学校2
「相原!お前人の話しきいてんのかぁ?」
「ヘーイ」
たくっ。和真の奴…
実は、駐車場にバイクを止める時に和真が後ろから押したせいで、と中じーの車に突っ込んだのだ。
「がはぁ!中じー、テメェ。ふざけんな!横暴だそ!」
「ふざけんな‥だと?
それが教師にたいしての態度か」
和真〜!後で、締めたる
「お前はとっとと教室いって反省文を書いてろ」
「あいよ」
そう言うと架衣は、教室に向かった。
架衣は、教室の外を見下ろした。
「相原君?反省文を書いてるんじゃ…なかったっけ?中島先生に言われたはずだけど…」
真美島…か。
[ドクン]
アミ…あみ…亜美!
「相原君?」
きゃぁ
「真美島」
架衣は、アゲハの顔を下から覗き込んだ。
「ちょっ、相原君!」親父…おふくろ…
「相原君、目が虚ろよ」
「真美島アゲハ…か 真美島って言えば、5年前に、殺された真美島刑事の娘だろ。」何で、そんな事相原君が知って。
「何でだと?当たり前だろ。俺が、お前の親父を殺したからだ。」何で私の考えていることが分かるの。
「相原君の馬鹿!最低よ…」
相原君て、こんな人だったなんて。
「真美島?」
架衣のいつもの声のトーンにアゲハは顔を上げた。
「うわぁ!何でこんな体制に!?」
架衣は、あたふたと自分の席に戻ってアゲハと距離をおいた。
え?嘘…さっきと全然違う。別人みたい。
「相原君、さっきのこと本当なの?」
さっきのこと?
何のことだ?
「訳わかんねぇよ。何いってんだ?」
「お前の親父を殺したのは、俺の親父だって言ったじゃない!」「事実には変わりないけど、俺お前にそんな事話した事なんてねーぞ」
架衣は、不愉快そうな顔をした。
「嘘よ。相原君さっきのこと覚えてないの?」
「そーいや、ついさっきのこと覚えてねーな‥?何で?」