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【11】
封印の神殿。
光の神殿と対を成してるって言うから、外観は同じ。
きっと、中も同じなんだろうな~。
あ!そう言えば
ある事、思い出した!
「あの~、霊獣ってどんなの?…やっぱり獣って言うぐらいだから獣系?」
「大きな犬かな」
「大きな猫だろ」
この二人、外見同様、性格も正反対なのに仲は良い。
それなのに「あれは犬でしょう」「猫だ」って繰り返してる…。
子供の頃からこんな感じ?たぶん、そうなんだろうな~。
でも、お互い言いたい事言い切ってるからストレスは溜まらないのかも…。
「もうっ!いい加減にしなさーい!」
横に居る私が恥ずかしくなってくる。
「二人とも大人なんだから、犬でも猫でもどっちでもいい!だいたい分かったから!」
とにかく、中へ行こうっと。
「あれ?行かないの?」
「俺達はここで待ってます」
「封印解いてさっさと戻って来い」
……ひ、独りか~。
ここまで来て逃げちゃうなんて出来ないし…。
でも、いきなり獣さんにパクッって事は無いよね~?
絶対引きつってる顔で「じゃ、行ってくる」と、言って入る。
「誰か~、居ませんか~?」
大聖堂まで来た。天井にはステンドグラス。夕日に煌いてる。
「――次の『女神』は、おまえか?」




