第19話 異空間のフルート少女
ロシアに着いたトムは、コサックダンスを踊っている連中に目がついた。
コサックダンスを踊っている連中は踊りながらこんな事を言っていた。
[イエヤス]と名乗る男に呪いをかけられ、こうしてずっと踊り続けている...
そう言いながらずっとコサックダンスを踊り続けていた。
トムは何が起こったのか分からず、ただただ茫然と立ち尽くしていた。
「一体どうすればいいんだ...」
しかし今はまずクレナを探すことが先決である。
トムは再び歩き続けた。すると、フルートを吹いている1人の少女に出会った。
その少女はトムの方を見ると、怯えたような表情をし、
その後リコーダーをトムの方に差し出しこう言った。
[このリコーダーで貴様も八つ裂きにしてやるわァァァーー!]
その瞬間、少女の持っていたリコーダーが変形してどでかい鎌に変わり、
トムに襲いかかる。
[ぎ ゃー、ひとごろしー]
トムは飛び上がって襲いかかる鎌を避けながら、逃げ続けた
どこまでも、どこまでも、そう俺たちの冒険はここからだ!
〜完〜
という訳には行かずとうとう巨大な鎌に追い詰められたトムは
阿鼻叫喚の表情を浮かべ
[許してください、お代官様ーー]
そう言って鎌を身振り手振り構わず避けようとする。
[け、け、け、この鎌は実は自動照準システムを備えているのよ。
よって私はわざと当てないようにしているの。]
お前は一体何者だ!
トムは変化した少女にそう聞いた。
するとその少女はこう言った。
[私はインビジバー、異能の者。
あなたの存在をこの1940年代のロシアの異空間で抹消するために来た。]
そう言いつつ呆気に取られたトムに巨大な鎌が降りかかる....
つづく。




