王子様のお部屋にお招きいただけました
こんにちは。本日もよろしくお願いいたします。
王子様のお部屋は、落ち着きのあるお部屋。ソファは、やっぱりとてもふかふかで、眠っちゃいそう。昨夜はあんまり眠れなかったから。
イシュがわたしの隣に座る。
紺色のソファでうとうとしていると、バタバタ羽がほっぺに当たる。ゼロが起こそうとしてくる。絶対にわざと。
「……ゼロ、エレが寝れいれば、好き放題できるわよ。一緒にずっといる事もできるわ」
イシュ? 好き放題って何をさせる気でいるの? そのお嬢様笑顔が恐怖笑顔に変わる。
ゼロがバタバタ辞めた。わたしのお膝に座る。お行儀よく。王子様は、あいも変わらず笑っている。お姫様もきた。なぜかわたしの隣に座る。巨乳美女と巨乳美女に挟まれている。
「エレシェフィール、改めて婚約の話していいかな? 」
「……」
「私がちゃんと聞いとくので、ご安心を」
頼りになるイシュピア。略してらぶイシュ。眠くても、イシュが全部代わりに聞いてくれる。寝たとしても、後で教えてくれる。だから、起きていられなくなったら、遠慮なく寝ていいのかも。お貴族様がそんな気軽に人前で寝るのはダメ?
そんな言葉は忘れたの。
「本来、星の姫の生まれ変わりは婚約できない。すれば、両国に危機が及ぶ可能性がある。それは間違いないかな? 」
「間違いないわ」
「でも、それには例外がある。星の姫がお認めになられた者はそれに当たる。ここも大丈夫そうかな? 」
あるにはある。でも、その人は出会った時に印が出るとか証明が出るとか。伝説があやふやすぎて。何か出るという事くらいしかわからない。
何か……何か……うん。気のせい。なんか思い当たるものがありそうな気がしなくもなかったけど、眠いから気にしないでおこうと思うの。
「それって光って事ない? 」
「光? 何というのは明確に書かれてはいないので、確証はないわ。でも、光なんて今まで出た事ないから、可能性としてはありそうね」
光……あっ、初めて会った時そんな事あった気がする。光がぴかぁって。もしかしたら、それが証明なのかもしれない。ってお話ね。理解理解。眠い頭でもちゃんと理解しておりますの。
なら、この婚約は何も気掛かりなところないのかな。両国にとって利益しかないのかもしれない。
わたしも一応王族。だから、結婚も務め。それが叶う相手がいるなら、シェフィが決めた人でいい。継承権を持たない者同士で結婚しても、この場合得と思うのかな。シェフィはどう判断するんだろう。
そんな事を考えていると、眠気が倍々。もうね、何も考えない方が眠くならないんじゃないのかな。そう思うくらい眠い。
「……すゃ……」
ぷに……ぷに……ふわ……ぷに……
真っ白いふかふか。真っ白いふかふかは、何かを伝えているみたい。何を伝えているの? 教えて?
星の姫の眷属は、いっぱいいるの。今すぐ決める必要ないの。すきに選べばいいの……
ふか……ぷに……ふわ……
「……」
「おはよ。起きたんだね」
お話している時に寝ちゃった。みんなまだいる。星の姫から、今すぐ婚約決めないでいいって言われた気がする。でも、この国に来たいって思ったのも何かの縁なの。偶然が繋いでくれた縁を選ぶのもいいよね。自分で決めたんだから。
——第一部完——
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。第二部は書こうかなぁと思たら書きます。
もし書くのでしたら、登場人物のシェフィはまさかの名前だけでしたので、シェフィ出てきて欲しいなぁと思います。
皆様に少しでも笑顔をお届けできていましたら幸いです。




