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エピローグ

これにて完結~~~~!^^

お読み頂いたみなさま、本当にありがとうございました☆


「あっ、友哉、そのダンボール、あたしのだから」

「えっ、これ、ぼくが持ってきたダンボールじゃないんですか?」

「違う、違う。ここからこっちがあたしのだから」

「す、すみません」


「久遠、このダンボールの量はなんだ。星杜の寮に、どれだけ私物を持ち込んでたんだよ?」

「あーーーっ、桐生くんのその発言、麻莉子ぉ、心外ぃぃ~。これでも、だいぶん実家に送り返したんだよぅ~」

「久遠には、他人の迷惑という言葉はないのか?」

「桐生くんに言われたくないよぅ」


「おまえたち、口は動かさんでいいから、さっさとダンボールを自分達の部屋に運んでくれよ」

 その言葉に、4人で顔を見合わせる。

「急ぐぞ」

「はいはい」

「急ぎましょう」

「麻莉子、もうね疲れちゃったよぅ~」


 すったもんだあった星杜学園での楽しかった1年間も無事に終了し、私たち4人は、この4月から2年に進級する。

 これまでお世話になっていた学園直結の寮は、1年生のみの特権?だった為、桐生からの提案を受けた私たち4人は、なんとびっくり古くて広い一軒家でルームシェアをすることとなった。

 そして今、ルームシェアをする家への引っ越しの真っ最中なのである。


 と、簡単に説明はしたんだけれど、ここまでくるのが、これまた大変だった。

 桐生や私は、実家が遠くて自宅から通うことは出来ないために、最初からどこかに部屋を借りる必要があったけれども、友哉や麻莉子は自宅から通える範囲にあるにも関わらず。

「なんで、桐生くんと小春さんが同棲することになるんですか!?」

「違うよ、友哉。同棲じゃなくって同居だよ、同居! もっとちゃんと言うと、ルームシェアだから」

「えーーーーっ、ずるぅーい! 麻莉子だって小春ちゃんと一緒に同棲したい~」

「久遠……おまえ、女同士で同棲するって、いったいどういう感覚なんだ?」

「だからね、麻莉子。何度も説明したんだけど、桐生と2人なんじゃなくて、他にも生徒はいるんだってば」

「桐生くん、抜け駆けはダメですよ。男と女が2人で一つ屋根の下なんて……不潔です!」

「紫月なぁ、小春と俺がどうにかなるとでも思うのか?」

「思ってなんていませんけれど、世の中何が起きるかわかりませんからね。最初から予防線を張っておくことはとても大事な事なんです」

「麻莉子もぉ~、麻莉子も一緒に住みたぁい~~~~~」


 何日間かに渡って同じような会話を何度も何度も繰り返し、私たち4人がたどりついた結論は、『4人揃ってルームシェアをする』ということだった。


「小春さん、ダンボールを部屋に入れて、少し落ち着いたら、みんなで引っ越し祝いをしましょうね」

「うん、友哉、そうだね」

「あーーーっ、麻莉子もぉ、急がなくっちゃ~」

「他にも生徒がいるんだし、おまえたち我が物顔で過ごしたりしてくれるなよ。紹介した俺の肩身が狭くなるからな」

「なに言ってるんだか。一番我が物顔してるのは桐生でしょーよ。いつでもどこでも我が物顔なんだから」

「小春ちゃぁん、言えてるぅ~」

「小春さん、ナイスです!」

「……おまえらなぁ」

 引っ越してきた古い一軒家に、4人の笑い声が響いた。


 まさかこの4人でルームシェアをすることになるなんて夢にも思っていなかったけれど、そのおかげで新しい1年も楽しく過ごせそうな気がする今日この頃。

 思い返せば、本当にいろいろな事があった1年間だった。

 楽しいことも、辛い事も、そして驚かされる事が一番多かったような気もするけれど、何より大切な友達ができた事は一番の宝だろう。ここでできた友達は、これからの生涯に続く友達になるに違いない。

 

 もうすぐ4月。薄紅色の桜の花が咲くのも近い。今年の4月は、桜の花びらが散る中を、星杜学園へ登校する事になりそうだ。


「小春、なにぼーっとしてるんだ。身体動かせよ」

「小春さん、あとでぼく、お手伝いしますから大丈夫ですよ」

「小春ちゃぁん、このダンボール重くて、麻莉子、運べないよぅ」

「はいはいはい、わかった、わかった!」


 星杜学園、4月から2学年の波原小春。身長170㎝、体重は……とりあえず、ヒミツ(まぁ、いまさらか)。

 

 きっと新しい1年も、この仲間たちとの素晴らしい毎日が待っている!!

                                             (完)


星杜シリーズの第二弾ということでUPし始めた、このチョコレート事件も今回でオシマイです。

一つの物語を書き終わるという充足感と、ちょっとした寂寥感。

それでも、小春たちを書き続けたいので、新たな展開を考える作業の楽しさをこれからじっくりと味わおうと思います^^。

次作品の長編をUPする前に、ちょっと違ったテイストで、各人目線での日常を書いた短編を、いくつかUPしようかと考えています。

読んで下さる方がいることの喜びを感じつつ。

ありがとうございました。



星杜学園シリーズ 

第一弾

『星杜学園1年 波原小春 168㎝ 60㎏ 特技:大食い』 

 小説のURL : http://ncode.syosetu.com/n6060bj/


第一弾番外編

『星杜学園を救う者、その名は波原小春! ~クローン人間は誰だ!?~』

 小説のURL : http://ncode.syosetu.com/n5366bl/


第二弾

『星杜学園1年 波原小春 170㎝ 64㎏ チョコレート事件勃発!?』

 小説のURL : http://ncode.syosetu.com/n5372bl/

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