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NBAマニアによるNBA 底なし沼講座~知識編~  作者: 十六夜亰也
用語解説&知識入門編
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ポジション用語解説


ポジションに関する用語


【ストレッチ4】PF(パワーフォワード)


古典的なリバウンドとディフェンスが得意なパワータイプのPFではなく、3ポイントシュートの打てるオフェンス能力の高いプレイヤーを『ストレッチ4』という。

4をPFのポジションを表すということからきている。


ストレッチ4の特徴としては身体能力や運動神経なとアスレチックタイプの特徴はあまりなく、シュート力を活かしたオフェンスにあります。

3ポイントを打てるなどシュートレンジが広いため、相手ディフェンダーをゴール付近から引き離すことができるため、スペースが生まれます。

つまり相手ディフェンスを広げて穴ができるため、ドライブでのアタックやゴール下が手薄になったりします。


元々ヨーロッパ選手の特徴的なスタイルでしたが、ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリクス)の活躍で、3ポイント多投時代の

現代NBAではPFの人気なスタイルになってきています。

代表的な選手はノビツキー、ケビン・ラブ(キャブス)、マーカス・モリス(クリッパーズ)、アーサン・イリャソワ(バックス)など。


【リムプロテクター】C(センター)


ゴール下の守護神、番人でディフェンスのスペシャリストのこと。スラムダンクなら赤木キャプテンですね。


リバウンドやブロックでリーグ有数プレイヤーで最優秀守備選手賞にノミネートできるならリーグ屈指のリムプロテクターてしょう。

主にセンターに多い、PFにもリムプロテクターはいます。


代表的な選手はルディ・ゴベア(ジャズ)、マイルズ・ターナー(ペイサーズ)、ハッサン・ホワイトサイド(ブレイザーズ)など


ここ2年ほどで出てきたのが【ストレッチ5】というポジション用語です。

これはストレッチ4のセンター版です。

センターにも3ポイントが求められる時代になってきているのです。

代表的な選手はブルック・ロペス(バックス)、サージ・イバカ(ラプターズ)


【3&D】SG SF


3ポイントシュートとディフェンスを得意とする近年の主流(3ポイントの増加)でチームに1人はいる場合が多いですね。

3ポイントシュートを自分でクリエイトするタイプより、スポットシューターが多く、職人タイプが多い印象ですね。

若い頃は身体能力を活かしたプレーをしていた選手がベテランになって3&Dにプレイスタイルを変える場合が多いですね。

代表格はビンス・カーターになりますね。


クレイ・トンプソン(ウォリアーズ)が3&Dでリーグを代表する選手です。



【ポイントフォワード】


フォワードポジションでありながらドリブル能力、パス能力に優れており、視野も広いため司令塔の適性がある選手のことをいう。ゲームでは実質的に司令塔を務める場合がある。

また司令塔としては高身長なためミスマッチが起こりやすく、オフェンスで優位にたてる利点がある。


代表的な選手はレブロン、ベン・シモンズなどがいて、シモンズなどは公的にPGと記載されています。

アービン・マジック・ジョンソンと同じ身長(公表208㎝)の司令塔です。



【シックスマン】


先発(スタメン)5人の次、6人目の選手という意味合いで、先発に変わらない実力を持ち、短時間の出場で効果的な働きをする選手を指します。

バスケットボールという運動量の多い競技では重要なポジションで、先発より出場時間が多い選手もいたりします。

最優秀シックスマン賞などもあって、シックスマンはNBAではかなり重要視されています。

通常なら先発には実力が足りない若手が先発定着を目指すポジションという意味合いにとられることもありますが、シックスマン職人もいます。


代表的なシックスマン職人として、ルー・ウィリアムズ、ジャマール・クロフオードなどがおり、彼らは優秀なシックスマンとしてチームを渡り歩いています。


スラムダンクで言うならメガネ君(副部長)



【各ポジションのタイプ分け一覧】


◎PG

『パサー』 

パスで試合を組み立てることを優先する正統派司令塔タイプでアシストを量産します。

ジョン・ストックトン、リッキー・ルビオ、クリス・ポール、ロンゾ・ボールはこのタイプ。


『スコアラー』

チームのエースになる場合が多く、シューターよりもドリブラーである場合が多い。

アシストよりも得点を狙うタイプで司令塔なのでチームで最もボールを持つ。

アレン・アイバーソン、ダミアン・リラード、トレイ・ヤング、ジャマール・マレーはドリブラータイプで、ステフィン・カリーはシュータータイプと分けることができます。


『万能型』

司令塔でありながらオールラウンダーな選手でトリプルダブルをよくマークする選手がこのタイプです。

ラッセル・ウエストブルック、ジェイソン・キッド、ベン・シモンズ、ルカ・ドンチッチはこのタイプ。


◎SG

『3&D』

3ポイントとディフェンスの得意な選手。

クレイ・トンプソン、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、ウェスリー・マシューズがこのタイプ。


