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ソラと異国と綺麗な魔法  作者: みんみん
間章3 愛と迷いと決意の時
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プロローグ

本日、人物紹介とプロローグ、第1話、の合計3つを更新しています。

このプロローグからお読みください。

 自然部との視察から帰ってきて翌朝。

 心配していたマドリガーレの熱はすっかり下がっていた。元気いっぱい朝食に下りてきた彼女に、皆は心配の声を上げたが、彼女はほんの少し舌をペロッと出し、申し訳なさそうに言った。


「実は、終わりの儀式の後のソラの縮小版大魔術を浴びた時から、熱はすっかり落ちちゃってたの。でもとっても疲れていたのは確かで、体がだるくて重くて、そして眠くて仕方なかったから、昨日は寝ちゃっただけなのよ。たくさん寝たからもう大丈夫。心配おかけしました、ごめんなさい」


 それなら良かったと皆は安堵(あんど)。もうすっかり良いのかと聞かれたマドリガーレが「大丈夫よ。だからセリオーソおじ様に連絡してくださる?」と返したので、皆はシーンとなった。


「だってソラは日本に早く帰らないとならないでしょう? 話し合いするの、今日を逃したら一週間先になってしまうわ。そうでしょう?」


 今日は陽の曜日。一日休日の日で、日本で言うところの日曜日にあたる。今日を逃せば全員の都合が付くのは、日本での土曜日にあたる星の曜日まで待たなければならないから、俺が日本へ戻るのが遅くなってしまうのは確かだ。


 それでアルマンド叔父がコン・エスプレッシオーネ家へ連絡してくれ、午後からパストラーレとその父セリオーソが来てくれることになった。

 皆で話し合いをする間、スピリトーゾと麗美は遊びに出かけると言う。もうすぐ麗美が日本に帰ってしまうなら、それまでたくさん遊ぶのだとスピリトーゾはそう言った。


 誰にも邪魔されず、関係者だけで話ができるとアルマンド叔父がホッとしていたが。

 なんだか昨日から不安なことばかりだ。

 俺が狙われているってどういうことだろう。

 スピリトーゾや麗美にも、いつも以上に護衛がたくさんつく事態って。


 これから話される内容を想像し、俺は少しだけ胸が重くなった。

引き続き第1話をお楽しみください。

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