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「コイツらは、【人】じゃない!」


「おいたん、だいじょぶ?」


「よっと… ああ、大丈夫だ」


あれから5日たち… 俺とアリスはアドルフに護衛して貰いながら、冒険者ギルドの資料室に通っている。


「速く【コイツ】に慣れないとな…」


アイナを仲間にしたあの日… 街に戻り衛兵にフレアの修行先の鍛冶屋を聞いたら、あの時にフレアが助けた人々に鍛冶士の家族がいたので挨拶へ…


「娘達を助けてくれてありがとよ。ところで… おっさん、その足… どうした?」


「実は… その事で相談が…」


あの時に足を喰われた話をしたら、直ぐに仮の義足甲冑作りが始まりあっと言う間に… 仮の足が付いた。


「しかし… 不思議な物だな」


「ふしぎ?」


「ああ、義足から触ってる感覚は在るが… 痛覚は感じないからな」


「つうかくぅ?」


「踏まれても痛くないって事さ… あくまで仮の足なんだから、旦那も酷使し過ぎて壊すなよ?」


「痛みが無い分、加減が難しからな… 気を付けるさ」


しかし… 接続部を取り付ける時の痛みは、もうごめんだな。


「きょうは、ハナのおねぃちゃんのともだちふえるかな?」


「どうだろうな? タンクが出来そうな低層に出るモンスターは… レアのアイツしかいないからな…」


仮とは言え新たな足を手に入れた俺だが… 当初の予定通りにアリスと留守番をする事にした。


アドルフが護衛してくれてるが… 宿で待つのもアレなので、感覚に慣れる為とハナちゃんの使い魔候補の情報を得るために冒険者ギルドで、ダンジョンの資料を調べる事にした。


「そろそろだな? 旦那、エル達がダンジョンから戻る時間だ」


「ああ、アリス行こうか」


「はぁい♪」


エル達女性陣は… ダンジョンの低層で、ハナちゃんの使い魔候補を探しながら簡単なクエストを受けて、Lvアップと資金集めをしていた。


「低層でタンク役になれそうな魔物… 【黒騎士】かい?」


「ああ、女性用の黒いフルメイル… 資料の年代から推察すると… たぶん、【リビングメイル】だと思うだが、低層での目撃者も多いからな。ハナちゃんのスキルが死霊系にも有効なら仲間にしたいな」


「そう上手く行くかねぇ… おっと、噂をすれば影だな」


「あ! ハナおねぃちゃんたちだ♪」


「おい… 上手く行ったみたいだぞ…」


「旦那… ハナの嬢ちゃんって、神に愛されてるのか?」


女性陣を迎えにダンジョンの入り口に行くと… ハナちゃん達が黒騎士を連れて出て来た。


「ダンジョンアタック3日目でか… 流石に予想外だな」


「凄い!? 旦那!」


「アリス! くっ!?」


「くろいきしさま?」


「違う… コイツは…」


街方から、ニ人の黒い姿の人が現れる!


「コイツらは、【人】じゃない!」


アリスを庇いながら距離を取る… 黒い人型のソイツは顔を背中に回した。


「おいおい… まさかの【機械兵】かよ…」


顔を見て解った。コイツらは… 【ロボット】だ!




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