8・白虎の性格
今後の展開を変更したのに合わせて、あらすじを変更しました。
ついでに、白虎や主人公の喋っている言葉を「実際に発している音(魔獣語の意味)」にしていたのですが、これからは全部魔獣語の意味だけにしておきます。
「……と、取り乱してごめんなさい」
白虎が俺に頭を下げてくる。
いや、俺でもこの状況なら取り乱すだろうし、別にいいんだけど……。
「……?どうかした?」
「何でもない」
まあ、実際は何でもあるんだが。
俺の中での白虎のイメージは、寡黙で常に冷静。どんな事にも応じず、毅然と対応する……みたいな感じだった。
でも実際に聞いたり話したりしてみたら、普通の女の人っぽい。
予想外の事があれば驚くし、口調も女性として一般的な感じだ。
そのイメージとのギャップに俺は驚愕しっぱなし何だが……まあ、言う事じゃないだろう。
俺が白虎に話し掛けたのは、もうすでに数十分前になる。
ギャー、とかうわー、とか取り乱す白虎を宥めようと何度か声を掛けたのだが、その度にもっと取り乱されたので、落ち着くまで放っておく事にした。
そうして待つこと数十分。
ようやく落ち着いた白虎から謝罪された、という訳だ。
「で、あの、失礼だとは思うんだけど……あなた、何者なの……?」
「へ?」
突然の白虎からの質問に、思わず声が漏れる。
何者って言われても……ただ前世の記憶があるだけの獣人だけど……。
「その様子だと、分かってないようね。あなたがどれだけ異常なのか」
い、異常!?
それって、絶対良くない意味で、だよな……?
内容が気になるような、聞きたくないような……。
まあ、ここで聞いとかないと絶対後々損するだろうし、聞くけど。
「……どういう事か……教えて……」
ううむ。
何時も思うんだが、この口調、自分よりも目上の人に対する時には駄目だよなー。
特に今は立場も年齢も力関係もものすごく格上だし、怒らせたらヤバイ人だし。
でも、敬語使うと簡潔に言えないから、俺には無理何だよな。
会話が長引くと、死ぬ。緊張で俺の精神が。
ホント、難儀な性質だよ、俺。
「分かったわ。私がキチンと教えて上げる。あなたがどれだけおかしいのか」




