4 神さまは願う
2度の滅亡を経験した神さま
3度目は方針を変えるようです
今度は神さまの望む世界になるでしょうか
4話 はじまります
「2回とも思っていたよりも早く滅亡しちゃったな。」
あまりの急速な文明の発達と滅亡に、神さまは考えました
「青い惑星はとても綺麗で気に入っていたからね。今度は惑星に魔力を注いでみよう。」
荒廃し生命の絶えた惑星を前に、神さまは再び強力な自然現象を発生させました
大地を作り、山を作り、雨を降らせ、大気を満たし……
そして今回は魔力を吹き込んで
再度成長をしっかりと見届けることにしました
魔力は水に溶け込み、大地に染み込み、大気に広がりました
最初に芽生えた小さな芽は、大地の栄養と水分、そしてそれらに含まれる魔力を吸って成長しました
始まりの木です
神さまはその木を嬉しそうに眺めて呟きました
「生まれたばかりの君を『祝福』するよ。より豊かな生命が生まれますように。そして長く平穏な時間が過ごせるよう願いを込めて。」
すると始まりの木を中心に森と草原ができ、新たに水と緑と魔力に満ちた青い惑星が完成しました
「今度は緩やかに長く成長していく惑星になるといいな。」
そんな期待を持って神さまは青い惑星を見守ります
神さまは、すでに誕生してから数十億年を過ごしています
とてもスローペースな存在なのです
急速に発展し急速に滅んでしまう文明に、とてもついていけません
のんびりと、じっくりと、青い惑星を観察したいのです
さて、今回は神さまの願いは届くのでしょうか
ところで神さまは誰に願うのでしょうかね




