※ネタバレ注意※
あとがきまでお読みいただき、ありがとうございます!
今回もいつもの登場人物の設定紹介が、完全なるネタバレになっております。
なのでまだ本編を最後まで読んでいらっしゃらない方は、先にそちらからお読みくださいませっ!(>ω<;)
念のため、ネタバレ部分の前には注意書きをしておきますので、よろしくお願いしますm(_ _;)m
さて今回のお話なのですが、本編は久々の完全なる三人称視点でお届けしてみました。
長い間一人称視点ばかりを書いていたせいで、以前三人称視点を書いた時に下手になっているような気がしていまして…。
なのでしばらくはリハビリもかねて、三人称視点強化期間として頑張っていこうかなと思い立った、その記念すべき一作目でした!
ちなみに20万文字を超えるかなりの長編を書いたのも、実は久々です。
コンテスト応募用作品を書いていた影響で、最初は15万文字以内にしないとなんて考えていたのですが、途中で今回は文字数制限がなかったことを思い出しまして、ですね……。結果、好きなだけ書いてしまえ! と、おまけだけでなく別視点まで追加し欲望のままに書きなぐったのが、こちらの文字数となります。
いえ、あの……わざとではないんですよ。まさか100話以上になるなどとは、全く考えていなくて、ですね……。あくまで結果論であって、そこまでの文字数を予想していたわけでは決してないのですが……。なんというか、その……長々とお付き合いいただき、本当に感謝しかありません。そしてすみません…! 長すぎですよね…!
せめてあとがきくらいは今回短くいこうと思いますので、この辺りでいつものいっちゃいます!
人物紹介という名の、自分用の設定資料公開!
というわけで、ここからはネタバレ注意となります。
そして例のごとく、自分用の資料なので箇条書きが多いです。そして長い上に、結局使わなかった設定もチラホラ……。
それでもいいよ! という方だけ、どうぞお進みください(笑)
では、どうぞ!
◆主人公:ソフィア・ブランシェ(Sofia【知恵、賢明な】・Blanchet【白髪の】)
雪原を彷彿とさせるようなスノーホワイトの髪と、鮮やかなエメラルドグリーンの瞳、透けるような肌の持ち主。18歳、164cm。かなりの痩せ型だが、実は磨けば光り輝く原石。
伯爵家の令嬢だが、実家はとても雪深い地域なので非常に貧乏。そのため学校も無料で通える16歳までしか行けなかった。その間に毎日図書室に通い、知識を必死に得ていた。
目の前の本に夢中になるあまり、周りが見えていない時が多い。学園でもそのせいで、フェルナンからの視線に一切気付いていなかった。今も夢中になりすぎて、寝食を忘れることが多々ある。
弟がいるが七つも歳が離れているため、弟が成人するまでの間少しでも領地のためにできることができないかと知識と経験を蓄え生かしながら、日々領地経営に携わっている。
見た目は悪くないのだが貧乏なせいで家同士の繋がりも求められておらず、毎日本とばかり向き合っていたせいで恋の一つもしたことがない。最悪結婚できなくてもいいと考えている。
基本的にはおとなしい性格なのだが、実家が実家なせいでガッツと体力は人並み以上に持ち合わせている。逆境にも強い。
本当は綺麗なストレートヘアーなのだが、栄養が足りていないせいでボサボサになっており、そのせいで時折軽いウェーブがあるようにも見える。
◆ヒーロー:フェルナン・アマドゥール(Fernand【平和に熱心な】・Amadour【愛するもの】)
満月のような優しいクリームイエローの髪と、神秘的なアメシストのような瞳の持ち主。18歳、176cm。その髪色と王太子の右腕という事実から、月に例えられることがある。
外務大臣の長男。そのため王太子の留学に、勉強もかねてついていくことに。大変まじめな性格だが、融通が利かないほど頭が固いわけではない。時折ジョークにも乗ってくれる。
三歳違いの妹がいる。
16歳で留学に出てしまったが、それまでの四年間はずっとソフィアを遠くから見ていた。完全なる片思い。
