合じゃないよな」


 ドカーン! ドカーン! ぼろぼろぼろ……。近いところを爆撃されたか。


「ソウ殿、どうするおつもりで?」

「空中浮遊魔法だ」

「危険過ぎます!」


『青年、南木曽よ。聞こえるか? ワシじゃ』

「神様!? 魔界からテレパシーか?」

『天使レオンが現れたようだな。空中浮遊魔法のコツはヤマタノオロチを使い、ドローンをイメージしろ』

「分かった」


「ソウ殿、誰とお話で?」


 ガル国の兵士達は不思議そうに聞いてきた。


「そんな事より、ここは高台か?」

「はい。ガル国の城は高台に建っております」

「みんな離れてくれ」

「はい!」


「ヤマタノオロチ、力を貸せ!」


 大蛇の首8本が俺の背中とビームで繋がる。ドローンをイメージ……ドローンをイメージ……。蛇が口から火を吹き、フワッと体が浮く。ちょっと怖いけど大丈夫だろう。


 俺は天使レオンに向かって飛ぶ。下っ端の天使3体が間に入り、ブロックする。


「これなら、どうかな? スサノオ・ダブル!」


 俺は両手にスサノオを持つ。天使3体は槍で攻撃してきた。


 ザキン! ザキン! ザキン!


 俺は天使3体の攻撃を寄せ付けず、真っ二つに斬り捨てる。天使レオンは不思議そうな顔をした。


「貴様、普通の人間ではないな? その魔法剣は神道魔法だろう。私と組まないか? そうすれば、地球の10パーセントをお前にやろう」


 俺は両手のスサノオを解除する。

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