『シューター』

3ポイントシューターでスポットシューターなどの職人タイプが多い。

※スポットシューターは空いたスペースでパスを待つタイプのシューター。

カイル・コーバーなどがこのタイプ。

アスレティック系シューターにティム・ハーダウェイJr.がいる。


『万能型』

オールラウンダーのことだが、得点、リバウンド、アシスト、ディフェンスなどマルチに活躍できる。

ドリュー・ホリデー、ビクター・オラディポはこのタイプ。


『スコアラー』

チームのエースである場合が多い。

マイケル・ジョーダン、ジェームズ・ハーデン、ルー・ウィリアムズ、ドゥエイン・ウェイドはこのタイプ。


『コンボガード』

PG、SGの両ポジションでプレーできる選手のこと。

ジェームズ・ハーデン、ドリュー・ホリデーはこのタイプ。


『守備型』

ディフェンスが武器のスペシャリストでエースストッパーのことです。

パトリック・ベバリー、マーカス・スマートはこのタイプ。


◎SF

『オールラウンダー』『万能型』

オールラウンダーで1番バランスが良いのがSFですね。

スコッティ・ピッペン、レブロン・ジェームス、ポール・ジョージ、ジミー・バトラー、クリス・ミドルトン、ジェイソン・テイタムなどがこのタイプ。


『スコアラー』

チームの得点源である場合が多い。

ブランドン・イングラム、ジェレミー・グランド、デマー・デローサン、アンドリュー・ウィギンズはこのタイプ。


『3&D』

3ポイントとディフェンスのスペシャリスト。

ジェイ・クラウダー、グレン・ロビンソンⅢ世などかいる。


◎PF

『万能型』

最近のビッグマンに多いタイプでオールラウンダー。

3ポイントまで習得する選手もいてゴール下で勝負するより広いプレーエリアをもつ。

ケビン・ガーネット、ヤニス・アデトクンボ、アンソニー・デイビス、ダリオ・シャリッチ、ポール・ミルサップ、ドレイモント・グリーンなどかこのタイプ。


『シューター』

ビッグマンでありながらシューターのこのタイプのアメリカ人は少なく、まだまだ欧州出身選手の独壇場です。

ストレッチ4とはちょっと違います。

ダーク・ノビツキー、ダニーロ・ガリナリ、ダービス・ベルターンスなどがこのタイプ。


『守備型』『リバウンダー』

現代NBAでは守備型PFは確実に減少してきています。

モントレズ・ハレル、デニス・ロッドマンがこのタイプ。


『スコアラー』

PFのスコアラーも減少傾向にあるが、オールラウンダー寄りのスコアラーが多くなっている。

カール・マローン、ティム・ダンカン、ケビン・デュラント、ヤニス・アデトクンボ、トバイアス・ハリス、バム・アデバヨ、クリスタル・ポルジンギスはこのタイプ。


◎C

『守備型』『リムプロテクター』

センターの本来の姿でゴール下の番人、守護神とも形容される。

ドワイト・ハワード、ルディ・ゴベア、ハッサン・ホワイトサイド、ウィリー・コーリー・スタイン、デアンドレ・ジョーダン、ロビン・ロペス、ディケンベ・ムトンボ、アロンゾ・モーニングがこのタイプ。


『リバウンダー』

守備型よりもオフェンスリバウンドが多いタイプでオフェンスにも積極的に参加する。

スクリーナーになる場合も多い。

アンドレ・ドラモンド、デリック・フェイバース、トリスタン・トンプソン、ウィルト・チェンバレンがこのタイプ。


『スコアラー』

現代では絶滅危惧種になっているタイプで、アメリカ人センターが減っているからでもある。

シャキール・オニール、アキーム・オラジュワン、デビット・ロビンソン、カール・アンソニー・タウンズ、ジョエル・エンビート、エネス・カンターはこのタイプ。


『万能型』

いま最も最先端のタイプで人気でもある。

欧州出身に多いタイプですが、センターでありながらアシスト能力も持ち合わせており、オフェンスパターンも多いタイプでアメリカ人は皆無となっている。

ニコラ・ヨキッチ、マルク・ガソル、ヨヌス・ヌルキッチ、サージ・イバカはこのタイプ。


『ストレッチ5』

ついにセンターが3ポイントを積極的に打つ時代になりました。

ここ2年ほどの間に確立された用語。

ブルック・ロペス、アーロン・ベインズ、マイヤーズ・レナード、ケリー・オリニクはこのタイプ。


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