6 今回の人達は
青い惑星に生まれた生命たち
多種多様の生命が生まれるなか神さまは待ちます
人が生まれるその時を
6話 はじまります
以前の生命が絶滅し再度神さまが環境を整え新たに最初の生命が誕生してから数十億年
青い惑星の自然環境は落ち着き生命も安定して繁殖を重ね種類も数も増えてきました
「そろそろ誕生する頃でしょうか。」
神さまは楽しみに待っています
そう
以前は同じ種族同士の戦いで勝つために急速に高度な技術を発展させ、そして自らの力で早々と滅んでしまった人間の誕生を
そして、その時はやってきました
人族の誕生です
さて、何故人族か……というと
これも魔力の影響でしょう
以前の世界では人族は人間のみだったのですが、魔力による環境の変化によっていくつかの種族が生まれました
魔力の影響が弱い平原では人間が生まれました
人間は才能による個人差はありますが、魔力はあまり多くなく身体能力もそれほど高くありません
しかし、魔獣の脅威が比較的少ない場所で生まれた種族のため、生後の生存率が高く人数も多い事もあって皆で協力しあい助け合って生活していく姿が見受けられます
でも少ないとはいえ魔力のある世界
多くの人は小さな火を起こしたり、コップ1杯程度の水を出したり、小さな光を灯したりと簡単な魔法が使えます
結果、普段の生活も魔法で済んでしまう事が多くあり人々の生活に不自由はなく、高度な科学や技術は生まれにくい世界になりました
また、同じ人間でも森に近い場所で生まれ育った者たちには森の魔獣の脅威が常に身近にあります
しかし自身も森の魔力の影響も受けているためか、平原の人間よりも高い魔力と身体能力が身についているため森の外の魔獣になら負けません
これらの人間とは別に、より魔力の影響を受け環境に適合し生まれた人族がいます
森の奥には、魔獣と戦うために魔力の影響で一部肉体が魔獣化し優れた身体能力を得た獣人と呼ばれる人族がいます
また、魔力を身体能力よりも攻撃魔法を行使することで魔獣に立ち向かう力を得たエルフと呼ばれる人族もいます
これ以外にも生活する環境に合わせ、魔力を肉体の強化や魔法行使に利用している人族はいるようです
魔力の無かった前の世界に比べ、多種多様の生命が生まれた新しい青い惑星
今もこれからも、どのような種族が生まれ育つのか、いや、今まさに誕生しているのか神さまにもわかりません
神さまは青い惑星にいないのですから
神さまは青い惑星のこれからが楽しみで、何か気持ちがウズウズしてきました




