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30・消え行く魔物。
「そ、ン、な、馬鹿、な。蜥蜴の封印が解けるなんて……」
グイは、壷が割れていることに気がついた。
先ほどプテリが割った壷、あれが封印の壷だったらしい。
「こんなに簡単に封印の壷が割られるなん、て……」
すでに影が薄くなりつつある魔物は、前脚を床に打ちつける。
「くそおぉぉぉ……」
灰の山が、風に吹かれて崩れていくように魔物の姿は消えていった。
そう、生命の火が消えた魔物は何も残さず消えてしまうのだ。
「そ、ン、な、馬鹿、な。蜥蜴の封印が解けるなんて……」
グイは、壷が割れていることに気がついた。
先ほどプテリが割った壷、あれが封印の壷だったらしい。
「こんなに簡単に封印の壷が割られるなん、て……」
すでに影が薄くなりつつある魔物は、前脚を床に打ちつける。
「くそおぉぉぉ……」
灰の山が、風に吹かれて崩れていくように魔物の姿は消えていった。
そう、生命の火が消えた魔物は何も残さず消えてしまうのだ。
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