表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メンバーカラーは無色透明を希望します!!  作者: ひなた


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
114/127

108曲目 久しぶりの味は前よりも美味い気がする

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です。

2月14日。

世の中はバレンタインデーで、しかも今年は土曜日。

でも俺は違う。

リビングに入ると朝ごはんのいい匂い。

「おはよー」

「おはよう」

「おはー」

キッチンから母さん、リビングで食べてる兄貴。

冷蔵庫から牛乳を出す。

「優子は?」

「やることあるからって早めに出たわ」

「…早すぎね?土曜の8時前だよ?」

俺がそう言うと母さんはクスッと笑った。

「高校最後を満喫してるんでしょ」

「デートかもなー」

「でー…と」

俺が固まってると兄貴は爆笑。

「お前、シスコン卒業しないとなー」

「うるせー」

母さんからパンや目玉焼きが乗ったワンプレートを受け取ってテーブルに置く。

コップに入れた牛乳にインスタントのコーヒーの粉を少し溶かす。

「いただきまーす」

「はい、どうぞ」

我が家の朝食はサラダを大きめなボウルに入れてテーブルに置いてセルフで取る。

それ以外はキッチンで母さんから受け取って自分で運ぶスタイルだ。

「うまー」

「よかったわ」

クスッと笑う母さんもテーブルにつく。

父さんは海外で仕事中だ。

しばらく3人で会話をしていると母さんが唐突に言った。

「陽太、誕生日おめでとう」

「え?ありがとう」

「お父さんも夜はいるからみんなでご飯だからね」

「…はい」

今日は20歳の誕生日だ。


今日は昼から仕事。

電車で移動して局に入る。

「やっぱ遠いなー」

『陽太、仕事も増えてるし一人暮らし検討してもいいかもな』

岡本さんに言われたことを思い出しながら楽屋に入るとクラッカーの音が響いた。

「!?何!?」

「「「パピー、誕生日おめでとうー!!」」」

メンバーが嬉しそうに並んでる。なんなら後ろにはカメラさんもいる。

「…え?ありがとう」

「パピー、意識戻して」

ゆうが面白そうに言う。

「とりあえずこっち♪こっち♪」

スーが楽しそうに俺を引っ張って真ん中に連れてくる。

「え?何?」

「今日はパピーこと、上田陽太の20歳(ハタチ)の誕生日でーす!!」

ナツが言うとメンバーと周りのスタッフが拍手と「おめでとう!」の声をかけてくれる。

「え?ありがとうございます?」

「なんで疑問形?」

楓が苦笑する。

「と、いうことで今日はみんなでお祝いしていこう!という企画です!!」

「は?え?」

「あ、ちなみに番組企画です」

ナツの返答にさらに固まる。

「……はぁ!?」

「この後、パピーが衣装に着替えたらスタジオでいつものメンバーでお祝い企画です」

「はぁぁ!?」

「理解が追いついてなくても知ったこっちゃないです」

「はい!?」

「問答無用で進めまーす。とにかく着替えてください」

「パピーお着替えでーす♪」

トラに連れて行かれて準備万端な衣装さんとマッキーさんにセットされていく。

色々準備が終わってスタジオに行くといつものレギュラーメンバー。

俺はされるがままに過ごすことになる。


「た、ただいま」

家に帰る時にはクタクタになっていた。

「おかえり…ってあらあら」

「わー、凄い荷物」

リビングに入ると母さんと優子が驚いた顔。

そりゃそうだ。メンバー、レギュラーメンバーの皆さんからのプレゼント、番組からの花束を抱えて帰ってきたんだから。

「お兄ちゃん愛されてるー♪」

今日の収録を思い出す。

「まぁ、そうみたい」

俺が照れくさそうにしているのを見た母さんは苦笑した。

「とりあえずお風呂入ってきなさい」

「…そうする」

風呂から出ると兄貴もいた。

「あ、おかえり」

「ただいま」

しばらくしたら父さんも帰ってきた。

そのタイミングで夕飯だ。

全員で食卓を囲む。今日は俺の好きなものばかり。

「それじゃ、陽太誕生日おめでとう!!」

兄貴の音頭で乾杯をする。

「ありがとー!」

「陽太も20歳(ハタチ)か。この前まで小学生だったのにな」

「本当ね」

父さんと母さんが考え深いと言う顔をしている。

兄貴が20歳の時も同じような顔をしていた。

やっぱり自分の子供が20歳になるって違うのか。

しばらくはご飯を食べてそれぞれの近況を話していた。

ある程度落ち着いてから父さんが冷蔵庫から瓶を出してきた。

「陽太、ビール飲んでみるか?」

「あ、飲みたい!」

1回目の人生でめちゃくちゃ飲んでたビール。

実はめっっちゃ我慢してた。

「今回、ドイツに行ってたからドイツのビール買ってきたぞ」

「マジ!?ありがとう!」

「陽太はドイツかー」

兄貴が嬉しそうに言う。

「にぃはイタリアのワインでお酒デビューだっけ?」

「そー。優子の時は何だろな」

優子に頷く兄貴。

そんな様子を横目にビールを注いでもらう。

その後に母さん、父さんのグラスに注ぐ。

「陽太」

「?」

「誕生日おめでとう。ここまで大きくなってくれてありがとう」

父さんがそう言うと父さんと母さんがグラスを差し出す。

それがどこか切ない。

「うん、俺もここまで育ててくれてありがとう」

カチンッと3人でグラスを合わせてビールを飲んだ。


久しぶりのビールは何だか1回目の人生よりも美味しく感じた。

陽太くん、20歳になりました。

仕事のことはさておき、陽太パパは息子の成長が嬉しくて本場のビールで乾杯をしたのでした。


ちなみに妹の優子ちゃんは兄の使い分けを「にぃ」と「お兄ちゃん」でわけてます。

かわいいんです←


====

いいなど思った方は、ぜひブックマーク、評価を5つ星よろしくお願いします!

していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

感想もお待ちしております(^ ^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