「ローザちゃんですね… あら? この狼(こ)、ウルフの特別種ですね」
「ここか? でかいな…」
俺達は、狼ちゃん?の使い魔登録の為に【職業ギルド】の前に居た。
職業ギルドは… いくつもの職業が入ってるので、建物もかなりでかい! 建物が街を囲む城壁とくっ付いて競り出てる。
「とりあえず、入るか」
「ちょっと待って、その狼は使い魔か? なら、あっちだ。城壁の方に魔物使いギルドが在る」
入り口の守衛が魔物使いギルド用の入り口を案内してくれたので、そちらに移動。
「でかいな…」
魔物使いギルド用の入り口はでかかった。
「うん? 魔物使いか?」
「ああ、使い魔の登録に来た」
「珍しいな… ここ数十年は、此処で登録するのは魔物使いギルドのギルマスしか居なかったからな… よっと! 入りなさい」
巨大な扉を守衛が開けてくれたので、俺達はギルドの中に…
「あら、珍しい! ギルマス以外の魔物使いさんだわ。ご用件は何でしょうか?」
扉の中は… かなり巨大な通路とその横に申し訳程度の受付カウンターが在った。
受付嬢が俺達に気付いて、用件を聞いて来た。
「この狼の使い魔登録をお願いします」
「では、この水晶で使い魔に触れて下さい。名付ける事が出来ますが、どうしますか?」
「え?… じゃ、じゃあ… 女の子みたいだから【ローザ】で、お願いします」
「ローザちゃんですね… あら? この狼、ウルフの特別種ですね」
「特別種?」
「はい、ローザちゃんみたいな【進化】の可能性が在る子の事を【特別種】と呼ぶのです」
「進化? 進化するの?」
「はい、ローザちゃんは、育て方次第で進化しますから大事に育てて下さいね」
「は、はい!」
「それでは、使い魔の証を選んで下さい。アクセサリーから焼き印、刺青も在りますが… 狼系ですから首輪がお薦めですね」
「赤い首輪をくらさい」
「赤ですね? ちょっと待って下さいね…」
「しかし… でかい通路だな…」
「お待たせしました。でかい通路でしょ? ギルマスの使い魔のサイズに合わせてなんですよ」
「「「「使い魔のサイズ?」」」」
パーティーメンバーの女性陣が驚く!
「うちのギルマスは、この街の最高戦力の一人ですからね。使い魔達も凄いんですよ」
受付のお姉さんが誇らしげにギルマスを誉めてる。
「凄いんですね… どんな使い魔か見てみたいです」
「時折、警戒と称して散歩するので、この街に入れば見れるかも知れませんね」
どうやら… 魔物使いギルドのギルドマスターと使い魔は、飛んでもないらしいな?
「こちらが使い魔の証の首輪です。こちらで良いですか?」
「ちなみに… おいくらですか?」
「登録料込みで… 初回ですので、銀貨1枚ですね」
「あう… お金ねが…」
「必要経費だ… 俺が出す」
「すいません…」
そう言えば… この世界で金を使うの初めてだな。
今までは、おやっさんに世話になって居たからな…
受付のお姉さんに銀貨を渡して、俺達は魔物使いギルドを出た。
次は… ダンジョンアタックの準備だな。
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