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少女と呪石とほどほど人外  作者: 宮居/四葩
第3章
47/80

046 一息小話

担当:四葩

「……そういうことだったのね」

朝起きたらエルが居なくなっていた。

隣の部屋に訊ねにいったら案の定勝手に別行動

……エルよお前もか。否、エルの場合は秘密主義のコイツらと違って経緯が明白だからいいわ

クーロンのそしてフヨンの過去も聴いたし呪石はエルが薬草見つけてくれれば万事解決ね

「あ〜朝からなかなかヘビーな話聴いたわ……ところでご飯食べたの」

シナに窺えばあっさり食べてないとの事

ルイは熟睡中だし、なんか作ろうかしら


あたしが借りている方の部屋に戻ってキッチンへ向かう。

長い狐色のバケットから必要な分を切り分ける。少し考えて四つ分。

フライパンにベーコンを十字状に置き卵を落として蓋。火加減は弱火でじっくりとね

間にサラダを盛り付けてれば半熟目玉焼きのベーコンエッグが完成した。

ベーコンエッグはバケットの上へ移動させワンプレートの朝食だ


「シナ〜入るわよ、てか開けて」

両手とも皿で手が埋まってたからシナに開けてもらう。

「作ってくれたの?ありがとう助かるわ」

意外と嬉しそうに皿を受け取るシナに驚いた。お腹空いてたのかしら

「シナ、さっき言っていた通り今日は図書館にでも行ってくるわ。ジウアロ国の歴史を調べようかと思ってるけど何か読みたい物とかある?」

「暇潰しになるような読み物がいいな……今日は一日部屋から出ないし」

熟睡のルイから離れないつもりなのかも

まぁ、こんな無防備なルイ初めて見るし


再び借りた部屋へと戻ってきた。

あの部屋はもう二人だけの空間だ。居づらい。

食後にミルクティーを淹れたけどあんまり美味しくない。シナやフヨンが上手過ぎるよのねぇ…舌が肥えたきがする


「おはようございます。アンジェさん、フヨンです」

コンコンと控えめなノックにドアを開けると綺麗なお辞儀をしたフヨンがいた。



「本の種類は自国の歴史の物と読み物ですね」

メモにサラサラと書き込みそれを丸める

「それどうするの」

訊けばハッと気づいたような顔をして説明しだした。

「この国は図書館への出入りは基本ありません。メモを鳩に括り付けて依頼するんですよ」

「伝書鳩ねなるほど……図書館自体はどこにあるの」

「王宮です。すべての本が集まっているのでそれなりに警備が厳重な場にあります」

国民の棲み分けがしっかりしているな

「学校とかは?各域にあるの」

「学びは各域ではなく、五歳から十歳までの六年間で王宮にある学堂に通います」

「あんだけ棲み分けしてるのに子供はOKなの」

「十歳までは仕事が出来ませんし一箇所に集めて置いたほうが都合が良いのではないでしょうか……お陰様で我が国は識字率100%です」

「流石合理的ね……でもうーん……他の域との交流があれば自分の域以外に向いてる職業とかやりたい職業とかある子が出るんじゃないかしら」

「……たとえあったとしても実行に移す子はほとんどいないと思いますよ。異端は廃棄されるものですから」


微笑みながらはっきりとそう告げるフヨンが恐い



無人のゴンドラから本が届いた。それを機にフヨンを帰した。

読み物はシナへ渡し、歴史関連の本をパラパラと捲る。

戦争や内戦が驚くほどない。記す上で隠されているのかも……禁書になら書いてるかもしれない

王族は国が出来た当初から脈々と受け継がれてきた血筋のようだ……ちょっと会ってみたいかも



うーん特に収穫なし、どうしようかしら

というか王宮に行きたい。どうにかして潜り込めないかしらねぇ

エルは大丈夫かな……呪石はあの子にかかってるわけだし

まぁいざとなればヤオをこの国から連れ出せばいいや

……極力したくないけど、あの人苦手だし


「シナ〜読み終わったのでいいから本貸して」

読み物の方が暇潰しにちょうどいいしね

next→4月13日 20時

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