36話 最後の声
クロノファミリー
ゼオ ハンド レイカ マスターシャル
ライ メディー
ホワイトフェザー
ララ ネル
タイター家
アルカ ルージ ミヤ メルーア テリッシャ
バルサ
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俺は黒幕であった『ルージ』と向かい合う
体はもうすでにボロボロだ
くそっステータス〝イケメン〟に全振りしてしまったばかりに、、、
防ぐ術が俺には全くない
ルージ「イケメンに全振りしてそれですか?失敗過ぎますよ?」
ゼオ「お前!?心が読めるのか!?いや待てそれより失敗過ぎるって何?」
ルージ「読めないけど何となくそうな事考えてそうだなっと」
ゼオ「それで当てれるの?変な才能開花させないでくれない?んな事どうでもいいんじゃ!失敗過ぎってなんだおらぁぁぁぁ!!!」
俺は怒り任せに刀を振った
当然の如くかわされる
ルージ「そんな大振り当たる方が難しいですね」
ゼオ「ゲホッゲホッ」
テリッシャ「おいお前!フラついてるじゃないか!私も加勢する!!」
ゼオ「こんなもん勢いよく馬車に引かれたようなもんだ!俺に任せておけ!!!」
テリッシャ「、、、馬車に引かれたらそれ結構な大怪我だよ」
俺はこいつと1対1で向き合いたい
どうしても聞きたい事があるんだ
ゼオ「へいジィーよ、俺が本気出したらお前の寿命はあと8年延びるぜ?」
ルージ「、、、いい事じゃないですか?」
ルージが俺に向かい禍々しい弓矢を構える
ルージ「『ペネトレイトポイズン』、あなたももう大人しくしていなさいゼオ君」
そうして俺に向かい黒く光る矢が飛んでくる
ゼオ「おぉぉぉぉぉぉ!!やられてたまるかぁぁぁぁ!!!」
矢に向かい刀を振る
刃が擦り軌道がズレた、矢は俺に当たる事なく後ろへと飛んでいった
ゼオ「そう簡単に終わる男ではないのだ!!」
ルージ「しぶといですね」
ジジィが構えようとする、俺はもう奴に突っ込み走っていた
奴との距離を潰し懐へと入り込む
ルージ「なんと!?まだそこまで動けましたか!?」
ゼオ「へへ、信念が折れない限り可能性は無限大なんだおらぁぁぁぁぁ!!!!」
俺はルージの首目掛け一文字に斬りかかる、、、
ルージ「、、、なぜ斬らないのです?」
ゼオ「ゲホッ、、俺の刀は〝人を殺す〟為にあるんじゃない、〝守る〟為に斬るんだ」
ルージ「私を斬らないのならば皆様を傷つけますぞ?殺してしまうかもしれませんぞ?」
ゼオ「お前は誰も殺してないし誰も殺せないだろ、、実際に俺達は誰も死んでない、、、モップだって生きている、ワザと致命傷を避けたな?」
ルージ「、、、あなたはバカが付くほどのお人好しですね」
ゼオ「それに、、、お前が何故タイター家を、俺達をこんなにしたか理由を聞いてない、、、ぐっ、、」
俺は膝をついた
テリッシャが倒れそうな俺を支えにきてくれた
アルカ達も近くにやってきた
アルカ「ゼオ、、、お前弱いな!」
ゼオ「んだとクソガキ!グハァ!!!」
テリッシャ「バカか!大怪我してるんだから騒ぐな!!」
アルカ「でもありがとう、ルージを殺さないでくれて」
ルージ「アルカ様、、、」
アルカ「ルージ、話してくれないか?理由を」
ルージ「、、、私は、、」
?「ここまでですかねぇ」
ルージ「ゴホッ!?」
アルカ「ルージ!!!」
突如現れた謎の男にルージが背中を斬られた
テリッシャ「何者だ!?」
?「名乗る程の者ではございません、少しこの方と交流がありましてねぇ?余計な事を話されては困るので口封じにきたまでですよ」
ルージ「ガハッ、、アルカ様、、、」
アルカ「ルージ!しっかりしろ!!」
その男は長い黒髪をなびかせルージとアルカを見る
?「アルカ=タイター、恨みはありませんがあなた方タイター家は私達にとって厄介ですので排除させていただきますよ?」
男は刀身が細い中世ヨーロッパで使用していた様な剣を2人に振り下ろした
ガキンッ
