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メンバーカラーは無色透明を希望します!!  作者: ひなた


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105/130

100曲目 ツアーラスト!

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されているので、ご了承ください。

また、「 過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する」にちょっとだけリンクしてます。

両方読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!


毎週土曜日のAM8:00ごろ更新です。(遅れることもあると思います)

B面シリーズは不定期です。

6月27日の日曜、福岡2日目の昼公演。

今回のツアーラストライブだ。

「おーし!!ラストやるぞー!!」

トラが気合い十分で楽屋を出る。

昨日、スーと同じように誕生日をお祝いしてもらったからか、いつも以上に気合い入ってる。

俺も衣装を着てイヤモニを付けながら歩いていると隣にゆうがやってきた。

「ゆう、どうした?」

「俺さ、もっと仕事頑張るよ」

「へ?」

まっすぐ前を見るゆう。

「今回のツアーでもっとたくさんのファンに会いたいって思ったから、もっと知ってもらえるように仕事取れるようにする」

「…そうだな」

ゆうに肩を組んでポンポンッと肩を叩く。

「俺も頑張るよ。一緒に頑張ろうな」

そう言うとゆうは頷いた。


MCでは今回のツアーの感想がメインだった。

「今回、僕たち初めてのツアーだったんですが」

ナツが言うと「おめでと〜!!」と声がかかる。

「ありがとうございます」

「皆さまの応援のおかけげです」

俺が頭を下げるとメンバーも頭を下げる。

「みんなどうだった?」

「すっっごい楽しかった!!たくさんの方に会えたのがすっごい嬉しい!!」

「なんかずっと元気でいられた気がする」

楓とトラの言葉にみんなで頷く。

「俺たちの方がエネルギーもらった感じするよね」

スーが言うとトラと楓がすごい勢いで頷く。

「もっと頑張ろうって思えたよな」

ゆうが言うとみんな頷く。

「あと、久しぶりにみんなで泊まりだったよなー」

「みんなでたくさん遊んだよね!!」

俺の言葉に楓が目をキラキラさせる。

「なー、みんなでゲームしたりトランプしたり」

俺がそう言うと会場がどよめいた。

「あ、そうなんです。俺ら泊まりだとトランプするんです。可愛いでしょ?」

会場に聞くと「可愛い!!」と声が上がる。

「可愛いか?トランプしてるだけなんだけど?」

ゆうが不思議そうな顔をするとナツが即答する。

「いや、可愛いだろ。10代後半男子たちが仲良くトランプだぞ?」

「僕まだ14なんだけど」

楓がちょっとムッとする。

「…10月で15になる男子含む」

「ナツ、そんな言い方したら一番奥の人が悲しそうな顔してるって」

ゆうが俺を見ながら言う。

俺はそっとマイクを近づけ呟く。

「初めて会ったのは9歳だったのになぁ」

「そんなこと言ったら、パピーが高1の時に俺たち出会って、次の誕生日であなた20歳(ハタチ)ですけど」

ナツが冷静に言う。

俺は遠い目をする。

「オーディションから5年かぁ…早いな」

「パピー、意識戻ってきて」

スーが呆れたように言うと会場に笑いが起きた。


ツアーが終わって帰りの飛行機。

2人席で窓側に座ってるスーと前後に座ってるメンバー全員寝てる。

俺も疲れてはいるけど何故か目が冴えてる。

思い出すのは最後のナツの挨拶。

『今回のツアーでたくさん得るものがありました。

ライブをする楽しさはもちろん、個々の課題がより明確にもなりました』

ツアーをやるからこそわかる課題。

体力と技術はもちろん、会場に合わせての臨機応変さやペンライトでわかる自分のファンの数。

『何より、clear skyが全国で皆さんに本当に愛していただけているんだな、と今回強く感じました』

ナツが泣きそうな声をしている。

『こんなに多くの愛を僕たちは返せているのかな、とも思うツアーでした』

その言葉に会場からは「返せてるよー!!」とたくさん返事をもらった。

『ありがとうござます。でも俺たちはもっともっと皆さんに感謝を伝えたいです』

ナツが俺たちを見る。

俺たちは頷く。

『必ずもっと皆さんに会えるように、感謝を伝えられるように僕たち頑張ります』

ナツが背筋を伸ばす。

『なので僕たちのワガママに付き合っていただけないでしょうか。これからも応援、お願いします』

全員で頭を下げると会場から拍手が起こった。

「どうした?寝てていいぞ?」

通路を挟んだ隣に座る岡本さんに言われてハッとする。

「いえ、目が冴えて」

「そうか。明日も仕事だから寝れる時に寝ろよ」

岡本さんに言われて頷く。

「…岡本さん」

「ん?」

「俺、もっとclear skyの存在を広げられるように頑張ります」

そう言うと岡本さんは真剣な顔をする。

「だからどんな仕事も受けます。みんなが安心して仕事受けられるように」

「…わかった」

俺の真剣さに岡本さんは小さく頷いた。


ツアーをしたからこそ感じた力不足と悔しさ。

ツアー完走したclear sky。

ツアーをしたからこそ感じることも多かったでしょう。

ここからどう変化していくのでしょうか。


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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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