第67話 日曜日の朝と、ふたりの時間
今回は日常会です!
とある日曜日。
俺は日課であるランニングが終わり、帰宅すると困惑した。
「おかえりなさい、翔くん!」
「ただいま、早すぎやしないか?」
「だって、翔くんは疲れて帰ってくるでしょうから、朝ご飯を準備しておこうと思いまして…」
「心遣い、どうも」
「……あと、早く…会いたかった、ですし……だめ、でしたか?」
葵が赤面しながら話す。
「ダメなわけないじゃないか!」
「それならよかった…」
ほっとしたように、葵が小さく息を吐いた。
しばらくして。
「翔くん、ご飯食べましょー!」
「おう、ありがとう」
本日の朝食
・炊き立てご飯
・お出汁がきいたお味噌汁
・鮭の塩焼き
・ほうれんそうのお浸し
・大根おろし
「今日はザ・日本の朝食って感じだな」
「ええ、最近は洋食が多かったですし」
「やっぱ、こういうのが一番落ち着くから帰ってくるんだよな~」
「そろそろ和食が食べたい頃かな、と思いまして」
さらっと言うが、やっぱり完全に見抜かれていた。
「ごちそうさまでした、めっちゃおいしかった~」
「お粗末様でした、それならよかったです」
「じゃあ、洗い物するからソファでくつろいでくれ」
「だめです、私がします」
「いいや、朝ご飯作ってもらって洗い物までさせるのはだめだ」
「私がします!」
「じゃあ、2人でしようか」
「私だけでいいのに……」
気づけば、2人で仲良く運んでいた。半分、どっちが多く運ぶか勝負みたいになっていたのは言うまでもない。
「じゃあ、食器を拭くのは任せた」
「洗わせてくださいよー」
「もし、させることで葵の手が荒れたらどうするんだ!」
「いつもケアしてるので、大丈夫ですよ?触って確かめてみます?」
「……後で堪能しようかな。まあ、とりあえず終わらせようか」
「はい!」
食器も洗い終わり、ようやく一息つく。
ふと、前に級友とした会話を思い出した。
『てか、2人って休みの日何してんの?』
『それぞれ、好きなことしてるかな~ 読書とか勉強とかゲームとか料理とか』
『2人らしいな~』
「どうかしましたか?ぼーっとしていらしたので」
「いいや、なんでもない」
「わかりました」
「聞いてこないんだな」
「恋人だからと言って何でも知ることが正義とは思いませんし、翔くんを信じてますから話したいと思ったら話してくださいね」
微笑みながら話す。なんて出来た彼女なのだろうか。
朝から抜群の破壊力を持つ葵は油断ならない。
お読みいただきありがとうございました!
次回投稿は5月31日(日)~6月6日(土)の間を予定しております。
もしかすると、作者が忙しくストックの閑話にするかもしれません。
本編の場合は、内容は現時点未定です。どうなるのかは作者すらまだわかりません。
どうぞ、よろしくお願いします!
引き続き推敲もしていきます。
内容については以下の通りです。
※推敲履歴
1/06
01〜07話 一部文章・文末の変更
1/10
08〜11話(閑話①を含む) 一部不自然箇所の表現の変更、セリフの加筆・修正 など
1/11
12話 注釈位置の変更
2/07
60話 タイトルの修正(61話との統一)
14〜15話 一部不自然個所の表現の変更、セリフの修正、改行位置の修正
17~21話 セリフの加筆・修正、一部不自然個所の表現の修正、改行位置の修正
2/10
22〜26話(閑話②を含む) セリフの加筆・修正、一部不自然箇所の修正 など
3/01
01~05話 誤字の修正および行間の最適化
*カクヨムでも本作を連載しております。そちらでは一部推敲前の内容が含まれております。読み比べると
表現の変化がわかるかもしれません。




