「パーティー名… どうする?」
「魔物使いは久しぶりだね。冒険者ギルドに何の用?」
「この子の冒険者登録と使い魔の登録は… 必要か?」
「うちでもできるけど… 使い魔の登録は魔物使いギルドの方が良いよ」
「魔物使いギルド? 職別のギルドが在るのか?」
「在るね… 先の戦争で特殊な職持ちが極端に減ったからね。特殊な職持ちの保護と後継者の育成をしてるよ。この街にも在るから行くと良い」
「ダンジョンに挑みたいんだが… 資格が必要か?」
「資格は必要無いが、申請と出入りの確認が必要だね。申請は此処でもできるけど、ダンジョンの入り口でもできるし、出入りの確認はその時に冒険者プレートを入り口の兵に見せると良い」
「解った。この子の冒険者登録とダンジョン入りの申請を頼む」
「解ったわ。コレにダンジョンアタックのパーティーメンバーとパーティー名を書いて、冒険者登録はこっちよ」
ギルマスの後に付いて行くと… フォーブンと同じ様な施設が在った。
冒険者ギルド共通なのか?
「ハナちゃんの登録の後で、パーティー名を決めよ」
「解りました。先に登録して来ますね」
ハナちゃんが一応職業確認の為に、水晶が在る部屋に入る。
「お待たせしました。魔物使いのハナで登録をお願いします」
「解ったよ。とりあえず、冒険者見習いの【ウッド】だね」
「ギルマスよ。こっちの嬢ちゃん二人はわしの護衛依頼を果して居る。後、フォーブンからの書状じゃ」
「確認するわ…… 成る程ね… その二人はハンセンの推薦通りにランクアップで【ブロンズ】にしましょう」
エルとアニアのランクアップも済んだ。次は… パーティー名か…
「パーティー名… どうする?」
「パーティー名ですか…」
「適当なので良いんじゃない?」
「そうだな。生き残る事が目標だしな」
「生き残る… 【サヴァイヴ】ですね」
「サヴァイヴか… パーティー名は、サヴァイヴで良いか?」
「良いんじゃない。有名になる気は無いし」
「だな。賛成」
パーティー名を【サヴァイヴ】にして、俺、アドルフ、エル、アニア、ハナでパーティー登録をした。
「次は… 使い魔登録か?」
「職業ギルドは、この先のでかい建物よ。魔物使いギルドも在るから、受付で依頼報酬を受け取ってから行くと良いわよ」
「ありがとう。そうするよ」
受付でおやっさんの護衛報酬を受け取って、職業ギルドに向かう。
「わしは、次の行商の準備が在るからな。先に戻る」
「解った。おやっさんありがとう」
「おう、気を付けてな」
おやっさんと別れた俺達は… 職業ギルドへ
「ところで、狼ちゃんは… オスなの? メスなの?」
「メスみたいですよ。種族は解りませんが…」
「解らない?」
「特殊な種族みたいで…」
「ギルドで登録すれば解るかもな」
とりあえず、目指すは… 魔物使いギルドだ。
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