婚約者候補が別にいたので、自分だけの思い出としてソフィアのことはひっそりと胸の奥にしまっておくつもりだった。周囲の女生徒にも恋心を気取られるようなヘマはしていない。
ソフィアのことが好きすぎて、時折距離感がバグる。実は恋愛になるとド直球な人物。そのせいで普段と違いすぎて、ソフィアには言動を一切信じてもらえなかった。
◆王太子殿下:オーギュスタン・デュ=ロワ(Augustin【深く尊敬する、あがめる】・Du-Roi【の=王】)
宵闇を溶かしたような色合いの髪と、光り輝くサファイアのようなロイヤルブルーの瞳の持ち主。18歳、175cm。
国家間交流が盛んなデュロワ王国の第一王子で王太子。母親が他国から嫁いだ黒髪の姫のため、その色を継いでいる。国内では友好の証として、好意的に受け入れられている。
16歳から、婚約者の姫がいる帝国へ留学していた。穏やかな話し方が特徴的。
魔女ほどではないが意外とノリがいいのと、想う相手がいるのであればその人物と結ばれたほうがいいだろうと考え、魔女の提案に手放しで賛成した。実は悪戯好き。
◆魔女:ユゲット(Huguette【精神、知性】)
褐色の肌と、赤い瞳の持ち主。髪色はオレンジブラウンで、全体的に強いウェーブの癖がある。女性らしい曲線美が特徴的。年齢不詳。169cm。一人称はアタシ。
ノリがいい豪快な魔女で、魔女と知っても普通に接してきたフェルナンと意気投合し、面白そうだからと帰国時についてきた。特に誰にも恋心などは抱いていない。むしろ可愛い女の子が好き。
長く生きているせいで、少々お節介焼きなところがある。「老婆心だよ老婆心!」で、色々と軽く流してしまうことも多々ある。
一芝居打つためにフェルナンに連れられソフィアに会った時に、整えればかなりの美人だろうと驚いた。と同時にソフィアにフェルナンに想いを寄せているのかと聞かれ、全力で否定した。
◆ヒーロー父:セヴラン・アマドゥール(Séverin【厳格な、厳しい】)
息子よりも濃い髪色(レモンイエロー)と、アクアマリンのような淡いブルーの瞳の持ち主。39歳、175㎝。
アマドゥール公爵、外務大臣。
厳格な人物として知られているが、同時に外交に対する手腕も素晴らしく、国家間交流をスムーズに進めるやり手の貴族。
成人前の跡取り息子を王太子の留学についていかせるなど、厳しいと思われがちな部分もあるが、実は家族思いの優しい人。
実は息子が本気で好きになった女性がいれば、相手次第では婚約を認めるつもりでいた。
主人公が息子が本気で愛した人物かつ、厳しい地でも新しい試みを次々と始めている学園の才女であったと知り、すぐに婚約の許可を出し手配までした。息子に「逃がすなよ」と助言してまで。
若い頃はその地位と外見に寄ってくる女性が多く、学園に通っていた際には変な人物に付きまとわれたり急に屋敷にまで来られた経験があるので、大変疑り深い性格でもある。
◆ソフィア専属侍女:ウラリー(Eulalie【風評が良い】)
栗色の髪と瞳の持ち主。24歳、166㎝。
フェルナンが未来の妻にと望んでいるソフィアの専属に選ばれるほど、まじめで優秀な人物。
ソフィアが磨けば磨くほど光る人物だということと、その年齢ですでに功績をあげていることに素直に感心し尊敬しており、心から慕っている。
ソフィアを元気づけるために、時折侍女らしくない態度を取ることも辞さない。まじめだが臨機応変に対応できる人物でもある。
以上、人物紹介でした!
ちなみに別視点を書いている時に、予想以上に長くなってきたことを自覚して悪い癖が出たなぁと自分でも分かっていたのですが、途中で止めることもできず……。
本当にこんな、悪女も聖女もざまぁも死に戻りもない、ひたすら流行りからは遠ざかっていくだけのかすりもしない作品をたくさんの方が読んでくださったという事実に、ただただ感謝です。ありがとうございます。
最後になりますが、評価してくださった40名の方。ブクマ登録してくださった138名の方。感想を下さった方や、いいねボタンを押してくださった方。
そして、ここまで読んでくださった全ての方に――。
本当に本当に、ありがとうございました!!m(>_<*m))