101(スサノオ・ダブル)
俺は宮殿北地下1階に行く。まずはレイズ国へワープして、そこからガル国にワープする。国際会議は開かれないが、別にいいらしい。一番の近道だ。生身でもなんとかなるだろう。
門番はテレパシーで分かっていたのだろう、すぐに扉を開けてくれた。
俺は次元の間からレイズ国へワープすると、兵士が数人居た。
「ソウ殿でございますね? ガル国はこちらです」
「ああ」
俺は兵士に連れられて、ガル国の魔方陣に入る。視界が緑色に包まれ、降り立ったのは…………。瓦礫の中だった。空を見ると、白い羽が6枚付いた天使が城と街を破壊していた。
「ソウ殿、あれは大堕天使ミカエルの手下、レオンです」
「堕天使ミカエルの手下なのに、フォールダウンしてないの?」
「それについては、よく解りません」
「みんな、封印魔法とか悠長な事を言ってる場合じゃないよな」
ドカーン! ドカーン! ぼろぼろぼろ……。近いところを爆撃されたか。
「ソウ殿、どうするおつもりで?」
「空中浮遊魔法だ」
「危険過ぎます!」
『青年、南木曽よ。聞こえるか? ワシじゃ』
「神様!? 魔界からテレパシーか?」
『天使レオンが現れたようだな。空中浮遊魔法のコツはヤマタノオロチを使い、ドローンをイメージしろ』
「分かった」
「ソウ殿、誰とお話で?」
ガル国の兵士達は不思議そうに聞いてきた。
「そんな事より、ここは高台か?」
「はい。ガル国の城は高台に建っております」
「みんな離れてくれ」
「はい!」
「ヤマタノオロチ、力を貸せ!」
大蛇の首8本が俺の背中とビームで繋がる。ドローンをイメージ……ドローンをイメージ……。蛇が口から火を吹き、フワッと体が浮く。ちょっと怖いけど大丈夫だろう。
俺は天使レオンに向かって飛ぶ。下っ端の天使3体が間に入り、ブロックする。
「これなら、どうかな? スサノオ・ダブル!」
俺は両手にスサノオを持つ。天使3体は槍で攻撃してきた。
ザキン! ザキン! ザキン!
俺は天使3体の攻撃を寄せ付けず、真っ二つに斬り捨てる。天使レオンは不思議そうな顔をした。
「貴様、普通の人間ではないな? その魔法剣は神道魔法だろう。私と組まないか? そうすれば、地球の10パーセントをお前にやろう」
俺は両手のスサノオを解除する。




