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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第2章 同じ日常、変わった立場

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第65話 広がる噂と、変わらない日常

投稿遅くなり、申し訳ございません。

 翌朝、教室に入った瞬間に違和感を覚えた。


「なあ、聞いたか?」


 いつもと同じはずの空気が、どこかざわついており、そんな声が聞こえた。

 視線が、妙にこちらに集まっている。それが自分に向いていると気づくのに時間はかからなかった。


 やがて、ホームルームが終わると、女子数人と時哉がこちらに来た。


「ねえ、田中さんと付き合ってるって本当?」


「なぁ、翔!嘘だよな!」


 みんなに囲まれ、逃げ場が無くなってしまった。どう答えるか悩んでいると、葵がこちらへ来た。


「もう、いいんじゃないですか?翔くん」


 そんな言い方したら隠す気がないじゃないか。


「……ああ、付き合ってるよ」


 そういった瞬間、周囲から「嘘だー!」や「羨ましい!」といった声が聞こえてくる。


 昼休みになると葵が話しかけてくる。


「一緒に、ご飯食べましょうね」


 珍しく葵が笑顔で、周囲がざわつく。


「ああ」


 前に食べた屋上で食べることになった。


「今日のお弁当です」


「ありがとう」


 今日はハンバーグにスパゲティ、お野菜たちなど、見ただけで美味しそうな品々が並んでいた。


 やがて、教室に戻る時間になった。


「私は、職員室に用があるので、先に戻っておいてください」


「わかった」


 1人で教室に戻る途中で、廊下で呼び止められた。振り返ってみると、男子数人が立っていた。


「おい、お前が田中さんと付き合ってるのか?」


「そうだが、何か?」


「そうか、別れろ」


「それは無理だな」


「お前には見合わない」


 時哉がこちらにウインクしている。……何か企んでる?

 しばらくすると、葵が走ってこちらに来た。


「大丈夫ですか?翔くん」


「ああ、ありがとう」


「田中さん、そいつと別れたほうがいいよ」


「いえ、余計なお世話です。そもそも、翔くんはあなた方のように複数人で1人を囲って、脅迫したりしないので」


 その男子たちは葵の言葉が相当堪えたらしい。走って逃げていった。


 男子がいなくなると、時哉が走ってきた。


「翔が襲われてるって田中さんに伝えたんだ、ナイスだろ?」


「ああ、ありがとう。さっきのウインクはそういうことか」


「ああ、そうだ」


 葵が突然、思い出したようにあっ!と声を上げた。


「先生にも報告して、周囲へも根回しして……どう償わせましょうか」


「田中さんを怒らせたら大変そうだな…」


「ああ、そうだな」


 葵を怒らせると、かなり怖いらしい。

 優しい人を怒らせると怖いという話は本当のようだ。


 お読みいただきありがとうございました!

 

 今回、1週間遅れての投稿ですので、来週には投稿予定です。

 

 次回投稿は4月19日(日)~4月25日(土)の間を予定しております。


 なお、次回は葵の配信回にするか、日常回になります。


 どうぞ、よろしくお願いします!


 引き続き推敲もしていきます。

 内容については以下の通りです。


 ※推敲履歴


  1/06

   01〜07話 一部文章・文末の変更

  1/10

   08〜11話(閑話①を含む) 一部不自然箇所の表現の変更、セリフの加筆・修正 など

  1/11

   12話   注釈位置の変更

  2/07

   60話   タイトルの修正(61話との統一)

   14〜15話 一部不自然個所の表現の変更、セリフの修正、改行位置の修正

   17~21話 セリフの加筆・修正、一部不自然個所の表現の修正、改行位置の修正

  2/10

   22〜26話(閑話②を含む) セリフの加筆・修正、一部不自然箇所の修正 など

  3/01

   01~05話 誤字の修正および行間の最適化


 *カクヨムでも本作を連載しております。そちらでは一部推敲前の内容が含まれております。読み比べると

  表現の変化がわかるかもしれません。


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