?「ん〜?まだ動けたのですねぇ?」
ゼオ「全然絶好調だよ馬鹿野郎」
俺は振り下ろされた剣を刀で受け止めた
そして強引に振り払う
男は後ろへと下がった
ゼオ「アルカもジジィもやらせねーぞ!」
?「その傷で戦うつもりですか?」
ゼオ「これは傷じゃねぇ、勲章だ!お揃いにしてやろうか?」
?「何言ってるかわかりませんねぇ」
奴は俺に向かい飛んできた
とんでもない速さだ、さっきのテリッシャ並に速いな
そして奴の連撃が俺の体を斬り刻む
?「防ぐこともできないですかぁ?倒れていた方が良かったんじゃないですかぁ?」
テリッシャ「ゼオ!!」
バルサ(くそっ、、、まだ体が動かねぇ、、、)
モップ「モップップゥー!!!」
なんとモップが男に飛び掛かったのだ
それにより奴の攻撃が止まる
?「なんですこいつ?邪魔ですねぇ」
モップ「もっ!?」
モップは首を捕まれ強引に引き剥がされた
そのままバルサのある方へ投げ飛ばされた
ゼオ「ありがとよモップ、ナイスガッツだ!!」
俺は全魔力を解放した
って言えばカッコいいけどぶっちゃけ魔力のコントロールが全然出来ないだけなんだけどね
でも今はこれでいい、全力でこいつをぶった斬ってやらないと
ゼオ「『一黒炎天』!!!!!」
奴にありったけの魔力を纏わせた桜花黒紅を振り下ろす
凄まじい斬撃が放たれる
テリッシャ「ッ!!!」
ミヤ「アルカ様!ご友人様!!」
ルア「キャッ!!」
アルカ「!?」
バルサ(あいつ魔力全開放したのか?それにしてもなんてゆう、、、)
その場には斬撃の跡が残った
だが奴の姿が見えない
ゼオ「おひゅ〜」
俺は力無くその場に倒れ込んだ
もー無理、限界、立てない、泣きそう
?「なかなか面白い人ですねぇ?」
男は俺の横に立っていた
ゼオ「見たか、、、これがクロノ、、ファミリー、、、の、、、ゼオ、、だ、!!」
?「クロノファミリーのゼオ、貴方の事は覚えましたよ?今日は面白いものを見れたし手を引きましょう、どうせそこのお爺様も命の炎はあと僅かですしねぇ」
そう言って男は黒い光に包まれ消えていった
アルカ「おい!ゼオ!!大丈夫か!?」
ゼオ「バッカ、、、俺じゃなくて、、、ルージのとこへ、、行ってやれ、、、」
ルージの傷は命に届いていた
誰が見てももう、、、
ネル「ゼオ!!」
ララ「医療班!怪我している者達へ!!急げ!!!」
ホワイトフェザーのネルとララが部下達を連れてやってきた
ネル「ゼオ!?ボロボロじゃない!?」
ゼオ「なんで、、、ここに、、、?」
ネル「タイター家から連絡があったのよ」
メルーア「私が呼んだんだ、ここに来る前に使いの者に連絡しておくように伝えて」
ララ「来るのが遅くなってすまなかった、落ち着いてからでいいから何があったのか教えてくれ」
ゼオ「、、、なぁ、あの爺さん、、、ルージ、、は?」
ララ「、、、恐らく助からないだろう」
ゼオ「、、、」
ネル「それよりもゼオも早く手当てしないと!酷い傷なんだから!!」
ゼオ「待って、、、もう少しだけ、、ここに、、、」
俺はネルに体を起こしてもらいとりあえずその場で止血を行ってもらう事になった
体は動かない、でもまだ運ばれる訳にはいかない
俺はどうしても聞きたいんだ、、、
アルカとルージの方へ目をやる
アルカ「ルージ!?」
ルージ「ケホッアルカ様、、、」
アルカ「ダメだ!お前が死んでしまっては僕は、、、僕は、、、!!!」
ルージ「アルカ様、、、こんな私の為に涙を、、、私は何て愚かな、、、」
アルカ「なんで!なんでこうなってしまったんだ!?」
ルージ「私は、、、」
ルージは今にも消えてしまいそうな声で話し始める
そんなルージの最後になるであろう声を聞き逃さぬよう
アルカは涙を流しながらも真剣に話を聞こうとする
俺はそんな2人の会話を飛びそうな意識を無理矢理戻しながら聞こうと思う
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