「今から死ぬ貴方達が知る必要は無いです」
「機械って事は… やっぱりか!?」
ロボットの1体がこっちらに手の平を向けると、手の平の中から筒が出て来た。銃だ!
「アリス!」ドッバーン!
咄嗟にアリスを下げる!? 爆発音がしてロボットの腕が吹き飛んだ!
「な!?」
「暴発か?」
何だコイツら? 動きがおかしいぞ… 壊れてるのか?
「旦那! コイツは【勇者の遺産】だ!」
「勇者の遺産?」
「1000年前の勇者の一人は、戦闘が苦手で物作りが凄い人物だったらしい。その勇者の遺産に戦闘をする機械人形が在る。そいつがコイツらだ!」
「なるほど、古過ぎて故障状態な訳か」
「伝説の通りなら… 在った! 頭の魔石で動くらしいから、頭が弱点だ」
「タロウさん! ジャンヌお願い!」
『了解しました』
黒騎士が盾を構えて、機械人形の1体突進した!?
「… !?」
『遅い! そこだ!』
ぎこちない動きで機械人形が攻撃しようとしたが、黒騎士が盾で殴りとばした!
ガラッガシャン!
「スゲェ~な…」
「すげぇ~な♪」
「アリスは危ないから下がりなさい」
「はぁ~い」
黒騎士がぶっ飛ばした機械人形がもう1体に激突した。
「致命傷だな… 古い上に整備不良で衝撃に耐えられなかったんだ」
激突の衝撃で着ていたローブがズタズタに裂けた隙間から、銀色の甲冑が見える… 外装か?
「内部骨格みたいだな? 骨格部が劣化して衝撃で砕けたな… 外装は無事みたいだな… コレは【ミスリル】だ!」
「「「ミスリル!?」」」
ミスリルって… アレか? ファンタジー定番の魔法金属?
「コレを使えば、タロウ兄に高性能な義足を作れるぞ」
フレアが最近、俺を兄と呼ぶ様になった。
「それより、コイツら… 何処から来たんだ?」
「いきなり攻撃しようとしたしな…」
「今から死ぬ貴方達が知る必要は無いです」
「「「「「「「!?」」」」」」」
メイド…? 何時の間に!?
メイド服を着た少女が急に現れた!
「死になさい…」
「させるか!」
「甘いですね」ドッゴン!
「ぐっ! 何だ… このメイドヤバいぞ!」
「貴女は!?」
「あら… 貴女は逃げた魔物使いじゃないですか… それに死んだはずの無職が何故? 生きているのです?」
俺とハナちゃんを知ってる!? 城にいたメイドか?
「まあ、いいや… ガラクタでも人の手に渡す訳にはいかないのよ。教会がどうなろうと知らないけど… あの御方は守らないとならないのよ」
「させません! 【アースウォール】!」
「邪魔くさいですね… 貴女が先に死になさい」
「アイナ! ぐがぁぁ…!」
「旦那さま!」
あ… またかよ… この感じは… 今度は右足かよ…
「これで逃げられな… 姫様!?」
「【フレイムウォール】!」
「くっ… 逃がし「何やってる!!」チッ!」
あっ… 逃げた…
「逃げてくれたか… 俺も… もう限界…だ…」
「おいちゃん!」
アリス… おやすみ…
俺は… 気を失った…
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