呪い
「あら、世界は一つじゃないのね」
魔女は、俺の言葉を軽くあしらった。
とにかく、魔女には仲間銃が効かないことがわかった。
それにしても、銃の謎は深まるばかりだ。
だが、俺には考えている暇などなかった。
突然、俺はメイデンのヒロ式の炎攻撃とファリスの剣撃の直撃を受けた。パッシブスキルの『マジックプロテクト』と『ライフプロテクト』が同時に発動した。
「な、これは……」
メイデンとファリスは、うつろな目をしていた。まるで、操り人形のような動きで俺を攻撃してきた。
俺は、危険を感じてすぐにその場を離れた。
「こんなこともできるのね……ソエルにはこの呪いはかかってないのかしら、つまらないわ」
魔女は、メイデンとファリスに手を向け、何かを念じていた。
俺は、その魔女の行動で何が起こったかを把握した。
「まさか操っているのか……いったいどうやって!」
「あら、知りたい? 答えは簡単。ジュリアの呪いは支配の呪いだったから、私がジュリアの能力を介してその2人に少しだけ命令を加えたのよ。あなたに攻撃するようにね」
メイデンとファリスは、俺に攻撃を加えてくる。だが、攻撃の鋭さはない。おそらく魔女の操作が甘いのだろう。
ファリスはゆっくり歩いてくるので近づかなければ平気なのだが、メイデンは俊足の足ですぐに俺の間合いに入り攻撃を繰り出してくる。
俺は、避けるので手一杯だ。




