「でだ。これから仲間を増やすが… 武器防具を作るのは、男が良い? 女が良い?」
「ダンジョンアタックだが… 装備を揃えよと思う」
「お金足りますか?」
「今回は報酬があるからな。いずれは自前でどうにかしたい」
「自前ですか… ダンジョンの宝とかですか?」
「う~ん… まぁ、それもあるが… 【ドワーフ】を仲間しようと思う」
「「「「「ドワーフ?」」」」」
「ああ、ドワーフの職人を仲間する。冒険者にもいたしな」
「そんな直ぐに見つかりますか?」
普通は大変だろうな… だが、盗賊との戦いで俺のLvが上がり、あの【スキル】もLvアップした。
「エル、アドルフ、ハナちゃんとローザの動きを確認して来るから、アニアとアリスを頼む」
「了解」
「ついでに日用品の買い出ししてるわ」
「頼んだ。ハナちゃん、ローザ、付いて来てくれ」
「は、はい」
俺は、ハナちゃんとローザを連れて、街の外の森に入る。
「森で見るんですか?」
「いや、俺の【ユニークスキル】を使う為に回りの警戒を頼む」
「ユニークスキル…?」
「ハナちゃんが知ってる通り、俺は1度死んだ」
「!? で、でも」
「死んだ時に【神】が生き返らしてくれたんだ。スキルをくれてね」
「神様がスキルを…」
「俺の持つスキルは… 俺を殺した騎士のスキルと荷物持ち(ポーター)の職業スキル… そして、ユニークスキルの【キャラクタークリエイト】だ」
「え、キャラクター…」
「ゲームみたいに仲間キャラクターを作り出すスキルだ。そのスキルで、ドワーフの職人を作り出す」
「仲間を!? 人物をですか!」
「声が大きい、実は… 作り出した人物にもう会ってるぞ」
「! まさか… アドルフさん達が!?」
「ああ… アドルフが最初だ。ちなみにエルの正体は… 君達が会った女神役の天使だぞ」
「エルさんが女神様で天使!? アニアちゃんとアリスちゃんも?」
「あの二人は違う。エルは神が俺に付けたサポーターだ。アニアとアリスは、この世界の孤児で狙われてる」
「何故、二人が?」
「特殊な魔法が使えるからだ。アニアは少し、アリスは使える可能性があるらしい」
「だから、仲間を増やすんですね?」
「ああ… 余裕があるなら気にかけてくれ」
「解りました」
「でだ。これから仲間を増やすが… 武器防具を作るのは、男が良い? 女が良い?」
「武器に… 防具…! 女性です! 女性で、お願いします!」
「わ、解った。女性にする」
アイテムボックスから馬車を出して、回りの警戒をハナちゃんとローザに頼み、馬車の中へ…
俺は… 仲間作り(キャラクタークリエイト)を始める。
「ドワーフか… 物語なら、ロリか髭モジャか… どっちかな?」
ユニークスキルのキャラクタークリエイトを発動。
種族の項目から【ドワーフ】を選び、性別を【女性】にすると…
誤字脱字報告と文章とストーリーの評価して貰えると、助かります。




